「アクアスラッシュ」映画感想(ネタバレ)人の忠告はちゃんと聞こう

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今回は2020年7月22日にリリースされた「アクアスラッシュ」のあらすじ・スタッフ・キャスト・小ネタの紹介や、僕自身の感想を述べていきたいと思います。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

スタッフ・作品情報

監督: レナウド・ゴルティエ

原題:AQUASLASH

製作年:2019年

製作国:アメリカ

上映時間:72分

キャスト

ニコラス・フォンテーヌ
ブリタニー・ドリスデル
マドリーヌ・ハーヴェイ
ポール・ジンノ
ラニサ・ドーン
ニック・ウォーカー

海外での評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は4.8点(943件の評価)。

国内大手レビューサイトのフィルマークスでは77件のレビューがあり、2.6点と少し低め。

ストーリー紹介

高校の卒業を祝うパーティが水上公園で開催されます。卒業生の1人であるジョシュもそのパーティに参加し、夜にはバンド演奏を披露する事になっていました。卒業生以外にも、その公園の運営者、従業員などが入り混じり、思い思いの馬鹿騒ぎをしていました。

そんななか、その水上公園で何者かによって密かに殺人が行われます。その被害者はジョシュの父親のマイケル。つづいて、その犯人は3本あるウォータースライダーのうち一本に鋭利な刃物を設置します。

次の日、ウォータスライダーで賞金が出るイベントが開かれます。3人一組になりスライダーを滑り速さを競います。

スライダーに刃物が設置されたことに気づいた人間が、イベントを中止するよう必死に訴えかけますが、その忠告は聞き入れられず、最初のレースがスタート。運悪く刃物が設置されたスライダーを滑った人たちが次々と切断され、終点のプールに流れ込んでいきます。プールにいた人たちは当然大パニックに陥ります。


ここから重要なネタバレあり


プール脇に待機していた監視員はスライダーの上にいるイベントを仕切っていたプリシラに無線で「滑るのをやめろ!」と叫びますが、うまく意思疎通が取れず、スライダーを次々と滑っていく若者を止めることができません。プリシラも、夫でこの水上敬遠の運営者であるポールとレースをすることになります。ポールは刃物があるスライダーを滑ってしまい死亡。

合計9人の人々がスライダーの餌食となり、このことは大きなニュースとなります。この一件はジョシュの父親・マイケルが精神に異常をきたした上での犯行と結論付けられました。

しかし、実際の犯人はプリシラでした。過去にこの水上公園の同じ場所でプリシラの父親が事故で死亡しておりそのことが彼女を凶行に駆り立てたのか?彼女の真意はわかりません。ただ、ジョシュが不動産業をやっていた父親の会社を引き継ぎ、水上公園を商業施設に建て替えることを承認したとき、その場にいたプリシラは満足そうな笑みを浮かべていました。

ここでエンディング。

感想

人体破壊描写は必見!

ジャケットにあるようにウォータースライダーの途中に刃物が設置してあり滑ったひとの体がバラバラになるシーンが売りです。おそらく、このシーンがやりたくて、ストーリーなどをあとから作っていったはず。じゃなかったら驚きですが。

人体切断シーンは終盤にありますが、ここは本当に凄まじい。こういうのを見慣れている僕としてもちょっと目を伏せがちに見てしまいました。人体がバラバラになる様子がかなり作り込んであって超リアル。スライダーを3人一組で滑ってきて刃物で1人目はスパッと切れますが、2人目以降は滑ってきたときの勢いが落ちているからか、刃物が徐々に体にめり込んでいくという地味に嫌な描写になっています。切れた肉片はスライダーの先にあるプールへと落ちていきます。プールは血でどんどん赤くなっていき、そこには足やら胴体やらの肉片が浮かんでいる。プールにいてその地獄絵図を目撃した人たちは当然パニックに。この場面では、SEとか音を全体的に絞り、離れた場所からのショットも挟むことで、どこか冷徹さを感じさせ、それがこのシーンの異様さを増していると感じました。

犯人がそう仕向けているという面もありますが、「スライダーを滑るな!」と忠告しても言うことを聞かない人たちがどんどん滑っていきます。観ているコチラとしては「言うこと聞けよ!」ともどかしさを感じますが、そのもどかしさ自体も楽しいと言うか。一種のお祭りのような展開に段々とテンションが上っていきます。この映画から得た教訓は「人の忠告はちゃんと聞こう」ということでした・・・笑

本当に凄まじいシーンなので、人体破壊とか苦手でなかったらぜひ鑑賞してほしいですね。

全体的に飽きない作り

切断シーンに至るまでの展開は、まぁ、オマケというやつです。とはいえ、そのオマケのシーンも意外と楽しめるというか飽きない作りになっていました。そこで描かれているのは、キャラ同士の揉め事です。こうやって登場キャラ同士を揉めさせるのは、観客に犯人探しと言うほどではないが、頭の片隅で「誰が犯人なんだろう?」と考えさせ、興味を引きながら展開を進めていく、ホラー映画でよくある手法ですね。

「AとBが揉めているということは、Bを恨んでいたAが犯人だ!」

とか

「いや、CもDのことを嫌っていたから犯人はCかもな?」

揉め事が起こるたびに犯人当てをしながら観ることになるので飽きることがありません。

あと個人的な好みでありますが、映画の登場人物が楽しそうにはしゃいでいるのを観るのが好きです。僕自身、テンションを上げてはしゃぐタイプではないのですが、何故か映画でそういう人達を見るのが好きなんです。これは潜在的に自分もはっちゃけてみたいと考えているからでしょうか。とにかく好きで、コチラまで楽しくなってきます。

犯人の目的は?

ここからは犯人のネタバレがあるので注意してください。

犯人はプリシラという女性で、水上公園を経営しているポールという男性の妻です。オチのところでプリシラが犯人ということが明かされますが、その動機はちょろっと示されるだけ。ということで、簡単にではありますがプリシラが犯行に至った動機を考えてみたいと思います。プリシラが犯行に及んだきっかけは、彼女の父が例の水上公園のスライダーを滑って怪我をして死亡してしまったことだと思われます。これは単なる妄想ですが父が滑ったとき、スライダーの途中に鋭利なモノが飛び出ていてそれで傷を負ったのかも。それでプリシラは父が死んだときと同じような、いやもっとバージョンアップした状況を作り、他の人間にも父と同じ目に合わせてやりたいと考えたのかもしれません。

総評

なんと言っても人体切断シーンは必見です!このシーンの衝撃は凄まじい。そこに至るまでも飽きさせないような工夫もありますし、何より上映時間が72分とかなり短め。若者がはしゃぐのを見せられて退屈だなぁとおもっていても案外すぐに例の人体切断シーンに突入します。グロいのが苦手でなければぜひ!

というわけで評価は10/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル/IMDB/フィルマークス

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