「サロメ・デ・マートの世にも奇怪な物語」は2018年の日本・フランス合作のオムニバスホラー映画。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:ティボルト・タークス
キャスト:
サロメ・デ・マート
アンソニー・ダルシュ
ジュリア・グラタンズ
イヴァン・ル・ジャン
原題:サロメ・デ・マートの世にも奇怪な物語
製作年:2018年
製作国:フランス / 日本
上映時間:60分
感想
あらゆる点でふざけすぎで真剣にみる気がそがれた映画です。
あるカメラで撮影をしていた男に異変が起きる。そして彼に撮影された者もまた同じ症状に。実はそのカメラは悪魔が地上に戻るために使う物だった。
いろいろとふざけすぎ…
※ネタバレを含みます
日本とフランスの合作オムニバスホラー映画です。日本のどこかの部屋で、男が女性を監禁し怖い映像を見せていくというフォーマットで、3本の短編・中編ホラーが流されます。正直言ってどの作品も登場人物の演技、演出、編集がふざけすぎていてどんどん見る気がなくなっていきます。特にやたらとわざとらしい演技をするキャラが多いのには辟易させられました。全体的にポップではっちゃけた雰囲気が漂っており当然、怖さなどみじんもありません。なぜかゲロや体液がドバドバ出てくるシーンが多く嫌悪感はありましたが嫌いじゃないですね。ゴア描写もたくさんあり、リアルというよりは作り物感をそのままあえて見せるタイプでこれはこれでありかなとも思いました。良いところもあげてみましたが、基本は物凄く低クオリティなので観る人によっては「時間を返せ!」と怒りだす人もいることでしょう…。
オムニバスホラー映画だと最近観た『マスターズ・オブ・ホラー』のほうが断然おススメです。
総評
あらゆる点でふざけすぎたホラー映画です。正直このノリにはついていけず…。グロ描写など楽しいポイントもありましたが、基本的にはおすすめできません。
というわけで評価は3/10としました。
ちなみに、本作の主要キャラであるサロメ・デ・マートが某有名飲料のCMが話題を集めたフレンチ美女と紹介されていますが、これは一時期大量に宣伝されていたオランジーナという炭酸飲料のことですね。
※短編ホラーのため『ストーリー紹介』は今回なしで行きます。
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