「サマー・オブ・84」映画感想(ネタバレ)とある事件の犯人を追う4人の少年たち

「サマー・オブ・84」は2017年のカナダ製スリラー映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督
フランソワ・シマール
アヌーク・ウィッセル
ヨアン=カール・ウィッセル

キャスト
グラハム・バーチャー
ジュダ・ルイス
ケイレブ・エメリー
コリー・グルーター=アンドリュー
ティエラ・スコビー
リッチ・ソマー

原題:Summer of 84

製作年:2017

製作国:カナダ

上映時間:106分

感想

ノスタルジックな雰囲気がとても良く、楽しめた映画でした。

84年夏、アメリカ郊外の田舎町に暮らす好奇心旺盛な15歳の少年デイビーは、向かいの家に暮らす警察官マッキーが、近隣の町で発生している子どもばかりを狙った連続殺人事件の犯人ではないかとにらみ、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の調査を開始。しかし、そんな彼らの行く手には、想像を超えた恐ろしい現実が待ち受けていた。

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

連続殺人事件の犯人を追う少年たち

ある町で誘拐事件が相次ぐ中、地元の警察官が犯人ではないかと疑った少年たちがその証拠をつかもうと動き出す…という話です。やはり何といっても少年たちが都市伝説やら宇宙人やらの話で盛り上がっている場面が最高にイイですね。自分の10代の頃を思い出してノスタルジックな気分に浸ることができます。このブログで何度も書いてきましたが、ティーンエイジャーがワイワイとくだらない話をしているシーンが登場する映画はそれだけで評価が甘くなってしまいます…。主要登場人物である4人の少年たちもそれぞれキャラが立っていて良かったと思います。特にお気に入りは太っているウッディです。

本作はプロットがどういう方向に進むの見えずそこが緊張感を生み出していました。ある警官を連続殺人犯と疑い、少年たちがその証拠をつかもうとしていく…というのが話の主軸です。観ている間は、「本当にこの警官が犯人なのか?」「でも、少年たちのおバカな会話などから醸し出されるどこかユーモラスな雰囲気や、どこか遊びに見える犯人の“捜査”のせいで、まぁこの警官が本当に殺人犯だというオチではないだろう…」とかいろいろ考えてしまい、全くどういう着地を見せるのかわからずハラハラ感がずっと続いていました。そしてオチはこの警官が実際の犯人だったというものです。ラストでウッディという少年がその警官に殺されてしまう場面はそれまでの作品のトーンとのギャップがありすぎて心底驚いてしまいました。少年たちがちょっとした失敗をして終わる淡い青春映画かと思わせておいて…という具合に前振りがとても効いたハードすぎる青春映画でした。

総評

きつすぎる青春映画で、結構楽しめました。警官の家に機械をこっそり設置して、その日の夜警官の家を双眼鏡で覗くと機械のことがバレていて窓からこちらを見ているショット、などゾッとする怖い描写も結構あって満足度は高め。というわけで評価は9/10としました。

ストーリー紹介

誘拐事件の犯人を突き止めようとする少年たち

1984年。ケープメイで少年が行方不明になるという事件が多発。

15歳の少年(デイビィ)は彼の隣家に住む警察官のマッキィがそれらの事件の犯人だと疑いはじめます。というのもデイビィは彼の家に見知らぬ少年がいたのを目撃していたのでした。

そこで、デイビィは友人たち(ウッディ、イーツ、ファラデー)とともに、マッキィが一連の事件の犯人だという証拠をつかもうと彼の行動を観察し始めます。すると、マッキィはガーデニング用の道具や土を頻繁に購入していたり、貸倉庫に車を隠し持っていたりと、怪しさが増していきます。そして、ついにマッキィの自宅に侵入した際、行方不明になった少年の血の付いた服を発見。これは決定的な証拠だとデイビィの両親に見せますが、信じてもらえず…。逆に、デイビィたちはマッキィの家に連れていかれ、彼を犯人だと疑ってごみを散らかしたことなどを謝らせられます。それに対し、マッキィは全然気にしてないから、と彼らを笑って許しました。

後日、マッキィがデイビィの自宅にやってきます。そして、マッキィはデイビィが見かけたのはマッキィの甥であることを証明するため、甥に電話を掛けますが、応答はありません。マッキィが帰った後、どこへかけたのかデイビィが調べるとマッキィの甥にではなくマッキィ自身の家に電話をかけていたことが判明します。

デイビィはやはりマッキィが犯人だと考え、友人と共にマッキィの家に侵入…。そこで、ある少年の死体と生きた別の少年を発見。その後、撮影した映像を警察に見せます。警察はマッキィを容疑者として捜査を開始。その日の夜、デイビィとウッディがマッキィにさらわれ森の中に連れてこられます。そして人間狩りと称してその場で解放され、マッキィに追われることに。ウッディが捕まり、喉を切られ死亡。デイビィも捕まってしまいますが殺されはせず、いくらかの言葉を残しマッキィは去っていきました。

デイビィは、日常生活に戻り、新聞配達をしていました。新聞を見ると一連の事件の犯人はいまだ捕まっていないとありました。

おわり

参考サイト:映画.com

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