「オーメン/最後の闘争(オーメン3)」映画ネタバレ結末感想 怖いシーン解説あり

映画「オーメン/最後の闘争」の怖いシーン、あらすじ、観た感想を紹介します。

結末のネタバレがあるのでご注意ください。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

最新作「オーメン・ザ・ファースト」のあらすじはこちらから!

作品情報

悪魔の子ダミアンと7人の神父との戦いを描いたホラー映画。

『オメーン』、『オーメン2/ダミアン』に続く、シリーズ第三弾です。

32歳になった悪魔の子ダミアンはその正体を隠しながら世界への影響力を強めていた。神の子ナザレの再臨の日が間近に迫るなか、再臨の地イギリスに渡ったダミアンは、7人の神父に命を狙われることになる。神父たちとの闘いの日々のなかで、ナザレ再臨の兆しを感じ取ったダミアンはその日に生まれた赤ん坊を片っ端から手にかけていく・・・。

1981年製作/108分/アメリカ
原題:The Final Conflict

怖いシーン紹介

本作の怖いシーンを紹介します。上映時間のどのあたりにあるかも記述するのでショッキングな描写が苦手な方は参考にしてみてください。

・吹き飛ぶ頭(13分21秒ごろ)
ダミアンが駐英大使になるため、邪魔になった現駐英大使がダミアンに操られ自らの頭を銃で吹き飛ばします。

・テレビ局で火だるま(33分2秒ごろ)
ダミアンを暗殺しようと彼の出演するテレビ番組収録にやってきた神父が火だるまになり亡くなるシーンがあります。

・怖い顔の赤ちゃん(1時間35分23秒ごろ)
赤ちゃんの世話をしていた母親がその赤ちゃんの顔が泥人形のようになる幻覚を見るシーンがあります。

・アイロンでヤケド(1時間36分49秒)
ダミアンの秘書がその妻にアイロンで殴られ亡くなりますが、そのとき目のあたりを大ヤケドした顔が映ります。

ストーリー概要

・(前作の内容)13歳のダミアンは、悪魔の子であるということを叔父のリチャードに知られ始末されかかるが生き延びる。

(以下、今作の内容)
・月日が流れ、32歳になったダミアンは大企業ソーン産業の社長にまで上り詰めていた。

・自分の脅威となる神の子ナザレがイギリスに再臨する日が近づいたころ、ダミアンは渡英する。

・ダミアンの正体を知るデ・カルロ神父が6人の神父と共にメギドの七つの短剣でダミアンを暗殺する計画を立てる。

・神父らによるダミアン暗殺がことごとく失敗に終わる。

・ナザレ再臨の兆しを感じ取ったダミアンは信者を使ってその日イギリスで生まれた男児を手にかけていく。

・ダミアンと恋仲になったケイトはデ・カルロ神父からダミアンの正体を知らされる。

・ケイトは、ダミアンに懐柔された息子を取り戻すべく、デ・カルロ神父が待ち伏せする場所にダミアンをおびき寄せる。

・デ・カルロ神父は短剣でダミアンを突き刺そうとするが、ケイトの息子を盾にされ誤って彼を殺してしまう。

・ケイトは、後ろから短剣でダミアンを突き刺して殺した。

あらすじ

駐英大使になるダミアン

32歳になったダミアンはソーン家が代々経営してきた大企業の社長に就任していた。

あるとき、ダミアンはかつて養父ロバートが務めていた駐英大使に任命される。神の子ナザレが近いうちに再臨する予定のイギリスへの渡航は、再臨を食い止めたいダミアンにとって絶好の機会だった。

ダミアンを倒そうとする者たち

そのころ、ロバートが亡くなって以来ダミアンの様子を監視してきたデ・カルロ神父がメギドの七つの短剣を手に入れる。デ・カルロ神父は他の6人の神父と共にダミアンを倒す計画を練りながら、ナザレ再臨の地がどこか探していた。

同じころ、ダミアンは、イギリスのテレビレポーター・ケイトと出会い恋仲になる。ケイトのテレビ番組に出演したダミアンは神父の一人に暗殺されかかるが失敗に終わる。

さらに他の神父も複数人でダミアンを追い詰めるがそれも未遂になってしまう。

神の子再臨の兆し

こうして迎えた3月24日、カシオペア座の3つの星が一直線に並びベツレヘムの星ができる。この新たな星の誕生が神の子再誕の兆しであると気づいたダミアンは、3月24日朝にイギリスで生まれたすべての男児を殺すよう信者たちに呼びかけた。

信者は、善良な市民を装い社会に溶け込み、次々と赤ん坊を手にかけていく。

赤ん坊の“事故死”が多発しているというニュースが世間をにぎわせているころ、デ・カルロ神父はケイトのもとを訪れ、ダミアンが悪魔の子であることを明かした。

母親の決意

ダミアンはかねてより手なづけていたケイトの息子ピーターを使い、デ・カルロ神父を尾行させた。そこで、自分の秘書ディーンの子供が3月24日の朝に生まれたという事実が判明する。ダミアンはディーンの妻を操り、その子供を殺させたのち、ディーンも始末させた。

ケイトはダミアンの頭に悪魔の子であることを示す「666」のアザをみつけ、デ・カルロ神父の話を信じた。

ケイトはダミアンに懐柔されたピーターを取り戻すため、「ナザレのいる場所が分かった」と言ってダミアンをおびき寄せる。ダミアンはケイト、ピーターと共に教会跡地までいき、待ち伏せしていたデ・カルロ神父に短剣で襲われる。しかし、ダミアンがピーターをとっさに盾にしたことで暗殺は失敗する。

ダミアンの最期

デ・カルロ神父に暴行を加え、ナザレを探し回るダミアンをケイトが後ろから短剣で刺した。ダミアンがよろめきながらその場に倒れると、そこにナザレ再誕を示す光が現れる。ダミアンはそのまま力尽きた。

感想

悪魔の子ダミアンの物語いよいよ完結!オーメン4ってのもありますがそちらはダミアンは関係がないストーリーなんですね。

さて本作の評価ですが、少し物足りないかなという感じです。

今シリーズの売りでもある凄惨な事故死描写は本作では減らされて、かつその過激さも控えめです。その代わりダミアンと神父たちの戦いが繰り広げられるわけですが、神父たちがめちゃくちゃ弱く、勝手に自滅していているようにさえ見えます。

いっぽう、星の直列がナザレ再臨のきっかけになるなど、スケールの大きいドラマチックな話運びはけっこうワクワクしました。ナザレを仕留めるため特定の日に生まれた赤ん坊を片っ端から始末していくというダミアンの凶悪っぷりにもドキドキしました。

物足りないとは言ったもののダミアンの最期を見届けられたという意味で個人的には満足した一作です。

前二作の過激な事故死描写が見たいならオススメできませんが、ダミアンの物語を見届けたいという方はぜひご覧ください