映画「キングコング:髑髏島の巨神」のあらすじ(ネタバレ結末あり)

映画「キングコング:髑髏島の巨神」の怖いシーン、あらすじ、観た感想を紹介します。

結末のネタバレがあるのでご注意ください。

作品情報

巨大生物の暮らす島に不時着した調査隊のサバイバルや巨大生物同士のバトルを描くアクション映画。

ゴジラとキングコングを主体とした一連の作品群、モンスター・ヴァースの2作目。ゴジラは登場せず、キングコングの物語が描かれます。

“髑髏島”にやってきた調査隊のヘリコプターが巨大生物コングによってすべて破壊されてしまう。元特殊部隊のコンラッドらは島から脱出するため補給機がやってくる予定の島北部を目指す。一方、小隊を率いるパッカード大佐は自分の仲間を殺したコングへの復讐に燃え、強力な武器を積んだヘリの行方を捜し始める。両チームはコング以外の危険な巨大生物に遭遇しながらも、それぞれの目標に向かって歩みを進める。

2017年製作/118分/アメリカ
原題:Kong: Skull Island

ストーリー概要

・古代の巨大生物研究を行うモナークのランダは調査隊を結成し、未知の島髑髏島に向かう
・島にいた巨大生物コングにヘリコプターを破壊され帰還する手段を失ってしまう
・墜落地点が分かれた民間人チームと小隊チームがそれぞれ違う目的を持って行動を始める
・民間人チームは、島から脱出するため軍の補給機が着陸する地点を目指す
・小隊チームは、仲間を殺したコングを倒すため、強力な武器を積んだヘリを探す
・小隊チームはコングに攻撃を仕掛けるが、隊長が殺されてしまう
・コングは、人間を襲おうとする髑髏クローラーを倒す
・生き残った全員で補給機の着陸地点へ向かい無事に帰還する

あらすじ

髑髏島に降り立つ人類

NASAの人工衛星ランドサットが南太平洋上に人類未踏の島(髑髏島)を発見する。特務研究機関“モナーク”に勤めるビル・ランダは未知なる生命を見つけるため、髑髏島を調査することになる。

ランダが隊長を務める調査隊には、プレストン・パッカード大佐率いるアメリカ陸軍部隊や元SASのジェームズ・コンラッド、戦争カメラマンのメイソン・ウィーバーらが加わった。

調査隊の乗る船が髑髏島の近くまでやってくるが、嵐が島を覆うように進路をさえぎっていてそれ以上航行が不可能であった。そこで、ヘリコプターに乗り込み嵐を越えることになる。ヘリコプターは無事に嵐を抜け、地質調査のための爆弾を投下しながら島の上空を飛んでいたところ、巨大な生物(コング)が現れ、ヘリコプターをすべて撃墜する。

島を彷徨い歩くことに

墜落を生き延びたメンバーは、2つのグループと、ひとり(チャップマン少佐)に散らばってしまう。コンラッド、ウィーバー、科学者たちの「民間人チーム」は、三日後に軍の補給機がやってくる島北部の地点に向かう。

パッカード大佐は今回の調査が地質調査であると嘘をついていたランダに詰め寄り真実を聞き出す。ランダ曰く、この惑星には古代種生物が存在し、人類が手を打たないといずれ支配されてしまうという。

パッカード大佐率いる「小隊チーム」はコングを倒すため武器が積まれたチャップマン少佐のヘリコプターを探すことになる。その途中でクモのような巨大生物と戦闘になり犠牲者を出しながらもなんとか勝利する。

一方、民間人チームは島の部族とひとりのアメリカ人と出会う。そのアメリカ人はマーロウと言い、第二次世界大戦中のドッグファイトで不時着してそのまま28年間も島で暮らしていた。

マーロウは、猿のような巨大生物「コング」について一行に話した。島民は何千年もの間、巨大生物に怯えながら生きてきたが、あるときからコングが島民を守るようになった。そしていま、調査隊の落とした爆弾によって地下に住む巨大トカゲ髑髏クローラーが目を覚まし地上に這い出てきたという。

マーロウはコンラッドらと島の北端を目指すことになる。徒歩では時間がかかるためマーロウは自作のボートで川を進もうと提案する。そのボートは日本兵のグンペイとマーロウが島を脱出するため戦闘機を改造してつくったものだった。

たった一人で島をさまようチャップマン少佐は、髑髏クローラーに襲われ亡くなってしまう。

2つのチームが合流する

ボートで川を北上していたコンラッドらは、途中でパッカード大佐の小隊と合流する。チャップマンを捜索したいというパッカード大佐に従い、全員で危険な地帯とされる西部に徒歩で向かう。

一行はコングの両親の骨が散らばる地帯に差し掛かる。すると髑髏クローラーが現れ、チャップマン少佐の頭蓋骨を吐き出した。

ランダは髑髏クローラーに食べられてしまう。一行は襲ってくる髑髏クローラーを協力して倒した。

仲間の仇を討つためコングを倒すというパッカード大佐と、コングを殺せば他の巨大生物が繁殖してしまうと主張するマーロウが揉め、小隊チームと民間人チームが別々に行動を始める。

巨大生物同士の戦い

ヘリを見つけた小隊チームは、武器を取り出しコングを倒すための準備を始めた。

コンラッド、ウィーバー、マーロウは攻撃を仕掛ける小隊チームからコングを守るために引き返した。パッカード大佐はコングを倒すためその周りに爆弾を仕掛ける。そこへ髑髏クローラーが現れコングに向かってくる。パッカード大佐は起爆スイッチを押そうとしたところコングに手のひらでつぶされてしまう。

髑髏クローラーはコンラッドらを追いかけるが、そこにコングがやってきて両者は激しく戦い始める。最終的にコングは髑髏クローラーの舌を引き抜き勝利した。コンラッドらと小隊のメンバーは補給機の着陸地点にボートで向かった。

28年ぶりに祖国に帰国したマーロウは妻や息子が暮らす家を訪れた。

エンドクレジットでは、モナークの科学者ブルックスがコンラッドとウィーバーにコングのほかにも巨大な生物が存在することを説明する。

解説

ここからは作品内で語られた重要な設定について解説していきます。

コング

本作においてコングは、髑髏島に住む部族を守る神のような存在。髑髏クローラーという爬虫類型巨大生物に両親を殺されてから、ひとりでこの髑髏クローラーと戦っている。成長期でありこの後さらに大きくなる予定である。

髑髏島

NASAの人工衛星ランドサットが打ち上げられるまでは、世界に知られていない人類未踏の島だった。島の周りは常に嵐が巻き起こり、近くを通りかかった船や飛行機が消息を絶つ危険な地帯だった。島には、人類誕生以前から存在する巨大生物が生息している。

地球空洞説

髑髏島の調査が行われた結果、それまで信じられていなかった地球空洞説が真実であると証明された。コングのライバル、髑髏クローラーは本来地下世界に生息しているが人類が調査のため行った爆弾投下により地上へと出てきた。

キングコング:髑髏島の巨神(Prime video)