4月5日、オーメン・ザ・ファーストが公開されました。
本作は、悪魔の子ダミアンの恐怖を描いたオーメンシリーズ最新作で、1976年公開の第一作『オーメン』に登場した悪魔の子ダミアン誕生の秘密に迫る前日譚です。
というわけで、今回はオーメンシリーズのストーリーをおさらいしたい方向けに過去作について解説していきたいと思います。
この記事は、
シリーズのストーリーをざっくりと知りたい人
のお役に立てる記事になっていますので是非最後までご覧ください。
ストーリーのおさらい
オーメンシリーズのストーリーを時系列順に紹介します。
それぞれの作品の結末に触れる重要なネタバレを含むのでご注意ください。
オーメン・ザ・ファースト(2024年製作)
「オーメン」に登場した悪魔の子ダミアンがいかにして誕生したのかを描くエピソードゼロ。教会の恐ろしい陰謀に翻弄される女性の物語です。
・教会の一派が反キリスト(悪魔)をこの世に生みだそうとしていることが明らかになる。
・マーガレットは孤児院で出会ったカルリータという少女が反キリストの母親候補だと思っていたが、実は自分がそうだったと知る。
・マーガレットは知らぬ間に山犬との子供を妊娠しており帝王切開が行われる。
・男女の双子が生まれる。
・男児は教会に取り上げられ、女児はマーガレットと共に殺されそうになる。
・マーガレットと女児はカルリータに助けられる。
・教会は、男児をアメリカ人外交官ロバート・ソーンの養子として育てさせることにする。
オーメン(1986年製作)
物語はオーメン・ザ・ファーストの直後から始まります。教会が生み出した反キリストは外交官ロバートの養子として育てられることになり周りの人々に恐ろしい災いをもたらします。
・ロバートは妻に内緒で養子を迎え入れダミアンと名付けて夫婦で育てる(妻は実の子だと思っている)。
・ダミアンが5歳になったころから、ソーン夫妻の周りで不穏な出来事が起こり始める。
・ダミアンが悪魔の子であると知ったロバートは、考古学者のブーゲンハーゲンから授かった『メギドの短剣』をダミアンに突き立てようとする。
・ダミアンが殺されそうになったところへ警察官が駆けつけロバートを射殺する。
オーメン2/ダミアン(1988年製作)
ロバートが亡くなったことを知ったブーゲンハーゲンが友人と悪魔の子ダミアンの顔が描かれた遺跡を探索する場面から物語がスタート。
12歳になったダミアンが自分の正体に気づき苦悩する姿が印象的です。
・友人にダミアンの正体をつづった手紙と『メギドの短剣』をロバートの弟リチャードに渡してほしいと頼む。
・“オカルト話”を信じない友人を納得させるため、ふたりは古代遺跡に書かれたダミアンの画を見に行くが遺跡の崩壊によって生き埋めになる。
・それから7年後。リチャードの元で育ったダミアンが12歳になったころから彼の周りで次々と悲惨な事件が起こる。
・リチャードはダミアンの正体に気づき、『メギドの短剣』で始末しようとする。
・しかし、リチャードはダミアンの手先となった妻のアンに殺され、前作に続きダミアン討伐は失敗に終わる。
・オーメン/最後の闘争(1981年製作)
いよいよダミアンの物語が終わりを迎える最終章。大人になったダミアンが神の子の再臨を阻止するため、赤ん坊を手にかけていく展開がショッキングです。
・ダミアンは自分にとっての脅威となる神の子ナザレがイギリスに再臨する日が近づいたころ渡英する。
・デ・カルロ神父が『メギドの短剣』でダミアンを暗殺する計画を立てる。
・神父らによるダミアン暗殺がことごとく失敗に終わる。
・神の子再臨の兆しを感じ取ったダミアンは生まれたばかりの男児を手にかけていく。
・ダミアンと恋仲になったケイトはデ・カルロ神父からダミアンの正体を知らされる。
・ケイトは、ダミアンに懐柔された息子を取り戻すべく、暗殺計画に参加する。
・デ・カルロ神父は『メギドの短剣』でダミアンを突き刺そうとするが失敗。
・ケイトが後ろから『メギドの短剣』でダミアンを突き刺して殺した。
まとめ
以上が、オーメンシリーズの簡単なおさらいでした。
「オーメン・ザ・ファースト」しか観てないけど過去作も気になるという方はひとまず「オーメン」を観てさらに興味がわけば「オーメン2/ダミアン」、「オーメン/最後の闘争」とみていけばよいかとおもいます。
「オーメン」はシリーズの中でもやはり別格の存在で、不吉な予兆の描き方が非常に怖く、今観てもゾッとする恐怖感を味わえます。まずは「オーメン」だけでもぜひ!
というわけで今回は以上となります。