7月リリースの新作映画たちを一挙レビュー!

僕が観た7月リリースの新作映画の感想!面白かった映画、そこそこだった映画、嫌いになれない珍作映画、普通に面白くなかった映画に分けて紹介します。

まずは、7月に観た映画はこちら!

アクアスラッシュ
ロボ A-112
タイムリミット 見知らぬ影
レディ・オア・ノット
ブラッドショット
サバイバル・フォレスト
ダークライト
アルマゲドン2020
ナンシー
2020 世界終焉の日
ファンハウス 殺戮の監禁部屋
ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!
風鳴村

面白かった映画

まずは面白かった映画から紹介!それぞれ個別に感想記事もあげているので気になる方はリンクからどうぞ!

ナンシー


孤独な女性・ナンシーは、「昔、自分の娘が失踪してそれっきり」という夫婦が出演するテレビ番組をみて、そこで公開された「少女が大人になった想像図」が自分とそっくりであることに気づく。何かと嘘を付く癖のあったナンシーは、自分がその少女かもしれないと、少女の両親に申し出て、実際に対面することになるが・・・。

主人公・ナンシーは、人との距離を縮めていく手段として嘘を多用する女性。このナンシーが嘘をついてヒトの気を引こうとする姿は痛々しくもあり、悲しくもあり…。観ているうちにそんな危ういナンシーに感情移入し、映画の中の人物というより仲のいい友達のように見守ってしまった映画です。終始、陰気なムードが漂っているので、苦手な方もいるかもしれませんが、個人的にはかなりおすすめです。

「ナンシー」映画感想(ネタバレ)いい映画を観た

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!


フィンランドの田舎町でヘヴィメタルバンドを組む4人の男たち。ひとまえで曲を披露したことがなかった彼らは、スウェーデンのフェスで自分たちの曲を演奏すべく奮闘する・・・。

ヘヴィメタルならではの単語センスと言うか…。曲名が「ももにたれたクソ」とかジャンルが「終末シンフォニックトナカイ粉砕反キリスト戦争推進メタル」とか、「なんやそれ?!」と門外漢からしたらぎょっとしてしまう言葉が出てきて楽しい。コメディ映画としては、ギャグを連発すると言うよりどちらかと言うとゆるい雰囲気の笑い。中盤あたりにえっ?!と声を上げてしまう驚きの展開もあります。

「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」映画感想(ネタバレ)ヘヴィ・メタル門外漢の感想

アクアスラッシュ


高校の卒業記念に水上公園でパーティをやっていた若者たち。その水上公園のウォータスライダーに何者かが巨大な刃物を取り付ける。そこを滑った人間が次々と切り刻まれていく…。

ジャケットにもあるように、ウォータースライダーの刃物で体が切断されていくシーンが売りのホラー映画。このシーンの凄惨さは異常。グロが苦手でなければ楽しめるはず。

「アクアスラッシュ」映画感想(ネタバレ)人の忠告はちゃんと聞こう

そこそこだった映画

傑作とまではいかないけど全体的には面白かった映画を紹介します。

タイムリミット 見知らぬ影


都市開発プロジェクトを手掛ける主人公・カールが二人の子供を学校に送り届けようとしていたところ、見知らぬ男から車に爆弾を仕掛けたからカネをよこせと電話がかかってくる。カールは自分の勤める会社や妻の口座からカネを工面しようとするが・・・。

やはり、爆弾を仕掛けられた車というシチュエーションはそれだけでハラハラする。車から降りたら本当に爆発する、というシーンをきちんと入れているのも良い演出。ここからさらに別のサスペンスにもつながっていくのもうまい。ただ、なんかわかりにくい映画だなぁと二回目観ていたら気づいたりもした。自分の会社の社員と電話するときに、専門用語じゃないけど難しめの言葉が飛び交い、全然ついていけなくなった笑。ちゃんとハラハラする所も多いし悪くない映画だとは思いますが、ちょっとわかりにくいのと、上映時間が長すぎる。

「タイムリミット 見知らぬ影」映画感想(ネタバレ)長くて小難しいという印象が強い

風鳴村

オランダの風車を巡るバスツアー中にバスが故障。近くにあった風車小屋に身を寄せることにするがそこはいわくつきの場所だった。

悪魔と契約した製粉業者の男が襲いかかるオランダ製スラッシャーホラー。風車が題材というTHEオランダなスラッシャーでそれ自体が新鮮。ゴア描写もそこそこ楽しめ、悪くない映画。アメリカのスラッシャーホラーに飽きてきた、という方がいたらぜひ。

