「デビルズ・ソナタ」映画感想(ネタバレ)そこそこオススメの音楽ホラー

「デビルズ・ソナタ」は2018年のフランス製ホラー映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

 

作品情報

監督:アンドリュー・デズモンド

キャスト
フレイヤ・ティングリー
シモン・アブカリアン
ルトガー・ハウアー

原題:THE SONATA

製作年:2018年

製作国:フランス

上映時間:88分

感想

人間ドラマ部分は面白いけどホラーとしては物足りない映画です。

若きピアニスト・ローズの下に、生き別れた父の訃報が届く。父が一世を風靡しながら姿を消した著名な作曲家だと分かり、ローズは遺産整理のためフランスの古い屋敷を訪れるが…。

※重要なネタバレなしでいきます。

亡くなった作曲家の父が残した楽譜の謎に迫るホラー映画。父の住んでいた屋敷に隠された4つのシンボルを見つけ、不完全な楽譜を完成させる過程はミステリーテイストになっており、なかなか面白い。古びた立派な屋敷や音楽という題材そのものが重厚さを醸し出しており、雰囲気は抜群に良いです。ただ、絵画が恐ろしい顔になるなどのコケオドシ的ホラー演出はその重厚さに似つかわしくないですね…。ホラーとしては最後の最後まで怖がることはできず、正直物足りません。本作のメインとなるのは、主人公・ローズとそのマネージャー・チャールズの関係性の変化とか、あとはチャールズがある意味呪われた楽譜に囚われ、破滅するとわかっていてもそちらの方向に突っ走っていってしまう姿など、主に人間ドラマ部分だと思います。特に、ローズがチャールズを突っぱねて仲違いするものの長年の関係もあってか一度は仲直りをするもチャールズには実は真の目的があって・・・という一連の場面はサスペンスとしてもハラハラしてとてもおもしろいですね。おそらく音楽の才能はなくてマネージメント側に回ったと思われるチャールズの気持ちの変化とかもよく描けていてキャラに深みが出ていると思いました。これから大惨事が起こりそうなラストシーンは切れ味がよくワクワク感がありました。

総評

人間ドラマとしてはそこそこ楽しめるが、ホラーとしては物足りない映画です。結論としては尺も短いしまぁ観て損はないかなという感じでした。

というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

バイオリニストとして頭角を現しつつあったローズのもとに作曲家だった父・マーロウの訃報が届きます。

遺産をすべて相続することになったローズはマーロウが晩年住んでいたフランスの古びた屋敷を訪れます。

マーロウは謎の4つのシンボルが書き込まれたソナタの楽譜を残していました。

ローズは彼女のマネージャーであるチャールズとともにそのシンボルの解読に挑みます。

ふたりは3つのシンボルの解読に成功し、楽譜を完成させようとしています。

最後のシンボルが意味するのは、ローズがバイオリンでその楽譜を弾くことでした。

チャールズはその楽譜を弾くと悪魔を召喚してしまうことを知りつつ、ローズに演奏を強要します。しかし、ローズは父がその楽譜を作るために複数の子供を殺したことを知り、ヴァイオリンを弾くことを拒否します。

チャールズはローズを脅し無理やりソナタを演奏させます。

すると、どこからともなく悪魔が現れ、チャールズに襲いかかります。

後日。ローズは演奏会で大勢の観客の前で例のソナタを披露しようとしています。

演奏を始めようとするローズの様子はどこか人が変わったようでした。

おわり

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