今回は「ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー」を鑑賞しました。
ホラー雑誌の編集者が殺人鬼たちから命を狙われることになるというホラー映画。
ある殺人鬼のカリスマ性にやられてしまい、なかなか楽しめました。
個人的な評価は7/10点です。
作品情報
監督:コーディ・カラハン
出演:エヴァン・マーシュ、アンバー・ゴールドファーブ、アリ・ミレン、デビッド・ケーチナー
原題:Vicious Fun
製作年:2020年
製作国:カナダ
リリース:2021-08-04
上映時間:101分
映画サイトでの評価:「IMDB」6.6/10点、「フィルマークス」3.1/5点。
ストーリー紹介
感想
・あの映画で見た殺人鬼大集合
殺人鬼たちが集まる会合に偶然参加することになったホラー雑誌編集者が殺人鬼から命を狙われることになる…というホラー映画。
登場するのはスラッシャーホラーとか、ピエロホラーとか、サイコパスホラーとかに出てきそうな殺人鬼たちで、ホラー映画ファンだったら「この殺人鬼はあの映画を参考にしてて、そっちは…」とあれこれ考えながら見る楽しみがある作品です。殺人鬼たちが円になって殺人の方法なんかについて情報交換している場面なんかもシュールで面白いです。
話は「主人公が殺人鬼たちに命を狙われ仕方なく戦う」という非常にシンプルなもの。主人公は「ホラーマニアでちょっと変わっていて意中の女性に相手にされていないホラー雑誌の編集者」で、彼が一人前の男に成長するまでの物語でもあります。
登場キャラのオカシな言動で笑いを取るギャグが放り込まれるコメディテイストになっていて、これは正直笑えるとこ笑えないとこ両方ありますね…。ふたりの刑事のキャラは結構好きで、ひげを馬鹿にするな!と主人公に掴みかかるとこは思わず笑ってしまいました。
アクションはそこそこキレがあっていいのですが、殺人鬼の戦い方が意外と地味でオッと思えるような場面はほぼなかったですね。キャラ自体は強烈なのに戦い方は印象に残らないというアンバランスさ。
ただ、殺人鬼の実質的なボスであるボブのキャラは魅力的で、彼が画面に出てくるだけでテンションが上ります。彼はサイコパス系殺人鬼っぽいキャラ造形で、口がうまく、頭の回転も早く、演技力もあってというキレモノタイプ。主人公を殺すために次はどんな手にでるんだろうとワクワクしてきます。また、彼の怪しげな見た目とか、特に特徴的なあの声とかもいいんですな。
まとめ
ホラーマニアなら特に楽しめるホラー映画という感じ。
殺人鬼の戦い方が意外にも地味で若干の物足りなさを感じるものの、ボブという殺人鬼が魅力的なので特にそこに注目しながら見ると楽しめるのではないかと思います。
というわけで評価は7/10点としました。
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