「パスト&フューチャー 未来への警告」映画感想(ネタバレ)凝った設定が楽しいミステリー

パスト&フューチャー 未来への警告(字幕版)
パスト&フューチャー 未来への警告(字幕版)

「パスト&フューチャー 未来への警告」は2018年のスペイン映画。監督は「インベーダー・ミッション」「ワイルド・ルーザー」のダニエル・カルパルソロ。主人公のジョンを演じたのは「マシューランド」のラウル・アレバロ。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ダニエル・カルパルソロ

キャスト
ラウル・アレバロ
アウラ・ガリード
ヒューゴ・アーバス
ベレン・クエスタ
アントニオ・デチェント

原題:The Warning

製作年:2018年

製作国:スペイン

上映時間:93分

あらすじ

その数式を解けば、未来は変えられるのか?[1913年][1955年][1976年][2008年]同じ場所で起きた惨劇。そして、[53][42][32][21][10]それら運命の数字が導く悪魔の回答とは…。

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

凝りに凝った設定が楽しい

メチャクチャ凝った設定が面白くどんどん引き込まれていきました。なかなかおすすめな一本です!

ある男性が店で銃撃され、昏睡状態に…。その友人はひょんなことから過去にもその場所で複数回、殺人事件が起きていることを知る。それぞれの事件を見比べてみると年齢にまつわるいくつかの共通点が浮かび上がってきて…というお話。

主人公(ジョン)が同じ場所で過去に何度も起きた殺人事件を調べるうちにその場に居合わせた人物の年齢に共通点を見つけていくというミステリー仕立ての作品で、結構スリリングで楽しいです。ラストもひとひねりがあり、ハッとさせられました。年齢の共通点など凝りに凝った設定が、凝りすぎゆえに入り込めない、あるいはシラケてしまうという感想を抱く人もいそうな作品ではあります。年齢に共通点があると言われてもそれが何?という話でもあるので…。

主人公の暮らす2008年が主な舞台にはなっていますが、それから10年後の2018年を生きる10歳の少年の話がその間に挟み込まれています。もちろんこの少年が物語上重要なことはわかりますが、ちょっと冗長な感じがしました。

ラストシーンで主人公が10年後の少年に鏡越しに店から逃げろと言い、その言葉が届いたかのように少年が店を飛び出すという場面がありますが、ここはどうも雑に感じます。その場面に至るまで主人公が知的な調査をしてきた分、最後もとんちの効いたアッと驚く方法で少年の命を救うのかと思いきや、結局鏡越しにその言葉が届いたというふわっとした解決方法に少々がっかりしました。

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総評

凝りまくった設定でグイグイ観客を引き込んでいく良作ミステリー。雑に感じる部分もありましたが基本的に楽しむことができました。というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

ジョン:友人のダビッドがある店で銃に撃たれる現場に居合わせた。同じ店で過去に殺人事件が起きていることに気づき、当時の関係者に話を聞いて回ることに。

ダビッド:ジョンの友人。店に入ったところ銃で撃たれてしまう。

ニコ:2018年時点で10歳の少年。何者からか「誕生日にあの店に行くな」という警告を受ける。

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ある事件に巻き込まれる

2008年4月2日。ジョンとダビッドは酒用の氷を買うため24時間ショップに立ち寄ります。ジョンを車に残しダビッドが店内で買い物をしているとそこへ銃を持った人物がやってきて店内にいた別の男を撃ち殺そうとします。しかし銃弾は運悪くダビッドの頭に当たってしまいます。なんとか一命をとりとめたダビッドですが昏睡状態になってしまいました。

奇妙な一致

ジョンは気になる新聞記事を見つけます。それは、ダビッドが撃たれたショップで32年前にも襲撃事件があり、32歳の男性が死亡したという内容でした。今回の事件と同じくその場には10歳の少年が居合わせていました。奇妙な一致が気になったジョンは当時の事件の関係者に話を聞きに向かいました。

同じ場所で何度も起こる事件

ジョンはその後も調査を続けた結果、1976年と1955年の4月12日に同じショップで襲撃がありそれぞれ一人ずつ犠牲者が出ていることが判明。しかも、ダビッドが撃たれた当時と同じくその場には10歳、21歳、32歳、42歳、53歳の5人の人物が居合わせていたという共通点もありました。

はじまりの出来事

さらに、1913年4月12日にも当時銀行だったその場所で大量殺人事件があったということがわかりました。その犯人の娘(ベロニカ)に話を聞きます。ある戦争に従軍したその事件の犯人(エセキエル)は病気にかかり帰国後その病が娘にも感染。治療費が必要になったため銀行に金を借りに行きますが銀行側は貧乏で資産もないエセキエルには金を貸し出しませんでした。するとエセキエルはその場にいた人たちを無差別に撃ち始め、4人が死亡し、その後エセキエルも自殺してしまいます。

10年後に起こること

ジョンは、4回の殺人事件に共通点を見つけます。1913年の大量殺人事件から42年後の1955年に42歳の女性が死亡、それから21年後の1976年に21歳の男性が死亡、そして32年後の現在、32歳のダビッドが死にかけているのです…。エセキエルは死んでは生まれ変わるということを繰り返しており、これらの事件で犠牲になっているのはすべてエセキエルの生まれ変わりであるとジョンは結論付けました。これまでの法則から考えるとダビッドが2008年4月12日に死亡するとそれから10年後に10歳の少年(ニコ)が死亡してしまいます。

死ぬのはダビッドではなく…

4月12日になり回復の見込みがないと判断されたダビッドから生命維持装置が外されようとしていました。ジョンはニコに警告の手紙を残すため24時間ショップに向かいました。しばらくして、店内にいたジョンの元にダビッドが意識を取り戻したとの知らせが入ります。ジョンは4月12日に死ぬのはダビッドではなく自分だと悟りました。店内にいた若い男がおそらく自分を殺すことになるのだと考えたジョンは銃を取り出しその男に向けます。そして、その男含め店内にいた3人を外へ連れ出します。しかし、5人の人物が居合わせるはずがその場にはジョンを入れて4人しかいません。そこへ警官がひとりやってきて銃をジョンへ向けます。この警官こそがジョンを殺す人物だったのです。その頃10年後の世界では同じ店で銃を持った男が店員ともめていました。ジョンは建物についていたミラー越しに10年後のニコに向け早く逃げるように叫びます。ニコはジョンの声が届いたのか店内から外へ出て銃撃を受けずに済みました。ジョンは警察官に銃で撃たれて死亡してしまいます。

ニコが誕生

ジョンが死亡したその日、ニコが誕生しました。

おわり
参考サイト:映画.com/Amazon

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