「オーメン2 ダミアン」映画ネタバレ結末感想 怖いシーン解説あり

映画「オーメン2 ダミアン」の怖いシーン、あらすじ、観た感想を紹介します。

結末のネタバレがあるのでご注意ください。

ジャケガリ君
ジャケガリ君

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作品情報

悪魔の子ダミアンが自分の邪魔となる人物を次々と消し去っていく恐怖を描いたホラー映画。

前作で主人公のロバートは養子のダミアンが悪魔の子であることを知り、殺そうとするが失敗し亡くなってしまう。養育者を失ったダミアンはロバートの弟リチャードに引き取られる。ダミアンが12歳になったころから彼の邪魔者が次々と不審な死を遂げていき・・・。

1978年製作/107分/アメリカ
原題:Damien: Omen II

ストーリー概要

・(前作の内容)ブーゲンハーゲンは、ダミアンを倒すための短剣をロバートに託す。

・(前作の内容)ロバートはダミアンを倒すことに失敗し亡くなる。

(以下、今作の内容)

・ロバートの死を知ったブーゲンハーゲンはダミアンの正体を友人に話す。

・その友人にダミアンの正体をつづった手紙と短剣をロバートの弟リチャードに渡してほしいと頼む。

・“オカルト話”を信じない友人を納得させるため、ふたりは古代遺跡に書かれたダミアンの画を見に行くが遺跡の崩壊によって生き埋めになる。

・それから7年後。リチャードの養子として育ったダミアンが12歳になったころから彼の邪魔をする人物が次々と悲惨な死を遂げる。

・リチャードはダミアンの正体に気づき、短剣で始末しようとする。

・しかし、リチャードはダミアンの手先となった妻のアンに殺され、前作に続きダミアン討伐は失敗に終わる。

怖いシーン紹介

本作の怖いシーンを紹介します。上映時間のどのあたりにあるかも記述するのでショッキングな描写が苦手な方は参考にしてみてください。

・カラスに襲われる(37分42秒ごろ)
記者の女性がダミアンの正体を主人公に伝えた後、カラスに襲われそのあと前からやってきたトラックに轢かれます。

・ガスを浴びる(1時間6分54秒ごろ)
バイオ企業の見学にやってきた学生たちに職員が設備の説明をしているときにガスが噴出。それを浴びた職員が意識を失い青い顔をして口から泡を吹くシーンがあります。

・エレベーター内で胴体切断(1時間11分57秒ごろ)
ダミアンの正体に気づきそうになった研究員がエレベーター内の事故でワイヤーに胴体を切断されます。

・列車に体をつぶされる(1時間36分36秒ごろ)
主人公にダミアンが悪魔の子である証拠を見せた男性が操車場で列車と列車の間に挟まれ亡くなります。

あらすじ

ダミアンが生きていることを知った男

前作のラストから1週間後。新聞を読んだ考古学者のカール・ブーゲンハーゲンは、ロバートがダミアンを始末し損ねたことを知る。

病気を患うブーゲンハーゲンは友人のマイケルにダミアンを殺すための短剣をロバートの弟夫婦に渡すよう頼む。しかし、マイケルはブーゲンハーゲンの突飛な話を信じようとしない。

そこでブーゲンハーゲンはマイケルを遺跡に連れていきダミアンの顔が描かれた壁画をみせた。ようやく話を信じたマイケルだったが、突然始まった遺跡の崩壊によりふたりは生き埋めになってしまう。

ダミアンの邪魔者たち

それから7年後。12歳になったダミアンはロバートの弟で実業家のリチャード・ソーンとその妻アンのもとで一緒に暮らしていた。

ダミアンは、いとこのマーク(ロバートの実子)とは仲が良かったが、リチャードの叔母マリオンからは嫌われていた。マリオンは同じ陸軍士官学校に通うダミアンとマークを別々の学校に通わせるようリチャードに迫る。すると、マリオンは部屋に入ってきたカラスに睨まれ心臓発作を起こし亡くなってしまう。

さらに、ダミアンの脅威を訴える記者や、リチャードの会社に勤める管理職など、ソーン家の周りで次々と不可解な事件が相次ぐ。

ダミアンの正体

ウォーレン博士がソーン博物館に届いた荷物を開けると、7年前にブーゲンハーゲンがリチャードに託すつもりだった手紙と短剣が入っていた。

ウォーレン博士はリチャードのもとを訪れ「ダミアンは悪魔の子で、山犬から生まれた」と手紙の内容を話した。

その話を偶然聞いていたマークはダミアンに詰め寄り、ダミアンはその話が本当であると認めた。

ダミアンはマークを仲間に引き入れようとするが、マークはそれを拒絶する。ダミアンは悪魔の子としての能力を使い、手を触れずにマークを殺した。

リチャードはダミアンが悪魔の子だという確証を掴むため、ニューヨークに向かった。そこで、先に到着していたウォーレン博士と合流し、とある操車場へやってくる。リチャードが列車に積まれたイゲールの壁をみるとダミアンの姿が描かれていた。

一方、ウォーレン博士は誤って走り出した列車に押しつぶされ亡くなってしまう。

リチャードはダミアンを倒そうとするが・・・

ダミアンが悪魔の子であると確信したリチャードはそのことを妻アンに話し、彼女と共にソーン博物館に向かった。ダミアンも呼び寄せ、短剣を使って殺そうとするが、アンにその短剣で刺死殺される。アンもダミアンの仲間だったのだ。

ダミアンはボイラー室を爆発させ建物を燃やしアンを殺した。燃え盛る博物館を後にしたダミアンは、待たせていた運転手のもとに向かった。

感想

一作目ではあの幼きダミアンが、今作では12歳になり再び彼を取り巻く人物の死が相次ぐようになります。一作目を観てこの後ダミアンってどうなっていくんだろう?と気になった人ならほぼ間違いなく楽しめる内容です。

一作目のダミアンは幼児なので正直彼自身が何を考えているかはあまり描かれません。一方、2作目では12歳に成長したダミアンのひととなりが少し浮き彫りになります。一作目で説明されなかったダミアンの人物像を知るという意味で興味深い一作でした。

また、一作目から引き続き、「一見すると事故死」な人々の死にざま描写も健在で、満足度も高いです。エレベーター内でのワイヤーで胴体を切断される死に方がお気に入りです。