「ドール・メーカー」映画感想(ネタバレ)連続殺人鬼とある女性の戦い

「ドール・メーカー」は2017年のアメリカ製ホラー映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:トム・ホランド

キャスト
ルーク・マクファーレン
マイケル・マドセン
モーリーン・マコー
ミックテイタム・オニール

原題:Rock Paper Dead

製作年:2017年

製作国:アメリカ

上映時間:85分

感想

不気味さが足りない映画でした。

連続殺人犯“ドールメーカー”ことピーター・ハリスが、精神病院から退院した。ドールメーカーの殺害方法は特殊で、いびつなマスクを被り、若い美女を拉致・監禁・拘束。ジャンケンをさせ、負けたら惨殺。殺した相手の人形をしたてあげコレクションするというものだった。治療を終え、おじが残した家に戻ってきたピーター。しかし、家に残る過去の忌まわしい記憶によってピーターの心は、再び闇の中へ沈み変貌する…。そして、ドールメーカーによる新たなる被害者が、また生まれる。

「不気味な殺人鬼」になってない

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

殺人罪で逮捕されながら心神喪失が認められ精神病院へ入院することになったピーター…。退院後、おじの残した家で一人暮らしを始める彼のもとにジャーナリストを名乗る一人の女性が現れ…と導入はこんな感じです。ピーターは幼少期におじから虐待を受けた過去がありどうやらそれが彼の人格形成に影響を与えたということが示されています。ピーターの殺人の方法というのが、気味の悪いマスクを被り、監禁した女性とじゃんけんをし、女性が負ければナイフで殺す…というもの。そして、殺した女性の写真を人形に貼り付けコレクションしていくという悪趣味っぷりも見せつけます。邦題のドールメーカーはここから取られていると思われますが、正直この要素事態、タイトルにするほど強調されて描かれているわけではありません。どちらかというと殺人鬼ピーターの闇として小ネタ程度に出てくるだけです。かといって、原題(Rock Paper Dead)が示すじゃんけんもそれほど重要ではないというか…。女性が何を出そうとズルをして負けさせて殺すだけなので。ここのシーンが別に怖いとかそういうわけでもありません。とにかくこのように殺人鬼ピーターのキャラ描写が浅めなためそこまで怖がれるわけではありません。唯一、ピーターを演じた役者の顔、特におびえたような表情はいいと感じました。

まぁ、なんにせよこのタイプの映画では個人的にゴア描写が良ければ楽しめるのですが、それも全然出てこない。ピーターが見る幻覚に登場する顔がグロい女性とかは良かったのですが。

これ本編とあまり関係ありませんが、エンドクレジットにあるダンスシーンは何なのでしょうか?出演作が多いマイケル・マドセン(やたらとB級映画で見かけるw)が主導し、裁判所?のような場所で珍妙なダンスを踊っています。映画のスタッフらしき人々もおり、オフショットをお遊びで入れてみたという感じでしょうか。

総評

主人公ピーターのもとにジャーナリストを名乗る女性が現れる…という部分までは結構面白かったのですが、それ以降、殺人鬼にあまり怖さを感じず退屈に感じました。マスクをかぶった姿は不気味で良かったと思いますが…。というわけで評価は6/10としました。

ストーリー紹介

何人もの女性を監禁し殺害したピーターという男が逮捕されます。彼はすでに死亡している双子の弟(アーロン)に命令されてやったとの供述をし心神喪失が認められ精神病院に入院することに。

それから数年後。退院したピーターはおじが残した一軒家で新たな生活を開始。そこへピーターが起こした事件を本にまとめ出版したいというジャーナリストのモニカが訪ねてきます。実はこのモニカ、ジャーナリストというのは嘘でピーターに殺されたある女性の妹で、復讐をしようとピーターに近づいてきたのでした。

そうとは知らないピーターは何度も会ううちにモニカに惚れてしまいます。

そんなある日、ピーターはモニカを自宅に招き料理を振る舞うことに。モニカはすきを突いてピーターを拘束。ナイフを突き立て殺そうとしますが、そこへピーターと瓜二つの男がやってきてピーターを助けます。実はこの男、死亡しているはずのアーロンでした。ピーターの供述は本当だったのです。

なんとかその場から逃げたモニカでしたが、ピーターに追いつかれてしまいました。格闘の末、ピーターの体は窓を突き破り地面に落下、杭に突き刺さり死亡します。モニカはアーロンを探しますが、すでに彼の姿はありませんでした。

モニカはその後、心を病み精神病院へ入院。アーロンが実在することを周りの人間に話しますが、誰もそのことを信じませんでした。そんなある日、モニカのいる病院にアーロンが侵入。次々とそこにいた人々を殺し、モニカを車で拉致します。そして、とある一軒家に監禁したところで彼女にナイフを突き立てます。

おわり

参考サイト:フィルマークス/Amazon


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