映画「ファミリー・ディナー」のあらすじ(ネタバレ結末あり)

今回は、映画「ファミリーディナー」を紹介します。

  • 作品の基本情報
  • ストーリーの簡単なまとめ
  • 詳細なあらすじ

という順番でご紹介します。

作品情報

叔母の家を訪れた少女の身に巻き起こる恐怖を描いたスリラー映画。

監督: ペーター・ヘングル

キャスト:
ピア・ヒアツェッガー
ニーナ・カトライン
ミヒャエル・ピンク
アレクサンダー・スラデック

2022年製作/97分/オーストリア
原題:Family Dinner

ストーリー概要

  • イースターを数日後に控えるある日、シミーという少女が叔母クラウディアの家を訪れる
  • シミーは減量法に詳しいクラウディアの指導でダイエットを始める
  • クラウディアの息子フィリップがクラウディアからひどい仕打ちを受けていることが明らかになる
  • イースターの日、クラウディアとその夫によって殺されたフリップの肉が食卓に並ぶ
  • シミーはそれを知らずに食べ、その後フィリップの死体を見て逃げ出す
  • シミーは追ってきたクラウディアたちを殺した。

あらすじ

月曜日

イースターを数日後に控えた月曜日。太っていることに悩む10代の少女シミーは痩せる方法を伝授してもらうため料理研究家でダイエット法に詳しい叔母のクラウディアの家に泊まりに来た。

シミーはクラウディアや息子のフィリップ、クラウディアの再婚相手であるシュテファンと共に夕食を共にすることになる。

シミーはそこで夫婦がイースター前の断食中であると知る。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

イースターとは十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭り、「復活祭」のことです

火曜日

ダイエット中のシミーは早朝のランニングで出かけ、木の枝で組まれたテントのようなものを発見する。そこには荷物の詰まったリュックが置いてあった。 

日が暮れるころになってもフィリップが帰宅しないことにクラウディアが取り乱す。シミーが「心当たりがある」と今朝発見した木のテントに夫婦を案内すると、そこにはフィリップがいた。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

シミーがテントで発見したリュックはフィリップのものでした。

シミーは、クラウディアからダイエットの指導を受けさせてもらえることになる。

そのダイエット法は想像よりも厳しく、シミーはその日の晩飯は食べさせてもらえなかった。さらに、断食はシミーが滞在する最終日まで続くという。

シミーは自分のベッドのうえに、首と胴体が切り離されたネズミの死骸を発見する。同じ部屋で寝ているフィリップに「あんたの仕業?」と聞くと中指を立てられる。

水曜日

朝食の席でフィリップがクラウディアの作ったパンケーキをほおばる間、シミーは水だけを飲んで過ごした。

クラウディアに呼び出されたシミーは、お菓子の包み紙を見せられ、どうして食べたのか?と問いただされる。シミーはフィリップの仕業だと言い返した。

その日の晩御飯の席で、シミーはフィリップの目にアザができていることを知る。シミーが理由を聞くとフィリップは転んだと言った。しかし、シミーは義父であるシュテファンがフィリップに暴力をふるったと疑っていた。

シミーはクラウディアから「触れば空腹を我慢できるネックレス」をプレゼントされる。

その日の夜、シミーは夢を見る。冷蔵庫の中を見ていると半裸のシュテファンが現れ、彼を包丁で刺すという内容だった。

聖木曜日

シュテファンが狩猟に出かけることになり、フィリップはクラウディアから付いていくように言われる。フィリップは「シュテファンと一緒は嫌だ」と拒否するが押し通され嫌々ながら一緒に狩猟に出かけることになる。シミーは「自分もついていきたい」と申し出て、3人は野原にやってくる。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

シミーが自分もついて行きたいと言ったのはフィリップがシュテファンと二人きりになって何かされるのではないかと心配になったからと考えられます。

 フィリップは猟銃でウサギを狙い見事命中させる。シュテファンはナイフでとどめを刺すようにせかすが、フィリップは勇気が出ず固まってまう。見かねたシミーが代わりにウサギの息の根を止めた。

3人は、狩猟を終え家に戻った。シミーはウサギの解体をシュテファンに手伝わされる。

シミーは、ベッドで落ち込むフィリップを「シュテファンが自分の義理の父なら私も逃げ出す」と励ました。するとフィリップは「義父ではなく自分の母から逃げ出したいんだ」と言った。さらに、「母は自分をひどい目に遭わせるつもりだ」と続けた。

シミーはそのことをクラウディア本人に告げた。クラウディアはフリップが精神的な病を抱えており、事実と異なる話をすることがあると言った。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

2人の意見のどちらを信じたらよいか迷っているシミーの様子がうかがえます

聖金曜日

シミーはクラウディアが庭に不気味な人形とフィリップの写真を埋めている場面を目撃する。

怪しんだシミーはクラウディアのクローゼットを漁り、その中からカニバリズム(人肉食)に関する資料を発見する。 

シミーはフィリップと共に家を逃げ出す計画を立てる。翌日、土曜日の朝6時に家を出発しウィーン行きの電車に乗る予定ことになる。

聖土曜日

シミーが目を覚ますと朝8時を過ぎており、そこにはフィリップの姿はなかった。フィリップはひとりで家を逃げ出したのだった。

クラウディアとシュテファンがフィリップの行方を探した結果、彼は実父とウィーンにいることが判明する。

シミーは行方不明だった自分のスマホをタンスの中で見つける。フィリップに自分を置いていった理由を訪ねると「ほっといてくれ」というメッセージとともに中指を立てた写真が送られてきた。

イースターの日曜日

日付が変わり、日曜日を迎える。シミーはクラウディアとシュテファンとイースターを祝う。食事が始まり、シミーは肉料理を振舞われる。

食事のあと、先日フィリップが送ってきた写真を改めて見たシミーは、それがこの家の納屋で撮られた写真であることに気づく。納屋に入ると作業台に解体されたフィリップの遺体があった。

そこへやってきたシュテファンが先ほど食べた肉がフィリップのものであることを明かす。シミーはシュテファンをナイフで刺して、以前みつけた木のテントに身を隠す。クラウディアがやってきたところで彼女に燃料をかけ、火をつけて燃やした。

朝を迎え、シミーは瀕死の状態のシュテファンの隣に座り込んだ。すると、シュテファンは持っていた猟銃をシミーに渡し、息を引き取る。シミーは、空腹を我慢するお守りを握った。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

ラストでシミーがクラウディアからもらった空腹を我慢するお守りを握った理由。それは、亡くなったシュテファンの肉を食べたいという欲求を抑えるためだと考えます。シミーは極限の空腹状態で食べたフィリップの肉に魅了され、人肉食に目覚めてしまったのです。