「リズム・セクション -復讐の銃弾-」映画感想(ネタバレ)さわやかな余韻が残るスパイアクション


今回は2020年9月2日にリリースされた「リズム・セクション -復讐の銃弾-」を鑑賞しました。

飛行機爆破テロで家族を亡くした女性が、訓練を積み犯人に復讐するスパイアクション映画。

スパイアクションとしては小規模で目新しさもない。ただ、観た後に感じるさわやかさがなんかイイ。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「ストーリー紹介」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

飛行機事故で家族を失ったステファニーは、事故がテロによるものだと知り復讐を誓う。そんな中、謎の組織に拉致された彼女は過酷な訓練を受け、対テロのスパイとして養成されるが…。

スタッフ・作品情報

監督:リード・モラーノ

原題:The Rhythm Section

製作年:2019年

製作国:イギリス / アメリカ / スペイン

上映時間:110分

キャスト

ブレイク・ライヴリー
ジュード・ロウ
スターリング・K・ブラウン

映画サイトでの評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中5.2点(9437件の評価)。

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中3点(65件の評価)。

ストーリー紹介

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

主人公は、リサという女性。ある日、彼女のもとに、ジャーナリストを自称するプロクターという男性が現れ、彼女の家族に起きた事故についてのある真相を語ります。それは、「あなたの両親や弟、妹が亡くなった3年前の飛行機事故は単なる事故ではなく、人為的に爆破された結果起きたものだ」というもの。

リサは、プロクターの住む家に行き、その件について詳しく話を聞くことにします。

プロクターは、大学生のレザという男が爆弾を作ったことをリサに教えます。すると、リサは、家族の復讐のため銃をもって大学に行き、レザを至近距離で撃ち殺そうとしますが、寸前でためらい引き金を引けません。このとき、リサはいつのまにかレザにバッグを盗まれてしまいます。そこから、プロクターの家の住所がバレて、彼はレザに殺されてしまいます。

飛行機事故について教えてくれる人を失ったリサは、今回の飛行機爆破の情報をプロクターに提供していた“B”なる人物の住む家に向かいます。

“B”に会い、家族の敵を討ちたいと伝えるリサ。元MI6の“B”はリサを一人前の諜報員に仕立て上げるため、何日もかけて彼女に厳しい訓練を受けさせます。

そんななか、“B”は飛行機事故についての詳細をリサに話します。飛行機事故の黒幕は、ある国のイスラム原理主義の指導者で、のちにドローン攻撃によって死亡しています。事故を起こした理由。それは、改革派の活動家であるアブドゥルという青年を殺し、国から改革派へ警告をするため。黒幕の指導者はすでに死んでいますが、この人物から金を受け取り実際に事故を引き起こした「U17」がどこかで生きていました。U17というのはCIAが正体が不明なものに対するつけるコードネームのことで、だれがU17なのかということはいまだにはっきりとわかっていません。

“B”は、リサが諜報員として活動できるまで成長したと考え、ある男性への接触を命じます。その男性は、元CIAの情報ブローカーであるセラ。セラからU17の情報を引き出すのが、リサのミッションです。そのためには、まずリサ自身が、既に死亡しているペトラという女性になりすますこと。そして、ペトラとしてセラに接触し、行動をもってリサがペトラであると信じ込ませる必要がありました。

セラは、ペトラとして近づいたリサに対し、飛行機爆破にかかわった人間の情報を話します。リサはその人物たちをひとりひとり殺していきます。こうすることで、セラにペトラであると信じ込ませることに成功。


ここから重要なネタバレあり


そしてついにセラは、レザがU17であるとリサに語ります。マルセイユの街中でレザが爆破テロを起こすというので、現地に行きます。そして、バスに乗り込むレザを発見し、リサも乗車。ほかの乗客をバスから降りるよう指示を出し、レザと格闘になります。爆弾のタイマーが作動する前にリサはバスから降り、そのすぐあとにレザはバスごと爆発します。

その後、リサはセラのもとに行き、彼に毒薬を注射し殺します。セラこそが飛行機爆破の実行役であるU17だったのです。リサはなぜセラがU17だと気づいたのか。彼女は、レザと実際に接触し、彼がU17ではないと気づきました。そこで、セラが邪魔者の始末をさせようとリサにうその情報を流したと勘づいたからです。

ここでエンディング。

感想

※今回は重要なネタバレなしで行きます。

テロによって家族を殺された女性が、訓練を積み犯人に復讐するスパイアクション映画。

そこそこの面白さのスパイ映画。大作スパイアクションと比べると、当然規模は小さいけど、アクションもそこそこあり、なかには、おっ!と思ったシーンも。主人公のリサが元MI6の“B”と師弟関係を築き、訓練を重ねていく場面もよく見かける展開ではありますが、それなりに楽しい。スパイアクションらしく華やかさがあり、そしてさわやかさが本作の何よりの特徴です。

アクションでよかったところ

アクションシーンもそこそこ用意されており、なかにはおっ!と思った場面もありました。たとえば、目の見えない男とリサが戦う場面ですね。この男、目が見えないけど、リサの声から位置を特定しているらしく、いきなりリサに襲い掛かってくる。ここは、油断していたのでかなりビビってしまいました。あとは、リサが車で逃げるカーチェイスシーン。ここは、カメラ位置がイイ。リサが運転していて、カメラは助手席のちょっとフロントガラス寄りに配置され、リサとか車の前方を映している。フロントガラスに近い位置にある分、前方を映した時に前のめりになっているような感覚になり、めちゃくちゃ迫力がありました。あとは、実写でとられたと思われるバス爆発シーン。見た限り、バスを実際に爆破しているっぽくて、やはりここはすごい。

訓練シーンもよかった

「一般市民が殺し屋になるためプロにしごかれる」という展開って映画でよく出てくるやつですが、家族の復讐のためという理由づけも相まってこの場面は燃えました。特に、リサと“B”がカーチェイスするシーンと、防弾チョッキを着た“B”がリサに銃で撃てと言うシーンが印象的。訓練シーンが好きな方は楽しめると思います。

華やかでさわやか

スパイアクションらしくリサが衣装や髪形を次々と変えて登場するわけですが、華やかでいつまででも見ていられる…。また、この映画の一番の特徴はさわやかさがあること。さわやかさを感じる要因は、ロック系とか、ポップな感じの音楽がたくさん流れること、そして、日光を使ったライティングですね。日光のまぶしい感じでリサを照らす場面があって、なんか気分が高揚してしまいました。映画が終わった後もこのさわやかな気持ちよさがしばらく残っていたほど。

総評

いいシーンもいっぱいあって、そこそこおすすめなスパイ映画です。ただ、なんかこう…人に語りたい!となるほどの熱が湧いてくるわけでもなく…。悪い映画ではないので、観て損はないとは思います…。

そういえば、犯人が明かされるオチは正直投げやり感があり、なんだかなぁと感じです。

ということで、評価は7/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル/IMDB/フィルマークス

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