「ユージュアル・ネイバー」映画感想(ネタバレ)丁寧に作られたサスペンス映画!

ユージュアル・ネイバー(字幕版)
ユージュアル・ネイバー(字幕版)

「ユージュアル・ネイバー」は2013年のアメリカ製サスペンス映画。監督は『ワイルド・シングス』のジョン・マクノートン。キャサリン役は『マイノリティ・リポート』のサマンサ・モートン、リチャード役に『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノン。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ジョン・マクノートン

キャスト
サマンサ・モートン
ピーター・フォンダ
チャーリー・ターハン
マイケル・シャノン
メドウ・ウィリアムズ

原題:The Harvest

製作年:2013年

製作国:アメリカ

上映時間:104分

参考サイト映画.com

あらすじ

両親を亡くし、祖父母の家に引き取られた少女メリアン。転校先の学校に馴染めず孤独な日々を送っていた彼女は、近所の家に住む車椅子の少年アンディと親しくなる。しかし医者であるアンディの母キャサリンは、なぜかメリアンの存在を快く思っていない様子。やがてメリアンは、彼らに関する驚きの事実にたどり着く。(映画.com

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

ツイストの効いたストーリー

なかなか丁寧に作られており、脚本のツイストもなかなか良くて結構楽しむことができました。

親を亡くし、祖父母の家に引き取られた少女マリアン。彼女は近くの家に住む車いすの少年アンディと友達になり一緒に遊ぶようになります。そんなある日、マリアンはたまたまアンディの家の地下にいる謎の少年を発見。実はその少年は…というお話。

サプライズの多いストーリーのおかげで退屈せずに楽しむことができました。まぁあまりにも悲惨すぎる少年の話なので「観るのがキツイ」と思う方もいるかもしれないという感じではあります。

演者も達者な人でそろえており安定感が抜群。悲惨なお話ですが、マリアンの祖父母を見ると安らぎすら感じます。一方、キャサリン役のサマンサ・モートンの狂った感じの演技はマジで怖いです。ここだけでもこの映画を見る価値があると思いました。

マリアンがアンディの家に侵入し、アンディの両親に見つかるかどうか?というシーンもサスペンスとして面白いといえば面白いです。が、その盛り上げ方が中途半端で若干物足りない感じがあります。マリアンが自宅に侵入したことに気づいたキャサリンがマリアンをもっと追及していく展開にもできたはずですがおそらくあえてそうはしていないようです。それはキャサリンをモンスターのような存在ではなく、「子供を愛する母親」として描写しているからだと思います。「私はモンスターではない」というキャサリンのセリフにもあるように…。普通の人間が子を愛するあまり凶行に走ってしまうという部分こそが描きたかったのではないでしょうか。

小道具の使い方も繊細で、丁寧に作られた映画だなと思います。野球ゲームや野球の壁紙などアンディの願望を示す描写。トウモロコシをむしるカラスが、アンディが臓器をとられていたという真実を暗示していたり。きめ細かい演出が素晴らしかったです。

総評

ツイストの効いたストーリー、達者な演者たち、きめ細かい演出とかなり満足度の高い映画でした。サスペンスとしては盛り上げ不足に感じましたがこれはあえてのことと納得したためふまんてんではありません。というわけで評価は8/10としました。

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ストーリー紹介

登場人物

アンディ:病気のため車いす生活を送る少年。

マリアン:アンディの家の近くに引っ越してきた少女。

キャサリン:アンディの母。医師。

リチャード:アンディの父でキャサリンの夫。看護師。

車いすの少年

体が不自由で車いすで生活を送る少年アンディは、医師の母キャサリン、看護師の父リチャードと暮らしていました。

引っ越してきた少女

ある日、アンディの家の近くに、両親を亡くし祖父母の家で住むことになった少女マリアンが引っ越してきました。マリアンは近所を探索に出かけ、近くの家に住むアンディを発見。越してきたばかりで友達のいなかったマリアンはアンディと仲良くなり一緒に遊ぶようになります。しかし、アンディの母キャサリンはマリアンのことを気に入らない様子で、家に何度も遊びに来るマリアンに対し、もう来ないでと言う始末…。それでもマリアンはキャサリンの目を盗み、アンディのもとへやってきては彼とTVゲーム等をして遊ぶ日々を送っていました。

アンディの家の地下室

そんなある日、マリアンはアンディの家の地下で、病院の部屋のような空間を発見。そこにはあらゆる医療器具をつながれた状態の、ベッドで眠る一人の少年がいました。その少年の名前はレントゲン写真からどうやらジェイソンだということがわかりました。その異様な状況に驚いたマリアンはアンディの両親に見つからないようそっと家を抜け出します。

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地下室にいた少年の正体

自宅に戻ったマリアンは地下室にいた少年(ジェイソン)の名前をネットで調べます。すると、「ジェイソンと名付けられた新生児が病院で誘拐された」という記事を発見。アンディの両親はジェイソンの体から臓器をとりだし病気のアンディに移植する、ということを繰り返していたのです。マリアンはその事実をアンディに伝えました。そのことが気になったアンディはマリアンが帰った後地下へ降り例の少年を発見します。しばらくしてキャサリンとリチャードが地下へやってきてアンディは見つかってしまいます。

実はアンディは…

キャサリンはアンディに「その子は?」と聞かれ「私の息子よ」と答えました。実はアンディはキャサリンたちの子供ではなく、病院から連れ去られたジェイソンだったのです。ベッドで眠る少年こそが本当の息子でした。

家から逃げ出すふたり

アンディは家にやってきたマリアンに、実は自分はアンディではないことを伝えます。しばらくしてアンディの部屋にリチャードがやってきます。アンディの心臓を自分の息子に移植することに反対だったリチャードはアンディが逃亡するのを手伝います。アンディとマリアンは家から逃げ出します。

部屋に火を放つリチャード

しばらくしてキャサリンが部屋にやってきてアンディがいないのを発見。リチャードに薬物を注射したうえで、アンディの後を追います。リチャードは意識がもうろうとする中、地下の部屋で眠る息子の生命維持装置を外します。そして、部屋に火を放ち自殺を図ります。

息子を生き返らせようとするキャサリン

自宅が燃えていることに気づいたキャサリンはアンディを追うのをやめ引き返します。地下室で息子をなんとか生き返らせようとするキャサリンでしたが天井がその上に落ちてきました。

野球の試合

マリアンはある野球の試合に出場していました。相手チームには自分の足で立ち守備をするアンディの姿がありました。

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