オーメン:ザ・ファーストと1作目のつながりを解説!(ネタバレあり)

オーメンシリーズ最新作「オーメン・ザ・ファースト(以下ファースト)」が4月5日に公開開始となりました。

「ファースト」は1976年製作の「オーメン」の前日譚で、「オーメン」に登場する悪魔の子ダミアンがいかにして誕生したのかを描く物語です。

「ファースト」の方しか観てないけど1作目とどうつながるのか気になったという方もいらっしゃると思います。

というわけで今回は、「ファースト」のストーリーが「オーメン」にどうつながるのかを解説していきます。

ジャケガリ君
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「オーメン・ザ・ファースト」のあらすじはこちら
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オーメンとファーストはどうつながる?

さて、今作ファーストはオーメンにどうつながっていくストーリーなのか解説していきます。

以下、重要なネタバレを含みます。

 

ファーストのストーリーをざっくり言うと以下のようになります。

大衆の宗教離れによって自分たちの権威が失われることを危惧する教会の一派がいました。

彼らは、山犬(悪魔の化身)と人間の女性に赤ん坊(悪魔の子)を作らせ、その悪魔の子が世界を恐怖で支配することで、人々の宗教離れを食い止めようと考えました。

長年の試行錯誤の末、ついに彼らは悪魔の子を誕生させることに成功。その子はアメリカ人政治家のロバート・ソーンの家に引き取られ育てられることになります。

ファーストのラストで教会の連中がロバートに悪魔の子を育てさせる計画を練っているシーンがありました。悪魔の子と同じ日時に生まれたロバートの赤ん坊を殺し、代わりに悪魔の子を育てさせようという計画です。

オーメンは、妻が死産したことを知ったロバートが悲しみに暮れるシーンから始まります。
こうみるとファーストはオーメンのギリギリ直前までを描いていたわけですね。

実際には死産ではなく教会によって殺されたのですがそのことを知らないロバート。

子供が死んだことを妻が知ったらショックを受けるからと妻には養子であることは黙って孤児(という設定)のダミアンを育てることになります。そして、このダミアンがソーン家やその周りの人間にとんでもない災いをもたらす、という展開になっていきます。

ジャケガリ君
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「ファースト」のラストでブレナン神父がマーガレットに言うセリフ「君の子供の名前が決まった・・・。ダミアンだ」は「オーメン」を鑑賞済みならテンション爆上がりというわけです。

ファーストとオーメンのつながりでいうと、両方に出てくる役者もいますのでここで紹介します。

・ブレナン神父

ファーストでは、教会の陰謀にいち早く気づきそれを食い止めようと活動していた人物です。

オーメンでは、ロバートにダミアンの正体とその危険性を訴える人物として登場します。

・スピレット神父

ファーストでは、赤ちゃん時代のマーガレットと一緒の写真に映っています。

オーメンでは、ロバートにダミアンの母親の墓の場所を教える役で出てきます。

また、キャラクター以外にも、オーメンからオマージュしたシーンがファーストに登場していたりもします。

ファーストで修道女が屋根の上に登り縄で首吊りをするシーンがありますがオーメンにほぼあのまんまのシーンがあります。

あと、ファーストの冒頭でパレス神父がブレナン神父の目の前で落下した鉄パイプに頭をえぐられ亡くなるシーンがあります。オーメンでは、ブレナン神父が避雷針に体を貫かれるシーンがあり、おそらくこれもオマージュしたシーンでしょう。

ジャケガリ君
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長い棒状のものが落下してきてダメージを受けるという点で

以上が、「オーメン・ザ・ファースト」と「オーメン」の違いの解説でした。

まだ「オーメン」を観たことがないけど興味がある方は、アマゾンプライムで「オーメン」のリメイク版である「オーメン666」が配信中なのでそちらをまずは観てみるのもアリかもしれません。