どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「アンセイン 狂気の真実」。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
感想
ストーリー
ストーカー被害にあい、精神的に参っていたソーヤはある施設でカウンセリングを受ける。その施設は悪徳な保険金詐欺を行っており、ソーヤは強制的に入院させられてしまう。7日間の入院生活を送っていたソーヤだったが、そこにストーカーのデビッドが現れ…というお話。
独特の画作り
全編がiPhoneで撮影されたというのが売り文句の本作ですが、そのおかげか独特な画作りになっていて、ほかではなかなか見ないクセのある映画になっていると感じました。特に広角撮影が印象的で一画面にひろい範囲が写りこむ画が不気味な感じでよかったです。ほかにもゆっくりとカメラを横に振るカメラワークや、画面の中央に大きめに人物を配置するカットなどが多くありこれらも不安をあおってくる感じです。
物語の展開はありきたり?
ストーカーは主人公の妄想かと思ったら実はストーカーは実在していたという展開は「そうだと思ってた」という感じで予想がつくものですが、オチでもう一回それがひっくり返される展開があり、最終的にはあぁいい映画を観たなという印象になりました。
総評
結構楽しめた映画です。独特の画作りのおかげで味わい深い映画になっていました。
評価は8/10としました。
あらすじ
ソーヤは、ストーカーのデビッドという男から逃れるため新たな土地で生活を始める。
それからもソーヤはことあるごとにストーカーの恐怖を思い出し日常生活に支障をきたすようになる。そこで、ハイランドクリーク行動センターという施設でカウンセリングを受けることに。しかし、彼女はカウンセリング後に強制的に入院させられてしまう。24時間の入院の予定だったが、職員をストーカーに見間違え暴力をふるってしまったため入院期間を7日間へと伸ばされてしまう。
続きを読むソーヤは同じく入院しているネイトという男性と仲良くなり、ハイランドクリークが保険金が目当てで患者を強制的に入院させていると知らされる。
ある日、ソーヤは職員のなかにストーカーのデビットがいるのを発見。周りの職員にストーカーがいると訴えるが幻覚を見ているとみなされ、ベッドに縛り付けられてしまう。
ソーヤはネイトが隠し持っていた携帯電話を借り、母へ電話し施設へ強制的に入院されていることを告げる。母はすぐに施設へやってきて娘を退院させるように訴える。しかし、事が大きくなるとソーヤの仕事に影響が出ると言われソーヤを連れ戻すことを断念する。その後、警察に話をしたが犯罪の証拠がなければ動けないと取り合ってもらえない。母はいつでも駆けつけられるようにソーヤの施設の近くのモーテルで寝泊まりをすることに。その日の夜、モーテルにエアコンのメンテナンスがやってくる。その男はストーカーのデビッドであった。
ソーヤはネイトにデビッドに出会った頃の話をした。ホスピスでのボランティアをしていたソーヤはとある老人の世話を任される。その老人にいつも付き添っていた息子がデビッドであった。デビッドはソーヤに好意を抱き異常な形でアプローチをしてきたためソーヤはそれを無視していた。ストーカー行為はエスカレートし、青いドレスが家に置かれているということがあったためソーヤは保護申し立てをする。
デビッドはソーヤがネイトとたびたび会話をしている場面を目にし、ネイトを殺してしまう。そして、寝ていたソーヤを人目につかない密室に運ぶ。そして目覚めたソーヤに対して、愛していること、山小屋へ行きそこで一緒に暮らしたいと思っていることなどをまくしたてる。ソーヤは、デビッドに入院患者のヴァイオレットを連れてこさせた。ソーヤはヴァイオレットのお手製の凶器を持っていることを知っており隙を見てそれを取り、デビッドに突き刺す。そして、密室のドアを開け屋外まで走って逃げる。物陰に隠れて一息ついていると後ろからデビッドに襲われ、車のトランクに乗せられてしまう。ソーヤは自分の隣に黒いビニールに包まれた死体があることを発見する。それは自身の母親であった。ソーヤはトランクを開け走行中の車から飛び降りる。デビッドはソーヤを捕まえ、彼女を地面に横たわらせた上で、隣に寝そべり想いを伝える。ソーヤは鋭利な破片を取り出し、デビッドののどを切り裂き殺した。
その頃、テレビのニュースではネイトが殺害されたことを取り上げていた。彼は記者で強制的に入院のうわさがあったハイランドクリークへの潜入取材をしていたのだった。
ハイランドクリークに警察がやってくる。ネイトが残した強制入院に関するメモが発見されたことで、施設の代表が逮捕される。
それから6か月後。ソーヤは仕事に復帰していた。同僚とレストランでランチをしているとき、ソーヤが突然ナイフを手に取り、ある男性客の方に歩いていく。彼女にはその男性が、死んだはずのデビッドに見えていたのだった。その客が振り返ったことでデビッド出ないことにようやく気づき足早にそのレストランから出ていった。
作品情報
アンセイン 狂気の真実
監督:スティーブン・ソダーバーグ
キャスト:
クレア・フォイ
ジョシュア・レナード
ジェイ・フェイロー
ジュノー・テンプル
エイミー・アービング
原題:Unsane
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:98分
参考サイト:映画.com
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