「WITCH GAME/ウィッチ・ゲーム」は2019年のカナダ製ホラー映画。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:ジョーダン・バーカー
キャスト:
ハンナ・カスルカ
サッシャ・クレメンツ
コービン・ブルー
アレクサンダー・デ・ヨルディ
原題:Witches in the Woods
製作年:2019年
製作国:カナダ
上映時間:90分
感想
そこそこ怖いホラー映画です。
ジルは恋人の誘いで、男女7人でスキー場に出かけるが、途中で通行止めになってしまい、近道だという道を通っていく。しかし、道に迷いガソリンも底をついてしまう7人。身動きの取れない7人は、過去に魔女裁判が行われたという、踏み込んではいけない区域に足を踏み入れることに。そんな中、友人のアリソンが異様な行動をとる。そして次々と仲間が殺されていくのだが―!?
※重要なネタバレなしでいきます。
スキーに向かう途中の男女が遭難してしまい、やがてその中のひとりが悪魔に取りつかれたようにおかしくなっていって…。
導入はホラー映画でよくある旅先に向かう車内のシーン。彼らがとにかく仲悪い。ようこんなメンバーで旅行に行こうと思ったな?!と誰もが突っ込みたくなるはず。
まぁそれは置いといて。スキー場に向かう道で交通事故が起きており仕方なく迂回することに。このままでは到着が遅くなるからと、近道をしようとした結果、雪山で遭難。仕方なく車で待機することになりますが、メンバーの一人・アリソンが悪魔に取りつかれたようにおかしくなっていきます。このアリソンがめちゃくちゃ不気味でよかったですね~。顔色も悪いし、ウー、ウー呻くし、頭を車のガラスにガンガンぶつけるし…。ほかにも彼女の怖いシーンはたくさんあり、なかなかビビらせてくれます。
主人公・ジルは二股をかけており、なんと彼氏も浮気相手も今回の旅行に同行しているのです。途中で彼氏に浮気がバレて揉めることに…。まぁこのあたりの設定もいいアクセントになっていたかなと。あとは、アリソンが昔、男たちにひどいことをされたときに、ジルの彼氏と浮気相手が居合わせていた的な展開もあり、いよいよ嫌なドラマになっていきます。一般的なホラー映画でありながら、一方でどろどろとした人間ドラマが裏で展開されているお得感のある脚本になっていました。まぁそのせいで若干とっ散らかった感があるのですが…。
総評
悪魔に取りつかれたアリソンという女性がとにかく怖くてそれだけでそこそこの満足感があります。どろどろとした人間ドラマもなかなか楽しい。ただ、全体的にはパンチが弱くあまり印象に残らない映画でした。
というわけで評価は7/10としました。
ストーリー紹介
ジルは友人たちと車でスキー場へ向かっていました。
しかし、目的地の途中の道で交通事故が起きており、やむなく迂回することに。
近道を見つけその先に進みますが、雪にタイヤが取られ立ち往生してしまいます。
やがて、吹雪も強くなりトッドとアリソンが助けを呼びに向かい、残りは車の中で待機することに。
夜になり、アリソンだけが車まで戻ってきますが、彼女はまるで悪魔に取りつかれたように様子がおかしくなっていました。
アリソンを車に乗せ薬を飲ませたりして何とか落ち着かせます。
その後、車のガソリンも底をつき、暖房も聞かなくなってしまいます。
この間にもアリソンの奇行はエスカレートしていきます。
ここで、仲間割れが起こり殺し合いに発展・・・。
ジルは、周りのみんなの言葉をうのみにしアリソンが悪魔に取りつかれたと考え彼女を刺し殺してしまいます。
こうして、仲間の中で生き残ったのはジルのみとなりました。
おわり
コメント