「オールタイム・ハイ」映画ネタバレ感想 Netflixオリジナルの傑作!

映画「オールタイム・ハイ」のあらすじと観た感想を紹介します。

結末のネタバレがあるのでご注意ください。

 

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ユセフ役のナシム・リエス(左)とステファニー役のゾーイ・マーシャル(右)

作品情報

詐欺師の男が多額の暗号通貨目当てで付き合っていた女性を本当に好きになっていく・・・というラブコメアクション映画。

詐欺師のユセフは、クラブで出会ったステファニーという女性と一晩を共にする。ステファニーはあるトラブルを抱え、多額の暗号通貨をユセフに預ける。ユセフは、暗号通貨目当てでステファニーと付き合ううちに彼女のことが好きになっていく。一方、ステファニーの持つ暗号通貨をかぎつけた裏社会の男バタフライはそれを奪おうとステファニーに襲い掛かってきて・・・。

2023年製作/102分/フランス
原題:Nouveaux riches
配信:Netflix
配信開始日:2023年11月17日

あらすじ

ユセフとステファニーの出会い

偽物のブランドバッグを売るなどしてお金を稼いでいた詐欺師のユセフ。ある日、裏カジノのポーカーで大金を稼ごうとしたが、ある女性客にことごとく金を吸い取られていく。諦めきれないユセフはロレックスを担保にそのカジノを仕切るバタフライという男に金を借りる。その金でポーカーに再挑戦するが、例の女性客にまたもや負けてしまい全財産を失ってしまう。さらにその女性とケンカになり、カジノ全体を巻き込んだ乱闘に発展。どさくさに紛れて借りた金も返さず現場から逃走する。

後日、恋人の母親の誕生日会に参加したユセフはそこでも恋人の父親と揉め、大喧嘩になる。この件をきっかけに恋人にこれまでついてきた嘘を告白する。名前や職業、人種、禿隠しのためにかつらをかぶっていたことなど洗いざらいを彼女にぶちまけた。自暴自棄になったユセフはナイトクラブに出向き酒をのみ酔っぱらう。そんななか先日ポーカーの席でケンカになった女性ステファニーと再会する。酔っ払い同士のノリで仲良くなった二人は一晩を共にする。

多額の暗号通貨を持つステファニー

後日、ステファニーは覆面の男二人に襲われかける。彼女がバタフライの裏カジノでディーラーと手を組みいかさまを働いていたからであった。自分の身に危険が迫っていると感じたステファニーは売れば大金になる暗号通貨エトロン入りのUSBメモリをユセフに預ける。そして、エトロンを売却した暁には、3分の1の報酬を渡すとユセフに約束した。

また別の日、トレーニングジムにいたユセフのもとに裏カジノのバタフライとその手下がやってきて暴行をくわえた。バタフライに借りたお金を返さずに逃げたためその取り立てにやってきたのだった。ユセフは10日で30万ユーロを渡すことを条件に解放された。

ユセフは金を工面するため詐欺や窃盗を行うが、思ったように金を稼ぐことができないでいた。

暗号通貨を狙われる

そんななか、ユセフの親友づてでステファニーが多額の暗号通貨を持っていることがバタフライにバレてしまう。バタフライは、ステファニーを襲い暗号通貨を渡すように要求。ユセフが助けに入りふたりはバイクで逃走した。

ステファニーは自分の暗号通貨目当てで付き合っているのかとユセフを問い詰める。ユセフは容姿は醜いが一緒にいて幸せだと本心を伝えた。

ユセフとステファニーは車を走らせ、バイクで追跡してくるバタフライを交わしていく。バタフライのバイクに体当たりし走行不能にさせるが、自分たちの車も事故を起こしてしまう。このときステファニーが車から飛び出て重傷を負ってしまう。

ユセフはバタフライにUSBメモリを渡し、危害を加えないように頼んだ。

病院に搬送されたステファニー

ステファニーは病院に搬送され、ユセフは待合室で待つことになる。病室に呼ばれたステファニーの父親はユセフに彼女が亡くなったことを告げる。

ユセフはベッドに横たわるステファニーのそばに寄り添った。すると突然ステファニーが目を覚ました。ステファニーは父親と一緒になってユセフをドッキリに掛けたのだった。

感想

Netflixオリジナル映画の傑作

最近みたNetflixオリジナル映画では断トツに面白い映画でした。

金に目のない詐欺師ユセフが、莫大な暗号通貨を持つステファニーと最初は金目当てで付き合っていたものの、次第に本気で彼女を好きになっていき、暗号通貨を狙うギャングと戦うというお話。

まずなんといっても主人公ユセフのあふれんばかりの魅力が素晴らしい。詐欺師らしくチャラそうで小賢しいユセフですが、喧嘩が強くタフで度胸もあります。「ユセフ VS 大勢」のアクションシーンがいくつかあり、そのどれも見ごたえがあります。ワンカットで迫力があるのはもちろんちゃんと痛そうなのが良いです。

もちろんユセフは詐欺師ですからトーク力もあります。ジョークで人を楽しませるスキルに長けており、ちょっとした一言にも気の利いたユーモアがあり何度も笑ってしまいました。ケンカの途中にもジョークを挟まなければ気が済まないユセフの姿は「これが真のエンターテイナーか・・・」と感心すらしてしまいます。

真剣な場面でジョークをぶっこむユセフが顕著な例ですが、この映画自体もシリアスとユーモアのバランスが絶妙です。たとえば、可笑しな言動をする敵役も怖いところは怖いというバランスになっています。敵役のキャラで受け狙いをしすぎるとマヌケにみえて怖くなくなりますからね。

話は変わりますが、このユセフ、いろんなところでトラブルを起こしすぎです。恋人やその親、裏社会の人間たちと揉めまくりです。そしてこの揉めまくるところが本作の面白さの一つでもあります。揉めるたびに、皮肉ったセリフ回しだったり、気の利いた口げんかの応酬があったりして、こうした会話を聞いてるだけで楽しいです。

メインとなるユセフとステファニーの恋愛模様も面白いです。言い争いや体を使ったケンカなどが絶えない二人ですが、次の瞬間には仲直りして楽しく笑いあってるという風通しの良い関係性が観ていて爽やかな気分になれます。本人たちのセリフにある通り、恋人であり親友のような関係でもある唯一無二のカップルという感じです。

以上が「オールタイム・ハイ」のレビューでした。Netflixに加入している方、ぜひ観てみてください!



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