「死霊院 世界で最も呪われた事件」映画感想(ネタバレ/解説)舞台の美しさに目を奪われる悪魔祓いホラー!

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「死霊院 世界で最も呪われた事件」。今までの詳細なあらすじを書くスタイルが若干変わりました。ネタバレを含むのでご注意ください。
死霊院 世界で最も呪われた事件(字幕版)
死霊院 世界で最も呪われた事件(字幕版)

作品情報

監督:ザビエ・ジャン
キャスト:
ソフィー・クックソン
コーネリウ・ウリチ
エイダ・ルプー
ブリタニー・アシュワース
原題:The Crucifixion
製作年:2017年
製作国:アメリカ・イギリス・ルーマニア合作
配給:[MDGP]上映委員会
上映時間:90分
参考サイト:映画.com

あらすじ

ルーマニアの修道院で、23歳の修道女アデリーナが3日間監禁された後に死亡する事件が起きた。逮捕されたディミトリ神父は、彼女を拘束して悪魔祓いを行っていたという。ジャーナリストのニコールは、事件の真相を究明するべくルーマニアへ向かう。司祭長はディミトリ神父を非難していたが、アデリーナは確かに悪魔に憑依されていたと証言する者もいた。しかも悪魔祓いが途中で中断されたため、悪魔は完全に消え去っていないという。やがて、ニコールの周囲で不可解な出来事が続発するようになり……。(映画.comより)

ストーリー紹介

登場人物

ニコール:アメリカ人ジャーナリスト。ルーマニアで悪魔祓いが行われ修道女が死亡した事件の真相を探るべく現地へと向かう。
アデリーナ:悪魔にとりつかれたとされる人物。神父による悪魔祓いの結果死亡してしまう。
ディミトル神父:アデリーナに悪魔がとりついたと考え、3日間アデリーナを監禁し死亡させてしまう。
アントン神父:悪魔の存在を信じ、ディミトリ神父は無実だと訴える人物。アデリーナに事件に関する情報をニコールに提供する。

ルーマニアで起きたある事件

2004年のルーマニアでアデリーナという修道女が3日間監禁され死亡するという事件が発生。その事件の犯人として逮捕されたディミトル神父は、彼女に悪魔が憑りついており悪魔祓いを行っていたと供述します。

ある女性が事件について調べ始める

アメリカ人ジャーナリストのニコールは“悪魔祓い事件”の真相を探るべくルーマニアへと向かいました。彼女はホテルを拠点に現地で出会ったアントン神父に情報を提供してもらいながら事件について調査を開始します。ニコールは悪魔祓いをやめるようディミトル神父に言った司教に話を聞きました。アデリーナは精神を病んでいるだけで悪魔にとりつかれているわけではないと彼は言います。さらにディミトル神父のことを以前から必要以上に悪魔祓いを行うような人物だったと付け加えました。

不可解な出来事に遭遇するようになるニコール

悪魔祓いについて調べていたニコールはたびたび幻覚を見る等の不可解な出来事を体験するようになります。

アデリーナは統合失調症だった?

ニコールはアデリーナのことを調べます。そこで、アデリーナは親しかったゲイブリエル神父が自殺した後幻覚を見るようになり統合失調症と判断されていたことがわかります。

アデリーナに取りついた悪魔の真相

アデリーナに取りついた悪魔はゲイブリエル神父から移ったものだとニコールは突きとめました。その悪魔(アガレス)は人から人へと転移するという性質を持ちゲイブリエル神父が亡くなった際、その近くにいたアデリーナに取りついてしまいます。さらにニコールはゲイブリエル神父が行った悪魔祓いについて調べ、タビアンという男性の家に向かいました。そこで、ゲイブリエル神父の前の寄生主がタビアンの父親であることが判明します。ある日、ゲイブリエル神父はタビアンの父親から悪魔を追い出すことに成功するも、今度はゲイブリエル神父に取りついてしまったのでした。その後、ゲイブリエル神父が亡くなったことで今度はアデリーナに悪魔が取りついてしまったのです。

悪魔に取りつかれるニコール

タビアンの家の納屋にいたニコールは悪魔に取りつかれてしまいます。その場にニコールと親しい関係になったアントン神父が助けにやってきて悪魔祓いを行った結果ニコールの体から悪魔が抜け出します。(おわり)

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解説

実話をもとにした映画

本作はルーマニアで実際に起こった殺人事件をもとにしています。2005年、ルーマニアのタナク村で29歳のダニエル神父と4人の修道女による悪魔祓いの結果、悪魔に取りつかれたとされる女性が死亡してしまいます。神父たちは有罪となり、7年間の服役を科されます。

ニコールの過去

ニコールはアントン神父に自身の過去について話すシーンがあります。彼女の母は癌になるも海外を飛び回っていたニコールに心配をかけるからとそのことを黙っていました。ニコールがそのことを知ったころにはすでに手の施しようがないほど症状は進んでいました。諦めきれなかったニコールはあれこれと治療を提案するも母は“神に委ねる”といいその提案を拒否します。ニコールは母を説得するよう父に頼みますが、父は母の気持ちを尊重するといい説得を試みようともせず、ただ祈りを捧げるだけでした。ニコールは母が信仰にすがらず治療を受けていれば助かったはずだと言います。
彼女が宗教や超常的な事に批判的なのはこういった過去の出来事があったからだと考えられます。

感想

悪魔祓いに懐疑的な主人公

「超常現象に懐疑的だった主人公がその真相を探るうち自身が超常現象に遭遇したことでそれが本物だと確信するようになる…」的な映画は山のようにありますが、本作はその中であまり面白い部類の作品ではありませんでした。本当に悪魔は存在するのかという本作の命題も「映画にするくらいだからそら存在するという展開に向かうのだろう」と思いながら観ているので、ただ単に「悪魔がいた」というだけでつまらないです。その過程の見せ方こそが製作陣の腕の見せどころではないでしょうか?悪魔がいるのかいないのかをもっとボカした感じで描いてほしいというのが個人的な願望です。本作の場合、わりと早い段階で悪魔は存在する方向に進んでいきます。もしかしたら主人公の見た幻覚なのでは?的な観客を揺さぶる、バランスの取れた演出のほうが好みです。悪魔祓い系映画としてはストーリーにパンチがなく退屈なところも多いという印象です。まぁ実話をもとにした映画なのでそこから逸脱しすぎた演出は難しいとは思いますが…。

ハッと息をのむ美しい場面

主人公が訪れるルーマニアの村(実際のロケーションは不明)は非常に美しくそれだけでも観てよかったなと思えるほどです。舞台となる教会などの趣のある古い建物がこれでもかと登場し映画全体の重厚さを醸し出すのに成功しています。ロケーション以外にも終盤の悪魔祓いシーンでも美しいシーンがいくつかあります。それは、主人公が取りつかれ宙に浮いている場面。ここはカメラワークもよく超常的な出来事が起こっている感じがよく出ていてかなり好きなシーンです。また、同じシーンで屋内なのに雨が降っているとか、その雨にうたれる主人公と神父をスローモーションで捉えたカットも神々しくて素晴らしいです。このようにハッと息をのむ場面が多い映画で、それらのシーンだけでも観てよかったと思えました。

総評

悪魔祓い映画としては凡庸な映画だと感じました。美しい場面を愛でる映画だと思えばなかなか楽しめるのではないでしょうか?

評価は7/10としました。

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