「ワイルド・レース」映画感想(ネタバレ)渋いジョン・トラボルタが見れるレース映画

ワイルド・レース(字幕版)
ワイルド・レース(字幕版)

「ワイルド・レース」は2019年のイギリス・イタリア・スペイン合作のレース映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:カールサン・カーデル

キャスト
ジョン・トラヴォルタ
ロザベル・ラウレンティ・セラーズ
シャナイア・トゥエイン

原題:Trading Paint

製作年:2019年

製作国:イギリス・イタリア・スペイン合作

上映時間:87分

感想

基本の設定だけ見ると面白くなりそうだが、あっさりすぎる映画。

ダートトラックレース界で頂点を極めた伝説的ドライバーのサム・マンローは、今は第一線から身を引き、同じ道に進んだ一人息子キャムが自分のようなチャンピオンになることを夢見ていた。しかし父の期待を一身に背負ったキャムは思うように成績を上げることができず、父とライバル関係だった現役ドライバー、リンスキーのチームに移籍することを決意。それを機に、父と子の間に深い溝ができてしまう。サムは父親としての生き様を、さらにチャンピオンとしての誇りを息子に示すかのように、再びレースの世界にカムバックする……。

基本設定はいいんだけど…

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

息子との確執があり、犬猿の仲のライバルもいて、妻を亡くした悲しい過去も抱えている主人公の話であり、これらの基本設定だけ見ると傑作の予感がしてきます。しかし、実際には期待に反しどんどんつまらなくなっていきます。

まず、肝心のレースの見せ方がタンパクで全然面白くありません。普通だったら勝つか負けるかのデッドヒートをもっとドラマ的に描くと思いますが、本作の場合はチョロっとしかそういう場面はありません。ダイジェスト的な見せ方というか、いつの間にかゴールしていたという感じがあります。後で考えると予算も少なくおそらくカメラ割りとかもこだわることができかったのかもしれません。

サムのライバルであるボブまわりの描き方も浅すぎです。まず、サムとボブが仲が悪いという設定なのですが、どうして仲が悪いのかという肝心の部分が描かれておらずもやもやしてきます。サムの息子でレーサーのキャムがよりにもよってボブのチームに加わることになるという展開があり、これは面白くなりそうだと思うわけですが、どうも中途半端な印象が拭えません。その象徴的なシーンが、ボブがキャムに対しレース中にサムを潰せとけしかける場面。キャムはボブの言うことを聞かず、何事もなくレースを終えます。まぁこれはいいとしてそのあとボブがキャムに対し何らかの仕打ちをするとかそういう展開にならず、ボブはキャムを許してしまいます。キャムがサムにその事を話してもサムは別にそれに対してアクションを起こすわけでもなく。なんかもっと揉めろ!と思いながら見ていてストレスが溜まっていきます。

総評

お膳立てはいいけど、料理がうまくできていないという印象の映画でした。レースシーンもあまり迫力を感じません。ジョン・トラボルタの演技は渋くて結構良かったかなと思います。あと、なんか全体的に爽やかな雰囲気をまとっているという点も良かったです。というわけで評価は6/10としました。

ストーリー紹介

伝説的なダートトラックレーサーだったサムは現在一線から退き、息子のキャムのサポート役に回っていました。

そんなある日、なかなか成果の出せないキャムはサムのライバル(ボブ)のチームへ移籍。

レーサーがいなくなったことで、サムは自らレースに出ることになります。そのレースでクラッシュし停止していたキャムの車にサムの車が衝突…。キャムは両足を骨折する大怪我を負い病院に入院することに。

病院を訪れたサムはこれまでの父としての行いをキャムに謝罪し、ふたりは和解します。

それから数カ月後。怪我から回復したキャムが再びレースに復帰することになります。サムは思い出の詰まった自分の車を売り、これまでのものよりもパワフルなマシンを完成させます。

チャンピオンレースに出場したサムはボブを下し、見事優勝を果たしました。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon


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