今回は「テリファー」を鑑賞しました。
クラウンの姿をした殺人鬼「アート・ザ・クラウン」がハロウィンの夜に人を殺しまくるホラー映画。
「アート・ザ・クラウン」の魅力が全開でかなり面白い作品です。
個人的な評価は/10点です。
この記事の中にはネタバレを結末まで書いたストーリー紹介があるので、本作を未見の方は感想まで飛ばすことをおすすめします。
作品情報
監督:ダミアン・レオーネ
出演:ジェナ・カネル、サマンサ・スカフィディ、デヴィッド・ハワード・ソーントン、キャサリン・コーコラン、マット・マカリスター、ケイティー・マグワイア
原題:Terrifier
製作年:アメリカ
製作国:2018年
リリース:2019-10-18
上映時間:85分
ストーリー紹介
感想
「アート・ザ・クラウン」が襲い掛かる人を次々と殺していく「だけ」のシンプルな内容ですが、過激な描写や彼のキャラの良さのおかげでなかなか楽しめる作品に仕上がっていました
・「アート・ザ・クラウン」のキャラがいい!
ジャケットに大きくのっている「アート・ザ・クラウン」のキャラがとにかく強烈で最高です。いわゆる大道芸のクラウンの姿をしていますが、メイクや角ばった頬骨、そして大柄な体格が相まって非常に不気味な存在感を放っていました。
「アート・ザ・クラウン」を演じたデヴィッド・ハワード・ソーントン氏。素顔は普通にイケメンという感じですね。
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そんな彼が街中で主人公たちをじっと見る姿、あるいはピザ屋で席に着く姿が「日常の中に現れた異物」としてかなりシュールで怖いと同時に可笑しさも感じる、絶妙なキャラ造形になっていました。
ドーンとタラに向けて猛アピールする「アート・ザ・クラウン」がコチラ
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「アート・ザ・クラウン」は目を付けた相手に対して大げさにほほえむ表情が印象的で、ひょうきんなキャラかと思ったら時折冷めた表情も見せます。何を考えているかわからずつかみどころのないキャラに余計に怖さを感じてしまいます。つかみどころがないといえば、赤ちゃんの人形を我が子と言い張る女性と「アート・ザ・クラウン」との交流シーン。あぁここで彼のひととなりが掘り下げられるのか・・・と思わせておいて、そんなわけねえだろ!という梯子外しが最高です。僕はここで完全に彼の魅力に取りつかれてしまいました。あと、意外性という意味では普通に銃を使うキャラ付けもよかったですね。大体こういうキャラが使うのって刃物系ですから。
殺人シーンは「アート・ザ・クラウン」の一方的な殺戮というわけではなく、襲われた人々が反撃する場面が結構あって、「アート・ザ・クラウン」のタフさ、ひるまなさもの一つの魅力になっています。
・ゴア描写も見逃せない!
ここまで「アート・ザ・クラウン」自体の魅力を語ってきましたが、ゴア描写も見逃せない要素の一つ。ジャケットのキャッチコピーにもある登場人物を生きたまま「ギコギコ」するシーンはマジですごい。かなり衝撃的です。「アート・ザ・クラウン」は人の顔を痛めつけることに強いこだわりがあるようで、顔面欠損描写もなかなかのエグさがあります。
ゴア描写が好きな方は楽しめる作品になっていると思います。
まとめ
殺人鬼が魅力的なスラッシャーホラー映画です。
とにかく殺人鬼「アート・ザ・クラウン」の魅力があふれ出ている作品で、紹介文の「ホラー映画界期待の新星(ゲオ宅配レンタルより)」も伊達じゃありません!続編の「テリファー2」も2021年に公開が決まっているようで今から楽しみでしょうがないです。
ということで、評価は10/10としました。
本作は現在アマゾンプライムに加入している人なら無料で観ることができるのでもしよかったらどうぞ!
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