「新REC レックデッド・ビギニング」映画感想（ネタバレ）あのRECとは関係ないホラー！

新REC/レックデッド・ビギニング [DVD]

「新REC レック　デッド・ビギニング」は2016年のアメリカ映画。スペイン産ホラー映画「REC」シリーズとは全く関係ありませんのでご注意ください。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報
あらすじ
感想
ストーリー紹介

作品情報

監督：マイケル・マコン

キャスト：
コートニー・パーム
デビット・バンクス
サラ・カストロ
マイケル・コッター
ブリタニー・アンダーウッド

原題：The Dark Tapes

製作年：2016年

製作国：アメリカ

上映時間：98分

参考サイト：映画.com

あらすじ

2013年。人間の凶暴化、謎の怪奇現象が世界へと拡がっていた―。女子大生のケイトリンとシンディは、チャットレディで生計をたてていた。今回は視聴者の1人を選び特別なショーを見せることに。しかし配信が始まると2人は何かに感染したかのように凶暴化しはじめる・・・。時を同じくして、新居に引っ越してきたデヴィッドとカレンを怪奇現象が襲う。家中で奇妙な音が聞こえる、背中に手形がつく、死んだはずの娘の気配がする・・・。2人は専門家のスーザンに助けを求める。そして、スーザンが家に設置したカメラはある恐ろしいものを映し出す・・・。世界で何が起きているのか?そして、人間たちが目にするものは―。それは、まだ誰も見たことのない阿鼻叫喚の地獄絵図。（Amazon）

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

意味の分からないオムニバスホラー

まず、冒頭でも書いた通り本作はスペイン産POVホラー「REC」シリーズとは関係がありません。

一本の長編映画というよりは複数の短編を集めたオムニバス形式の作品です。それぞれ舞台となる場所、登場人物、時期がバラバラで、お互いに話がクロスするというわけでもありません。一応、なぞのモンスターがいくつかのエピソードにでてくるのでそこが話の軸と言えなくもありませんが、観終わっても「これ何の話？」と戸惑ってしまいます。個人的にホラーは怖ければ別にストーリーはどうでもいい派ですが、本作は怖さも大したことがありません。なぞのモンスターも見た目がチープで、そもそもショッキングなホラー的な怖がらせ描写も少なめ…。

一方、面白いところもありまして…。大学教授や学生たちが「次元超越生命体」なるものと特殊な装置を使って接触しようとするパートは結構好きです。幽霊などの未知なる存在に対して科学的なアプローチで迫っていくという展開が個人的にもともと好きで、このパートはワクワクしながら観ていました。あともう一点面白いところを挙げるとファウンドフッテージものならではの怖さですね。「これ何を見せられてるの？」と思ってしまう話の筋が見えない雑な構成のおかげで妙な禍々しさを出していてます。全体的に観るとこの禍々しい怖さのおかげで独特な味わいになっていました。

総評

正直訳の分からない作品ではあるのであまりおススメはできません。ただ、ファウンドフッテージらしい禍々しい怖さはなかなか良かったと思います。というわけで評価は5/10としました。

ストーリー紹介

2007年

大学教授やその大学の学生が別の次元にいるとされる次元超越生命体を呼び出す実験を始めます。しばらくして、謎のモンスターが登場。その場にいたクルーたちに襲い掛かります。クルーたちが目を覚ますとモンスターは姿を消していました。どうやら彼らは別の時間に移動してしまったようでした。やがてまた別のモンスターが登場。ニコールは襲われる前に実験装置を操作し無事建物の外にでることができました。そこへいた男女に助けを求めますがふたりは時がとまってるかのように微動だにしません。ニコールは持っていたビデオカメラを残し、その場を離れていきました。

2011年

カティール夫妻は新しい家に引っ越してきて生活を始めますが、何度も怪奇現象に見舞われれます。そこで、スーザン率いる超常現象研究家に自宅の調査を依頼。スーザンたちは夫妻から聞き取りを行っているところで、少女の霊を発見。それは夫妻の亡くなった娘だといいます。その後、家の電気が消え次々と研究家のクルーが殺されていきます。実はそれは夫妻とその娘がやったことでした。