「パージ」映画感想ネタバレ(7/10点)想像してたのと違う

今回は「パージ」を鑑賞しました。

1年のうち12時間だけあらゆる犯罪が合法化された「パージ」の日に、ある家族とマスクの集団が殺し合いを繰り広げるというホラー映画。

想像していた映画とは違いましたが、そこそこ楽しめた映画でした。

個人的な評価は7/10点です。

作品情報

監督:ジェイムズ・デモナコ
出演:イーサン・ホーク、レナ・ヘディ、マックス・バークホルダー、リース・ウェイクフィールド
原題:THE PURGE
製作年:2013年
製作国:アメリカ
リリース:2015-11-26
上映時間:85分
映画サイトでの評価:「IMDB」5.7/10点、「フィルマークス」3.1/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)
かつてのアメリカでは経済崩壊が起き治安の悪化や貧困が大きな問題となっていた。

そこで”新しい創始者”は1年のうちのひと夜12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が合法化される特例「パージ」を設ける。

怒りの発散を促す「パージ」はアメリカに犯罪率の大幅な低下と、景気回復をもたらした。

そして、2022年3月21日。「パージ」が行われる日。

会社員のジェームズは「パージ」には参加せず、妻のメアリー、娘のゾーイ、息子のゾーイとともに自宅で過ごす予定だった。

ジェームズが勤める会社は自宅の窓などに取り付けるシャッターなど防犯装置の販売を行っており、ジェームズたちの家でも自社製品であるシャッターを下ろし「パージ」の時間を迎える。

「パージ」が始まってしばらくしたころ、ジェームズの息子チャーリーは家の外で助けを求める男性がいることに気づく。チャーリーはシャッターを開けその男性を招き入れる。

しばらくしてマスクを被った男女の集団がジェームズたちの家にやってきて、そのうちのリーダー格の男が匿った男性を差し出せと言ってくる。

匿っているその男性はホームレスで、「パージ」中にマスクの集団に捕まってしまうが、集団のメンバーをひとり殺し逃げてしまったという。

リーダーの男は家に侵入する道具が届くまでにホームレスを引き渡さなければジェームズたち家族も殺すと脅す。

ホームレスの男はいつのまにか姿をくらましてしまっていたため、ジェームズとメアリーは家中を探し始める。

やがて、ジェームズたちはホームレスの男を捕らえ椅子に縛り付ける。

ちょうどそのころ、外にいた集団のリーダーから時間切れだと告げられる。

ジェームズは男を差し出すことをやめ、その集団と戦うことに決める。

集団は防犯装置を破壊し家に侵入してくる。集団のうちの何人かを始末するが、ジェームズが集団のリーダーに刺され後に死亡する。

メアリーたち家族が追い詰められていくが、顔なじみの隣人たちが家に入ってきて集団を倒していく。

しかし、隣人たちはメアリーや子どもたちをも殺そうとする。彼らはジェームズが自分たちに防犯装置を売って金儲けをしたことが気に入らずその恨みを晴らそうとしていたのだった。

メアリーたちが銃を向けられていたところに、匿っていたホームレスの男が現れメアリーたちは助けられる。

ホームレスの男はメアリーに隣人たちを撃つ許可をくれというが、メアリーはこれ以上殺し合いはしないとそれを拒否し、隣人たちを一室に集め、そこで「パージ」が終わるのを待つ。

やがて、「パージ」が終了し隣人たちは家から去っていく。

感想

・想像していたの違う

1年のうち一夜12時間だけすべての犯罪が合法化されたアメリカで、主人公家族とその家に押し入ってきた集団の攻防が描かれるホラー映画。

本作の内容を伝え聞いた時点ではかなりのぶっ飛んだ設定に心躍らせていたのですが、実際見てみると想像していたのと違うというのが正直な感想です。あらすじを見た時点ではなんとなく、街なかを舞台に一般市民が殺し合いをするような内容かと思っていました。実際の舞台はある一軒の家のみとなっていてそこが想像と全然違っていたわけです。なんかこじんまりしてねぇ…?と。でも、街なかでの殺し合いは冒頭の監視カメラ風映像で見せてくれていてこれはこれで生々しくてよかったとは思います。2作目は街なかでの戦いが描かれているので本作で物足りない方は次作も見るのがおすすめですね。

と、ここまで語ってきたのは自分の妄想と実際の内容が違っただけの話であり、本来の評価とは関係ありません…。それを抜きにして言うと本作はそこそこ楽しめる作品だと思いました。

まず、12時間だけすべての犯罪が許される「パージ」という設定が尖っていていい。また、パージに対して一般市民がどう向き合っているかが垣間見える場面も良いですね。パージ前に庭でせっせと武器作ってる人とか、彼女の親を殺そうと計画する青年とか、グループで殺人を楽しんでるっぽいマスクの連中といったパージを心待ちにしていた人々のほか、パージには参加しない派もいたりします。参加しない派はパージが始まるちょっと前まで外出してたり、家にシャッターをおろすのがパージが始まるギリギリだったりで意外と余裕っぽい。パージ自体が毎年恒例の行事になっていてそこまで騒ぐものではないということでしょうか。先走った暴徒がパージが始まる前に襲ってきたらヤバいから早めにシャッター締めて一日家に引きこもっておこうと僕なら思うんですが。

主人公家族がある男性を匿ったためにパージガチ勢の集団に家に侵入され命を狙われる展開はなかなか良かったですね。この集団との対決はテイストとしては泥臭い系アクションですが、それがリアルさを醸し出していて緊張感がありました。そしてなにより子どもたちも標的になるため、「助かって欲しい」という気持ちの切実さが段違いに強くなってついつい気持ちがこもってしまいます。

ただこの辺のシーンで思ったのはこれ巷にあるホーム・インベージョンスリラーと何が違うの?ということです。犯罪が合法化されたうんぬんというパージ独自の素晴らしい設定があるのに、やってることは家に押し入ってきた人間と戦うというよく見るやつなわけです。

あと、「殺されそうになったギリのところで助けられる」という展開が続いてくどいのも気になった点です。

もうひとつ、パージガチ勢のマスクの連中について。あのマスクはなかなか不気味で良かったと思います。ただ、彼らにブランコをこがせたり、スキップさせたりするのは「快楽のために殺人やってます」感が出すぎていて鼻につきました。

まとめ

設定が尖っていてそこそこ面白いホラー映画という感じです。

現時点で4作目まであって(海外では5作目もリリース済み)、そのうち1から3作目がアマゾンプライムの見放題に入っていますので気になる方はぜひ。2作目は本作から1年後のパージの日を描いた作品で、登場人物もほぼ被っていないので2作目から見てもいいかもしれません。個人的には2作目が僕の見たかったパージという感じでなかなか面白かったので。

というわけで評価は7/10点としました。

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