「クリフ・サバイバー」映画ネタバレ感想 トラウマを克服するために

映画「クリフ・サバイバー」のあらすじと観た感想を紹介します。

結末のネタバレがあるのでご注意ください。

作品情報

山登りをしていた女性たちが謎の怪物に襲われるスリラー映画。

ジョイは元カレから受けた暴力のせいで心にトラウマを抱えていた。ある日、友人に誘われトラウマを克服する登山セラピーに参加する。しかし、そこで恐ろしい怪物を目撃してしまい・・・。

2022年製作/86分/カナダ
原題:Dark Nature

あらすじ

登山セラピーに参加する

ジョイは当時付き合っていたデレクから暴力を振るわれ、別れて数か月経ったいまも心の傷がいえずにいた。そんなジョイに対して友人のカルメンが登山セラピーに誘う。トラウマを抱える人間が協力し合いながら過酷な山登りをして心の傷をいやす治療方法だった。

ジョイはカルメンのほか家庭に問題があったタラや戦地で悲惨な目に遭ったシェイナ、そして、先導役のダンリー先生とともに登山を始める。

しばらくしてジョイは近くに何かの気配を感じるようになる。その後、木の陰に立つデレクの幻影を見たジョイはパニック発作を起こしてしまう。

ジョイの発作が収まった後、一行はさらに山登りを続け平らな場所にテントを張った。

夜になりテントで寝ていたジョイは悪夢のせいで目を覚ました。ジョイは、先に起きていたタラから人ではない何かが出てくる夢を見たという話を聞く。その夢がジョイが見たものと同じだったことからこの土地に何かしらの原因があるのではないかと疑い始める。

仲間が姿を消す

朝になり目を覚ました一行はタラがいなくなっていることに気づく。ダンリー先生はひとりでタラを捜すと言い残しその場を後にした。

しばらくして、一行はダンリー先生の悲鳴を聞きその場に駆けつける。そこで人の足首を発見したシェイナは戦場のトラウマがフラッシュバックしてパニックを起こす。

崖の上に立つシェイナを発見したジョイとカルメンだったが、次の瞬間にはシェイナは姿を消してしまっていた。

ジョイとカルメンがシェイナの物らしき血痕をたどっていった結果、洞窟にたどり着きタラを発見。ジョイにタラを任せカルメンはさらに奥に進んでいく。そこで、ダンリー先生を発見するが、そこにいた怪物に連れ去られてしまう。

怪物が襲ってくる

怪物に見つかってしまったカルメンは崖まで追い詰められ仕方なく川に飛び込んだ。

川岸にたどり着いたカルメンはジョイとタナとの合流に成功。3人は物陰に身を隠すがやがてその場所も怪物にみつかってしまう。木々がバリケードとなり怪物が襲ってくることはなかったが、その場から離れる様子もない。埒が明かないためタナが物陰から飛び出した。しかし、すぐにタナは怪物に捕らえられ洞窟に連れていかれる。ジョイとカルメンはその隙にテントまで戻った。

テントで傷口の治療をしながらジョイはカルメンにある真実を話し始める。元カレのデレクと半年前に別れ、それから会っていないとカルメンには伝えていたが実はつい今回のセラピーの日に会っていたという。ジョイはその時も暴力を振るわれ反射的に花瓶でデレクの頭を殴り倒してしまう。

カルメンを助けるために怪物と対峙する

ジョイとカルメンがテントから出ると、そこには怪物が待ち構えており、カルメンが連れ去られてしまう。ジョイはカルメンを助け出すため怪物の住む洞窟に入る。カルメンとその近くにいる怪物を発見する。ジョイは怪物の目に刃物を突き立てたうえ、マッチで火あぶりにして殺した。

ジョイとカルメンは車に乗り込んだ。ジョイが病院に行こうと言うと、カルメンは家に帰って花瓶で殴られたデレクの件について片をつけようと言った。

感想

恐怖体験してトラウマを克服する

元カレの暴力によりトラウマを抱えていたジョイは友人のカルメンから登山セラピーに誘われる。同じく心に傷を負った女性たちが集まり登山を開始。やがて、近くに何かの気配を感じたジョイは過去のトラウマが思い返されパニック状態に陥る。さらに、メンバーの一人が忽然と姿を消す恐ろしい事態も発生。それは近くの洞窟を根城にする恐ろしい怪物の仕業だった・・・。

心に傷を負ったジョイが恐怖体験に身をさらすことで過去のトラウマと向き合い克服するまでの姿が描かれます。

怪物に連れ去られた友人を追って洞窟に足を踏み入れたジョイは怪物と対峙します。このとき、目の前にいる怪物が元カレの姿と重なり、元カレを殺すかのように怪物に刃物を突き立てます。こうして、ジョイは元カレから受けたトラウマを克服しました。

トラウマを抱える人々のツラさ、そしてトラウマというものは簡単に消し去ることはできないことを教訓として教えてくれるストーリーで、なかなか見ごたえがあります。

ラストは、ジョイがデレクを花瓶で殴ったことに落とし前をつける展開になりますが、それに付き合ってくれる友人カルメンの存在も感動的です。

山というどこか得体のしれない怖さのある舞台を最大限に活かす演出、雰囲気作りも良く、ジョイたちの感じていたであろう恐怖感がダイレクトに伝わってきます。

怪物の造形デザインも秀逸でちゃんと怖かったですね(顔がえぐれた感じで少しグロイ)。

もう少し怪物にやられるときに手がちぎれるなどグロイ演出があれば嬉しかったのですが・・・。

怪物に襲われた時のグロ描写が過激ならもっと面白くなったと思いますが、ストーリーは悪くないです。

というわけでそこそこおすすめでした。気になった方はぜひ。



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