映画「変な家」が公開24日で興行収入34億円を超える大ヒットしています。
これは近年の日本でのホラー映画としてはかなり上位の成績であり、その怖さが観客の心をガッチリと掴んだ証拠です。
一方、「変な家」は怖くない!と低評価を下す人も少なくなく、大ヒットのわりに低評価の多い作品でもあります。
そこで今回は、
世の人々が「変な家」のどこを怖いor怖くないと思っているのか
評価が低い理由
について紹介します。
重要なネタバレを含むのでご注意ください
作品の評価
まず映画サイトでの評価です。
映画.com
5点中2.4とかなり低めです。
Filmarks
5点中3.1点とそこそこ低め。
ここからは上記2サイトに書き込まれたレビューを簡潔に紹介します。
多くの人が共通して言及する意見を優先的に抽出しました。
高評価レビュー
片淵喜江役の斉藤由貴が不気味すぎる
雨男に襲い掛かる謎の仮面が怖い
ラストのヒトコワ展開にゾッとする
グロイシーンもあり、小さい子供がこの映画を観ていいのかと思った。
劇場のデカい音でジャンプスケアを友達と一緒に楽しめる
低評価レビュー
ストーリーや展開にツッコミどころが多い
振り向いたら突然現れるといったビックリが多用されるのはあまり良くない
チェーンソーで襲ってくる老婆が怖いというよりも笑える
「ただ怖がらせるだけの演出」とジャンプスケアに終始するのでホラー映画として怖くない
ジャケ借りくんのレビュー
ちなみにわたくしジャケ借りくんとしては、
お面をかぶった奴に雨男が襲われるシーンは文句なしに恐ろしい
ジャンプスケア多用しすぎ
原作の良さが全然再現されていなくて残念
といった感想でした。
評価が低い理由
ここからはネット上の評価として多かった意見を紹介します。
特に多かった意見は、
こけおどしのようなビックリ描写に頼りすぎ
原作の静かな怖さが再現されていない
後半がギャグみたいだった
でした。
原作からガラッとテイストを変えた理由については別の記事で解説しているので気になった方はご覧ください。
上記のような意見を見るに世間で低評価されてしまった理由としては、
春休み中の学生のウケを狙うためにビックリ描写を多用した結果安っぽいホラー映画になってしまった。
終盤を盛り上げるため原作から無理なジャンルシフトをしようとしてスベッた。
の3点があるように感じました。
ただ、本作は低評価が多いにも関わらず30億を超える大ヒットを果たしました。
その要因としては上述したように春休みの学生を狙った戦略がドンピシャにハマったからでしょう。
ネットレビューの中には、「春休み中の学生が友達と一緒に観に来ているケースが多くビビりながらも楽しそうに鑑賞していた」という劇場レポートが複数ありました。
この映画の特徴として、ジャンプスケアのようなビックリ描写が多いことが挙げられます。学生が気のしれた友達とビビりながらワイワイと楽しむには最適な映画です。
学生たちの間で口コミがどんどん広がった結果が、特大の大ヒットにつながったと予想します。
学生の視聴者も多いであろうYoutube動画がもとになっていることも大ヒットの要因かもしれません
というわけで、「変な家」に対するネット民のレビューと、世間で評価が低い理由についてお話ししました。
今回は以上です。