「ゲームオーバー(2020)」映画感想ネタバレ(8/10点)センスある罵り言葉が魅力のデスゲーム

今回は「ゲームオーバー」を鑑賞しました。

若者9人が森の中で殺し合いゲームをさせられる・・・というホラー映画。

馬鹿っぽさが魅力になるタイプの作品でなかなか楽しめました。

個人的な評価は8/10点です。

作品情報

監督:アラスター・オア
出演:ライネ・スワルト、ラッセル・クラウス、リーズル・アーラース、スティーヴン・ジョン・ウォード、キャメロン・スコット、ペイジ・ボニン、ショーン・キャメロン・ミッチェル、クレイグ・ウルバニ
原題:TRIGGERED
製作年:2020年
製作国:南アフリカ共和国
リリース:2021-08-04
上映時間:94分
映画サイトでの評価:「IMDB」5.1/10点、「フィルマークス」2.8/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)
高校時代の仲良しグループ9人が久々に集まりキャンプ森のなかでキャンプをしてた。

しばらくして、彼らは何者かに催涙ガスで眠らされ、その間に時限爆弾付きのベストを着せられていた。

目が覚めて大騒ぎする彼らのもとに、高校時代の化学の教師ピーターソンが現れる。彼は息子ケイレブの事故死をその9人グループのせいだと考えていてその仕返しをしようと企んでいたのだった。仕返しの方法は9人で命をかけたゲームをさせること。

9人それぞれが制限時間を与えられ、それがゼロになるとベストが爆発して死亡。誰かが死ぬとその人間の一番近くにいたその時間が自分の制限時間に追加される。最後に残ったひとりだけが生きてこの森を去ることができる。

そのような話を9人にしていたピーターソンだったがおもむろに銃を取り出し自殺してしまう。

制限時間のカウントが始まり仕方なく9人は殺し合いを始める。

生き残りが3人になったころライアンはエリンに自分のせいでケイレブが死んだことを告白する。

ライアンは奨学金を獲得するため成績が自分より良かったケイレブを蹴落とそうと、彼にドラッグを摂取させ学校の薬物検査で陽性が出るようにするつもりだったが、量を間違えて殺してしまったのだった。

ライアンはケイトーに殺され、残るはケイトーとエリンのみとなる。

エリンはケイトーの足を銃で撃ち動けなくさせ、その間にケイトーは時間切れになり爆発して死亡。

こうして、エリンがゲームから解放される。

感想

・仲良し同士のデスゲーム

高校時代の仲良しグループが、彼らに恨みを持った男によって殺し合いをさせられるというデスゲーム系ホラー。

話は雑で中身空っぽの作品ですが、やたらとハイテンションな殺し合い、それに付随する悪口や罵り合いが段々と癖になる作品で結構楽しめました。

制限時間がゼロになると爆発してしまう時限爆弾付きのベストをそれぞれが着ていて、相手を殺すとその人の制限時間を自分のものにでき、最後まで生き残った人間だけが解放されるというデスゲーム…。結構シンプルなルールで非常に見やすいです。あ、「相手を殺すと」の部分は正確には死んだときその一番近くにいた人間に制限時間が追加されるですね。

まぁとにかく、単純明快なルールのなか9人の若者が殺し合いを繰り広げていきます。彼らのなかには恋人、親友同士がいたりするのですが、殺し合いという極限状況の中でその関係が崩れていく面白さが本作の売りですね。人間関係崩れモノ映画が好きな方にはかなりおすすめできる内容となっております。

彼らは、あいつがそいつと不倫してたとかその他諸々、殺し合いをしながらも罵り合い、悪口が止まりません。そのセリフのなかには思わず笑ってしまうユーモラスなものがあって、僕が気に入ったところで言うと

「ロケットの発射か、レンジで温めるときを除けば時限タイマーは悪いものだろ」
「ターミネーター2を見ても泣かなかったサイコめ」
「ファクス機より先に昇天しそうだ」
「(爆死した人間に対し)欲求不満で爆発した」

あたりですかね。ほかにも気の利いた一言(?)が多数あって本作の魅力の一つになっています。

単発のセリフ以外にも、浮気をめぐる話の中でヘルペスが感染していった経路についてのやり取りなんかは爆笑モノです。殺し合い中にする話か?というギャップが面白いんですよね。

殺し合いのシーン自体も結構痛そうで、満足感がありました。不意打ちは当たり前、妊娠してようが容赦なし、事故的に殺してしまって覚醒するとか、見どころもたくさんありますしね。

登場キャラは9人と多く、夜の森なので暗くてキャラの判別は最初のうちは難しく感情移入もしづらい。というか、そもそも感情移入はさせないようになっているとは思いますが。どいつもこいつもひどいやつで、そのひどいやつらの醜い争いを傍観者として楽しむという趣旨で作られた作品のように思います。それでも、そのひどさが逆に癖になってきて、とくにケイトーというキャラは個人的なお気に入りです。

まとめ

極限状況でみせるクズたちの醜い争いが面白いデスゲーム系ホラーという感じです。

罵り合いや悪口のセリフがひとひねり効いていて、ときには不謹慎でたまらなく面白い。

殺し合いの描写も気合は入っていてイイのですがそれ以上にこのネガティブなセリフの応酬が本作一番の見どころといっていいと思います。

ゲームの仕掛け人である高校教師は子供の復讐といいながらベストの液晶に表示される文字がノリノリで「お前楽しんでやってないか?」と突っ込みたくなるし、ひとりだけ生き残らせる意味の無さとか、雑な部分も多くありますがこの作品にとってはそれさえもプラスになってしまうような、そんな映画でした。

というわけで評価は8/10点としました。

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