「拷問男」は2012年のオーストラリア映画。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:クリス・サン
キャスト:
マイケル・トムソン
ビル・ベイカー
アリラ・ジェイクス
ホリー・フィリップス
原題:Daddy’s Little Girl
製作年:2012年
製作国:オーストラリア
上映時間:107分
参考サイト:Filmarks
あらすじ
シングルファーザーのデレクは、ある日幼い一人娘を無残にも殺されてしまう。復讐を誓ったデレクは、犯人を見つけ出し自宅の地下室に監禁し、娘の復讐のためにあらゆる拷問を行い、犯人に想像を絶する苦しみを与え続ける。一人の優しい父親が、残忍な本性を徐々に表していく・・・。(Amazon)
感想
※結末までのネタバレを含むのでご注意ください
ジャケットのヤケクソ感あふれるキャッチコピーからすると想像できないほどしっかりとした映画でした。
主人公(デレク)が自分の弟に娘を殺され、復讐のため弟を自宅に監禁・拷問していく…という内容。娘が殺害されてからは、デレクのどん底の日々がたっぷりと時間をかけて描かれています。殺されてから6か月経ってもデレクは抜け殻のようで悲壮感が漂っています。観ているこちらも悲しくなってきますね。娘を殺したのが自分の弟だと気づいた55分ぐらいからはいよいよ拷問パートに突入。そこからラストまでひたすら拷問シーンが続きます。本作の場合、主人公の行動が「善」ではなく「悪」なので共感できず全く乗れないという人もいるかもしれません。一応、拷問シーンの間に少女を殺した犯人を追う警察の捜査シーンも挟まれてはいますが、デレクの拷問がバレるのかというサスペンス的なハラハラは全くなし。まぁひたすら拷問が続きます。では肝心の拷問シーンですが、これがかなり痛そうで見ごたえありでした。グロとかダメな人は見るのはお勧めできません…。ありとあらゆる拷問方法を見せてくれます。特に、腸に有刺鉄線を入れるとか考えるだけでぞっとしてしまいます。ほかにもほんとに痛そうな拷問が用意されており、かなりの満足感がありました。オチは、主人公が弟にとどめを刺そうとする寸前で思いとどまるというものです。まっとうな普通の人間が一時的に我を忘れ復讐をしたもののいざ人を殺すとなるとやっぱりそれはできない…。このオチは誠実な感じでなかなか好きです。
総評
後半の拷問シーンは見ごたえたっぷりで、そういうのが好きな人はお勧めです。ただ、この拷問シーンに入ると話がほぼ前に進んでいないので拷問に興味を持てないと退屈になってしまうと思います。あと、結構グロいので苦手な人はご注意ください。というわけで評価は7/10としました。
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ストーリー紹介
登場人物
デレク:サーフィン用品店で働く男性。
ステイシー:デレクの元妻。
ジョージア:デレクとステイシーの子供。
トミー:デレクの弟。
ある少女が行方不明に
現在は離婚した元夫婦デレクとステイシーの間にはジョージアという子供がいました。ある日、そのジョージアが就寝中に何者かに連れ去られ、のちに死体で発見されます。
ジョージアを殺したのは…
それから6か月後。デレクはまだジョージアの死から立ち直れないでいました。それを見かねたトミー(デレクの弟)は彼の自宅で開かれるパーティにデレクを誘いました。パーティに参加したデレクは偶然トミーの日記を発見。そこにはトミーによる殺人の記録が残されていました。被害者の中にはジョージアも含まれていました。
トミーを拷問をする
デレクはトミーを捕らえ、自宅の地下室に監禁。数日にわたってありとあらゆる方法で拷問を繰り返します。そんななか、家にやってきたデレクの友人によってトミーが発見されます。その友人の通報によって警察が到着。デレクはトミーにとどめを刺そうとしますが思いとどまり、警察官によって逮捕されました。(おわり)
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