「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」映画感想ネタバレ(6/10点)呪怨最新作だけど出来の方は・・・

今回は「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」を鑑賞しました。


ジャケットにはある男性がシャワーを浴びているときに頭から霊の手がグワッと出ている劇中のワンシーンが使われています。

あるアメリカ人女性が日本から“呪い”を持ち帰ってしまう。彼女は自宅で娘と夫を殺したうえで自殺。その家は呪怨ハウスと化し、そこに足を踏み入れた者が次々と呪われていく・・・というホラー映画で、呪怨シリーズの最新作。

怖いシーンもあることにはありますが、全体的にはホラー映画として物足りない出来だと感じました。

個人的な評価は6/10点です。

作品情報

監督:ニコラス・ペッシェ
出演:アンドレア・ライズボロー、デミアン・ビチル、ジョン・チョー、ベティ・ギルピン、ウィリアム・サドラー、タラ・ウェストウッド、リン・シェイ、ジャッキー・ウィーヴァー、フランキー・フェイソン、ナンシー・ソレル
原題:The Grudge
製作年:2020年
製作国:アメリカ
リリース:2021-2-3
上映時間:94分
映画サイトでの評価:「IMDB」4.3/10点、「フィルマークス」3.1/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)

主人公はマルドゥーンという女性の刑事。

彼女は、車中で不審死していた人物の捜査を進め、ある一件の殺人事件に行きつく。

それはフィオナという女性が日本からアメリカに帰国したあと、娘と夫を殺し自身も自殺したという事件である。

殺人の現場となった家には現在別の夫婦が住んでいると知り、彼女はその家を訪ねる。

そこには精神が崩壊した女性(フェイス)とすでに亡くなって腐敗が始まったその夫の遺体があった。

マルドゥーンはその家を訪れてから幽霊のような存在をたびたび見るようになる。

実はその家に足を踏み入れた者はある呪いにかかりやがて精神に異常をきたす、あるいは、死亡してしまうのだった。その呪いは呪怨と呼ばれ、フィオナが滞在していた東京の家から持ち帰ったものだった。

“呪怨”はマルドゥーンの息子に迫ろうとしていた。それを察知したマルドゥーンは息子を救うべく例の家に火をつけ燃やしてしまう。

その後はなにごともなく日常生活を送っていたマルドゥーンだったが、ある日目の前にフィオナの霊が現れ襲われてしまう。

感想

・呪怨シリーズ最新作

アメリカで作られた呪怨シリーズの最新作です。アメリカ人女性が日本から呪い(呪怨)を持ち帰ってしまい、自宅で娘と夫を殺し自身も自殺してしまったことでその家が呪怨ハウス化・・・。のちにその家に足を踏み入れた者がつぎつぎと呪われていくというホラー映画。

時系列が過去と現在を行き来する構成でしかも登場人物も多いので若干話が分かりづらい。ながら見しているとあっという間にストーリーを見失ってしまう可能性が高いですね。見るならしっかりと腰を据えて集中してみるのがおすすめです。

ホラー演出は、急な霊のドアップ、ドン!大きめなSE、ドン!なジャンプスケアが多用されていてます。ジャンプスケアが悪いとは言わないけど、本作のそれはタメがないんですよね。ほかのホラー映画でもジャンプスケアはよく見かけますがもっと演出が工夫されてますからね。本作はジャンプスケア的ではない霊の見せ方をしているところもありますがそこもカメラが霊に寄りすぎていてあまり恐怖感がない。

襲ってくる霊はアメリカに“呪怨”を持ち帰った女性の家族、計3人(?)。その見た目は真っ白で生気の感じない顔色にところどころうっ血して黒いあざ模様があるルックス。これはアメリカホラーの定番の幽霊スタイルであり、怖さというよりまーたこれかといううんざり感が強い。

まぁ本作でやろうとしている怖さの本質は、画面に出てくる幽霊そのものというよりは“呪ろわれた家”に一歩でも足を踏み入れてしまうとその人物も呪われて恐怖で気が狂うか、死亡してしまうという呪いそのもの。役者陣は主人公含め上手いキャストで固めていて、呪われた人物が幽霊に付きまとわれる恐怖感でオカシくなる姿は見ているコチラもメンタルが不安定になってきて大変イイ。イイのですが、いかんせんその呪いをかけて人々を追いつめるのが先述したあの怖くもなんともない家族3人の幽霊だと考えると、本作で描かれる“呪い”に底知れぬ恐怖感はもはやない。まぁ襲わってくるっていってもあの3人だしな…という。呪いの恐怖を描きたかったら今まで見たことのない怖い幽霊をデザインするか、あえて幽霊を登場させないことで観客の想像を掻き立てる方向でいった方がよかったと思いました。

まぁそれでも呪われた人々が常軌を逸した自傷行為に走る姿は、ゴア描写に力が入っていることもあってなかなか良かったとは思います。ホラー映画でやたらと見かけるリン・シェイの手を切り刻むとこなど身ごたえ十分でした。

まとめ

呪いそのものを怖く演出できておらずなんだかなぁという出来のホラー映画でした。でも、ジャンプスケアを多用した恐怖描写や、残虐シーンなど刺激のあるシーンは多いので全く楽しめないわけではありません。呪怨最新作ってどんなのか気になるという方は見てみてもいいんじゃないでしょうか。

というわけで評価は6/10点としました。

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