「ヘル・キャビン」映画感想(ネタバレ)一応メタ的な構造を持ったホラー映画

「ヘル・キャビン」は2014年のアメリカ製ホラーコメディ映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:スティーブ・コペラ

キャスト
マイク・コペラ
ボー・キースター
アンジェラ・レルシオ
メリッサ・マルス
ルース・レインズ

原題:The Cabinning

製作年:2014年

製作国:アメリカ

上映時間:82分

感想

脚本がショボくあまり真剣にみる気にならない映画ですが、良かったところもありました。

ホラー脚本家を目指すトッドとブルースは、インスピレーションを得るため、アーティストの隠れ家「シャングリラ」を訪れる。しかし、彼らが到着するや否や住人たちが次々と殺害され…。

※若干のネタバレあり。

残念な脚本

いい脚本を書こうとホラー脚本家が訪れたキャビンで本当に殺人事件起きてしまう、というメタ的な構成になっている脚本ですが、その脚本があまりにも残念な出来でした。犯人の正体もありきたりというか何のひねりもない…。立て続けに起こる殺人事件を目の当たりにして主人公のトッドが素晴らしい脚本を書きあげていく、という箇所も描き方によっては面白くなりそうなものですが、かなりテキトーです。脚本の執筆に熱を上げるなか、現実と虚構が曖昧になっていくシーンはなかなかおもしろかったのですが…。

ブルースというキャラは好き

まぁ、そもそもこの映画の制作者は面白い脚本を作るのをあきらめているように思えます。劇中で主人公の書いた脚本を見た人たちがダメ出しをするシーンがありますが、これはこの映画の脚本に対しての指摘でもあります。(このシーンは、セリフの一つ一つが面白く結構笑えた場面でもありました。)主人公の家に居候するブルースというキャラの演技のふざけっぷりも「こういうキャラが出てくる映画だから真剣に観ないでね」と宣言しているように見えます。ただ、このブルースのキャラに関しては、個人的にはツボというか…。こういうふざけたキャラは結構好きです。隙があればギャグを放り込み、時には不謹慎な言動もありとぶっ飛んでおり笑えます。このキャラと同じトーンのキャラが出てくる映画は、このブログでいうと「ハウスシャーク」があります。あちらの作品は全員がふざけた演技をしていますが、本作はそういう演技をするのはブルースだけなのでそういう意味ではまだ恐怖感を味わえるようになっています。とにかく、このブルースというキャラのおかげで途中までは楽しく観ることができました。さらにいうと、キャビンで出会った見知らぬ人たちと楽しくおしゃべりていくゆったりしたシーンは嫌いじゃない…。映画において、同じ目的で集まった初対面の人たちと交流していくシーンはいつまでも観ていられる不思議な魅力があります。

総評

投げやりにも見える、クオリティの低い作品。ブルースというふざけたキャラが好きになれるかどうかで評価が変わりそうです。個人的にはブルースがツボでそのあたりのシーンはそこそこ楽しめました。というわけで評価は5/10としました。

ストーリー紹介

ホラー映画の脚本家のトッド。彼は一本の脚本を居候のブルースとともに書きあげますが、それを見た人間からは酷評されてしまいます。さらに、「いい脚本が書けたら」という条件付きで映画製作に融資してくれる予定のトッドの叔父にも「これでは融資は出せない」と言われてしまいます。

そこで、ブルースは新たな環境に行けばいい脚本が書けるだろうと、芸術家や作家が多く泊まるシャングリラというキャビンに行こうとトッドに提案。最初は乗り気ではなかったトッドも渋々了承。

こうしてふたりは、森の奥にあるシャングリラにやってきました。そこには、霊能力者、音楽家、作家などが多く集まり互いに交流を深めたり、創作に没頭したりと思い思いに過ごしていました。トッドとブルースも自分たちの脚本を書きあげる一方、そこを訪れていた女性とそれぞれ仲良くなっていきます。

そんななか、シャングリラの運営に携わる秘書の女性が遺体で発見されます。さらにその後も次々と死者が増えていきます。

不審な行動をとっていた芸術家のジャスパーという男性が犯人ではないかと疑われますが、決定的な証拠は出てこず…。

トッドは、ホラー映画のような展開を体験したからか、次々と新たなアイディアが浮かび、一気に脚本を書きあげてしまいました。

そんなトッドが一息つこうとベッドに寝転ぶとそこに潜んでいたジャスパーに突然襲われてしまいます。そこへブルースが助けに現れ、ジャスパーを気絶させます。ジャスパーはその後警察に逮捕されました。トッドはブルースや仲良くなった女性たちに自分の書いた脚本を披露しました。

おわり

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