今回は「ゴースト・ヴィレッジ 憑依村」を鑑賞しました。
ある家族が夏の間を過ごすことになった村で恐ろしい目にあう…というオカルト・ホラー映画。
怖くもないどころか見ていて疲れてくる映画であまりオススメはできません・・・。
個人的な評価は5/10点です。
作品情報
監督:イヴァン・クラリェヴィチ
出演:クリス・コナー、アレックス・ユルカバ、ジェニファー・ギャレイス、エレナ・カルーソ
原題:The Harvesting
製作年:2018年
製作国:アメリカ
リリース:2021-06-18
上映時間:91分
映画サイトでの評価:「IMDB」3.8/10点、「フィルマークス」2.2/5点。
ストーリー紹介
感想
・アーミッシュがテーマのオカルト・ホラー
夏を田舎の家で過ごすことになった一家が霊現象に悩まされることになる・・・というオカルト・ホラー映画。
簡単に言うと「休暇を別荘で過ごそうとした人物が恐ろしい目にあう」というよくある話ではあるんですが、今作はアメリカで移民時代の伝統的な生活を送る人々”アーミッシュ”が住む村を舞台にしていたり、家だけではなく村全体が超常現象が起きる舞台である点が特徴的です。
謎をどんどん提示していき観客を翻弄していくスタイルの語り口で、立ちいってはいけない森があったり、主人公の子供に近づく霊がいたり、夏至に何かがあるとされていたり、主人公(ジェイク)がとりつかれたように農作業を頑張るとか、「それってどういうこと???」と興味を引く要素を見せるんだけどその理由は終盤まで明かされません。これを理由がわからないゆえに怖いという人もいるだろうし、もったいぶっていてつまらないと思う人もいると思います。僕はどちらかと言うと後者で、だんだん興味が薄れていってしまいました。この映画を見て、とある村で不可思議なことが起こる「アルカディア」という映画を思い出しましたが、あちらは興味が薄れるどころか最後までちゃんと面白い映画でした。本作同様、理解できない謎な描写がどんどん出てくるのですがビジュアル的に楽しませてくれるのでずっと興味が持続するんですよね。本作の場合はそういうビジュアルで驚かせてくれるようなシーンは無に等しく、セリフで謎が示されていくだけで、頭を使う割に面白くないという…。現在の話、過去の話が並行して語られていくスタイルもわかりづらく(分かりづらいのは意図的ではあるけど)見たら疲れる映画という印象。霊も登場しますが、そこが怖いわけでもないのでオカルトホラーとしてもなんだかなぁというデキです。
まとめ
もったいぶった語り口のくせに大したことも起こらず怖くもないオカルト・ホラーという感じです。
「ゴースト・ヴィレッジ 憑依村」というタイトルを見た時点では、やべぇ村に迷い込んだ人間が幽霊とかに襲われたりしそうで結構期待していたんですがホラー的な怖さはほぼなく残念でした。
アーミッシュが題材になっていて彼らのライフスタイルなどがイイ雰囲気を醸し出しているのでまぁ見れない映画ではないという感じですが、話がわかりづらく疲れるところが自分としてマイナスになりました。
人智を超えた超常現象が起こる村映画としては、先程も名前を出した「アルカディア」がおすすめです。
というわけで評価は5/10点としました。
↓ヤベェ村映画ならアルカディアのほうがおすすめです。アマゾンプライム会員なら無料で視聴可能。
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