「ディアボロ 世界一呪われた事件」映画感想(ネタバレ)悪魔の正体とはいったい・・・?!

ディアボロ 世界一呪われた事件(字幕版)
ディアボロ 世界一呪われた事件(字幕版)

「ディアボロ 世界一呪われた事件」は2017年のアメリカ映画。監督は特殊メイクの仕事が多いトッド・タッカー。トリック・スターを演じたのは「シェイプ・オブ・ウォーター」「ヘルボーイ」シリーズのダグ・ジョーンズ。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:トッド・タッカー

キャスト
ダグ・ジョーンズ
キャレブ・トーマス
サラ・ランカスター
クリスチャン・ケイン
エリック・ロバーツ

原題:Terror of Halloween

製作年:2017年

製作国:アメリカ

上映時間:80分

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

結構オススメの妄想爆発系ホラー

思いのほか楽しめた作品。上映時間も短いのでさっくりと気軽に鑑賞可能。

1981年以降、心霊史上最も死者を出した<恐怖の実話>-1981年10月、15歳の少年を襲った邪悪な悪魔。心霊史上最も犠牲者を出した実在の事件とは―?

10代の少年ティム(主人公)がいじめっ子たちを怖がらせてやろうと、あれこれ作戦を練っていると“トリックスター”という謎のモンスターが彼の前に現れる。“トリックスター”の言う通り悪夢の世界をいじめっ子たちに見せ怖がらせていると事態は思わぬ方向に向かい…というお話。

10代の若者がうまくいっていない家庭環境に悩み鬱屈とした生活を送っているシーンはそれだけで目を離せず、映画のシーンのなかでかなり好きなシークエンスです。本作の場合も主人公の少年(ティム)が母親に対し心を開かず、モンスターの創作に没頭している場面が序盤で登場します。おそらく友達も少なく、好意を寄せる少女にも悪い彼氏がいて、さらにその彼氏にひょんなことからボコボコにされてしまう…。そんなティムをどうしても応援したい気持ちになってしまいます。というわけで、序盤にある、少年の一連の日常描写はかなり引き込まれます。その後はティムの創造したモンスターたちが多数登場しいじめっ子を殺す展開に突入。ここもやっぱりそれまでの不遇なティムを見ている分爽快感があります。“トリック・スター”という今作のキーとなるモンスターのデザインも最高で、特に顔つきの絶妙に腹の立つ感じが良かったですね。ちなみにこの“トリック・スター”はあのダグ・ジョーンズが演じているそうです。

上記のようにどのシーンも楽しく観ることができた作品ですが、特によかったのはオチですね。ざっくりいうと、謎のモンスターが現れ人を殺しているように見えたが、実はそれは妄想で殺しているのは自分だった…からの実はモンスターは実在した・・・かも?というオチです。こういうモンスターは主人公のみていた幻覚だと思っていたら実は…系のオチは超好きです。なぜ好きかはイマイチ自分でもわかっていませんが…。蛇足ですが、オチあたりでハドンフィールド精神科病院というのが出てきますが、どうしても「ハロウィン」シリーズを連想してしまいます。日にちもまさにハロウィンの時期ですし…。「ハロウィン」とのつながりなど、いろいろと調べてみましたが特に見当たらず、おそらく監督が「ハロウィン」を好きでオマージュとして入れ込んだというのが正解のようです。

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総評

序盤の鬱屈した日常シーンや、いろんなモンスターが出てきて暴れる展開、幻覚かと思ったら実は…というオチに至るまで好きな要素が満載でかなり面白かったです。ただ、モンスターの暴れ方にはもう少し刺激が欲しいところですが。というわけで評価は8/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

ティム:モンスターの創作をするのが好きな少年。父が家から出ていき、母と二人暮らしをしているが、その母との仲はあまりうまくいっていない。

エイプリル:ティムと同じ学校に通う少女。

ブライアン:エイプリルの彼氏。

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母と二人暮らしをする少年

ティムは母親と二人暮らしをする10代の少年。父は昔、母とケンカし家を出ていってしまっていました。人付き合いの苦手なティムは自宅でオリジナルのモンスターを創作すること没頭し、働きづめで家を空けることの多い母との仲も上手くいっていませんでした。

怒りにとらわれていく

同じ学校に通うエイプリルに好意を寄せるティムでしたが彼女にはブライアンという恋人がいました。それでもティムはエイプリルに会うため彼女のバイト先に通いますが、ある日、その店先に停めてあったブライアンの車を傷つけてしまい、仕返しとしてブライアンやその仲間に痛めつけられてしまいます。ティムはあらゆることがうまくいかず内なる怒りを募らせていきます。その矛先はブライアンたちに向かいました。彼は持ち前のクリエイティビティを活かし、ブライアンやその仲間、そしてブライアンと付き合っているエイプリルを“死ぬほど”怖がらせる計画を立てます。その準備を始めたところで、ティムの目の前に自分を“トリックスター”と名乗る謎のモンスターが現れ、ブライアンたちに死の恐怖を与えるべきだとティムをけしかけます。

自宅にいじめっ子をおびき寄せる

ティムはブライアンたちを挑発し自宅におびき寄せました。そして、ティム自身の思い描いた悪夢のような世界をブライアンたちに体験させ恐怖を与えます。しかし、事態はティムの思いのよらぬ方向に向かってしまいます。ブライアンたちがその世界の中でひとりずつ殺されていってしまったのです。ティムはただ彼らを怖がらせたかっただけのはずが、予想外の展開になっていていったことに動揺し始めます。気を取り直したティムはまだ生き残っていたエイプリルのもとに行き一緒に悪夢の世界から脱出を試みます。しかし、彼女も窓の割れたガラスが体に刺さって死亡してしまいます。

夢かと思いきや…

と、ここでティムは自宅のリビングで目を覚まします。今までの出来事が夢だったことに安堵したのもつかの間、帰宅した母親が叫び声を上げました。母の視線の先をみるとそこにはブライアンたちの死体が横たわっていました。ティムは自分はやっていないと母に訴えますが、彼の手には血の付いたナイフが握られていました。ティムは母親もそのナイフで殺してしまいました。

精神科病院にかかってきた電話

ティムは計5人を殺害した容疑で逮捕されます。そして、時は流れ、現在の10月31日…。ティムは例の事件の後、現在までハドンフィールド精神科病院に収容されています。その病院に勤めるケリーのもとに一本の電話がかかっていきます。電話をかけてきた少女は取り乱した様子でティムと話がしたいと言います。その少女は家族全員が“トリック・スター”に殺されてしまい次は自分の番だと怯えていました。ネットでティムが起こした事件を知り、彼の助けを借りたいと電話をしてきたのでした。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

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