「キューブ:ホワイト」映画感想(ネタバレ)あの「キューブ」とは関係のない映画

キューブ:ホワイト(字幕版)
キューブ:ホワイト(字幕版)

「キューブ:ホワイト」は2018年のイギリス製スリラー映画。監督は「Servants’ Quarters(日本未公開)」のポール・ラシッド。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ポール・ラシッド

キャスト
シャウナ・マクドナルド
オデッド・フェール
ニコラス・ファレル
アムリタ・アチャリア
シャロン・モーン
キャンディス・ネルゴール

原題:White Chamber

製作年:2018年

製作国:イギリス

上映時間:89分

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

面白いところもあるけどあるキャラが活かしきれておらず全体的には退屈に映画でした。

ルースが目を覚ますと、そこは真っ白な立方体の中だった。すると突然謎の声が響き、難解な質問が繰り返される。ルースが答えられないでいると、室温が急上昇し…。←アマゾンからの引用ですが「ルース」とされている部分は間違いで実際には「エレノア」ですね。

「キューブ」とは関係ない映画

もちろん、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の「キューブ」とは関係ない映画です。白い部屋の中だけで繰り広げられる“死のゲーム”的なワンシチュエーションスリラーでもありません。というわけで「キューブ」の続編でも「キューブ」的な内容でもないのでこれから鑑賞する方はご注意ください。

白い部屋に閉じこめられめちゃくちゃ気温を上げられたり、下げられたり、酸の雨が降ってきたり…という地獄のような展開は結構げっそりしてしまうショッキングさがありよかったと思います。実際に自分がこれをされたらと想像しながら観るとより楽しむことができます。ザカリアンという男がその白い部屋で薬品を投与され次第に半狂乱になっていく場面はその演技のテンションの高さにつられて観ているこちらも楽しくなってきました。彼がモンスターのように暴れまわるラストあたりのシーンも見どころの一つと言えるでしょう。

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面白いところはそれぐらいで、あとは結構退屈というか…。まず、新人研究員のルースというキャラの設定があまり生かせてないと感じました。このルース、要は非人道的な実験を平気な顔で行うほかの研究者たちに対し、その行為のひどさを客観的な視点で批判するキャラです。主人公と対立するキャラのわりに終盤までは映画的に盛り上がれる行動も起こさないし…。これが端役ならまだ良しですが、重要キャラのように扱われやたらと登場シーンが多め。彼女が登場するシーンになると観ているこちらのテンションが下がっていきます。もっと主人公をかき回すような印象的なキャラにしてくれたら…と残念に思います。このキャラが面白ければ本作はそこそこ楽しめる映画になっていたと感じました。

あ、あと一点細かいところですが、面白かったところを…。エレノアにルースが刃物で刺されてしまう場面。ルースがまだ生きているにもかかわらずほかの研究員たちが「これは殺人よ」とか言ってルースが死ぬ前提で口論しているところは思わず吹き出してしまいました。その話を苦しそうに聞いているルースの顔のアップが特に面白いです(笑)

総評

部分的には面白いところはあったけど、ルースというキャラが活かしきれておらず全体的にはつまらない映画という印象に。というわけで評価は6/10としました。

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ストーリー紹介

登場人物

エレノア:正規軍の化学兵器を開発する施設で働く女性。

ザカリアン:イギリス政府打倒を目指すUKLA(英国解放軍)のリーダー。

ルース:エレノアと同じ化学兵器開発施設で働くことになった新入りの女性。

ある男を被験者にして化学兵器開発を行う

近い将来のイギリス…。ザカリアン将軍率いる反政府組織「UKLA(英国解放軍)」は政府打倒のため各地でテロ行為に及んでいました。

そんななか、エレノアという女性が「白い部屋」に閉じこめられ、ザカリアンから拷問を受けます。彼女は記憶をなくしており、どうしてその白い部屋に入れられたかわからない様子でした。

エレノアがなぜその部屋に閉じこめられたのか。それは5日前にさかのぼります。

エレノアは、正規軍の科学兵器を開発する部署で働いていました。彼女は「白い部屋」にザカリアンを入れて、痛覚を鈍感にする薬品(アルゴ)の効果を調べる実験をその他のスタッフとともに行います。

「白い部屋」で行われるありとあらゆる非人道的な実験に反発を感じた新入り研究員のルースがエレノアに異議を申し立てます。言い争いの結果、エレノアがルースを刃物で刺してしまいます。

ルースは最後の力を振り絞り「白い部屋」のドアを開け、ザカリアンを開放します。ザカリアンは投与された薬品のせいで半狂乱になりながらその場にいた研究員に襲い掛かります。一人の研究員がザカリアンの隙をついて襲い掛かり殺します。そこへザカリアンとうり二つの人物が部下を引き連れ急襲をかけてきました。彼こそが本当のザカリアンで、いままでエレノアたちが実験体としていたのは彼の弟でした。

時間は現在に戻ります。ザカリアンは「白い部屋」からエレノアを出します。そして、薬品をテロに利用するためエレノアに薬品の開発を続けるよう命令しました。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

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