「風鳴村」映画感想(ネタバレ)犬鳴村とは関係ないオランダ製スラッシャーホラー映画

レディ・オア・ノット


大富豪一族の男と結婚することになった主人公・グレース。彼女は、一族に加わるにあたって伝統的な儀式に参加させられる。その儀式は、グレースが屋敷のどこかに隠れ、残りの一族が彼女を見つけだし殺すという、とんでもない“かくれんぼ”だった。

命を狙われるかくれんぼホラー映画。グレースを殺そうとする一族側も、この一族の伝統だから仕方なく…といった感じで、若干とぼけたコメディっぽい感じがいい。もちろん、グレースが一族の人間と戦うアクションもそれなりにこだわっていて見ごたえがある。ただ、飛び抜けておもろいという感じでもなかったかな。

ブラッドショット


アメリカ海兵隊員の主人公、そしてその恋人が男たちの集団に捕まり殺されてしまう。主人公は最新のナノマシン技術で生き返り、犯人に復讐するが・・・。

ナノマシンの力で不死身になった主人公。銃撃を受けてもすぐに回復するので、武装する敵の中にバンバン突っ込んでいくワイルドな戦い方が観ていて気持ちいい。主人公の他にも機械で能力を拡張した兵士たちが登場して、彼らのメカメカしいルックスもかっこいい。ストーリーも一捻りあって楽しい。悪いとことしては、アクションの撮り方がうまくないところかな。何が起きてるか分かりづらい。他にも脚本的にヌケたところもあって、傑作とは言えないけど、そこそこ面白いです。

どうでもいいけど、最近のガイ・ピアーズ、こういう科学者っぽい感じの役多くないか?笑

ダークライト


主人公・アニーは夫と別れ、今は誰も住んでいない実家に娘とともに引っ越しをする。ある晩、「何か」によって娘が連れ去られ、アニーは娘を取り返そうと奮闘するが…。

夜中、畑に無数の光が現れたり、家の中を移動する「何か」を屋外から撮った映像とか気味が悪くてイイ。ゾッとするホラー的描写があって嬉しい限りです。「何か」の生態もちらっと垣間見えて興味をそそられるが、尺の関係か、あまり掘り下げられないのは残念でした。もっと具体的に描いてくれたら良かったんですが。娘を取り戻そうとする母・アニーを演じた俳優の目つきが鋭く、ショットガンを持った姿は凛々しくてかっこいい。全体的には見どころもしっかりとある映画だが、少し物足りなさも感じるといったところですね。

ファンハウス 殺戮の監禁部屋


男女が共同生活を送るリアリティショーかと思ったら、視聴者の人気投票で最下位の人間から殺されていくデスゲームだった!

リアリティショー×デスゲーム・・・。設定自体は興味を惹かれるし、最下位のものから殺されていくシステムは面白い。下位2人が殺し合いをさせられる場面もあり、とくに、暗闇の中で斧かなんかをもって戦うシーンはハラハラした。登場人物たちが、歌手とかインフルエンサーとか、ひと前に立つ職業(売れてはいないが)だから、凡人である僕としては共感しづらいかと最初は思った。しかし、言ってしまえば、いまどき誰もがSNSや動画サイトで気軽に自分の姿を見せられる環境にあるわけだから、別に彼らが雲の上の存在というわけでもなく、身近に感じられる点は良かった。気になったのは参加者たちが視聴者に向けて自分をアピールしたり、参加者同士がお互いに競い合うような場面があまりなかったこと。一緒に酒を飲んでまったりしたり、恋愛に発展しかけたり?ということはあるが、もっと積極的な行動に出たほうが映画的には盛り上がったかな、と。この点を除けばそこまで悪い映画ではないです。

嫌いになれない珍作映画

「ク○映画なのは間違いないが、嫌いになれない…いや、むしろ好き」な珍作映画を紹介します。

アルマゲドン2020


無数の隕石が地球に向かって接近中。この地球滅亡の危機に学者たちが立ち向かう!

まっとうなエンタメ映画として観るとク○つまんないけど、なぜか愛してしまう映画というのが皆さんにもあるかと思います。ぼくの場合、本作がまさにそれです。いろいろと陳腐すぎて逆に楽しくなってくるタイプの映画ですね。というわけで、僕がこの映画の愛おしいポイントを紹介します。

まず、隕石の描写が面白い。隕石が地球に雨のように降り注いでいるのに、なぜか主人公たちの周りだけに隕石が落ちてきているように見える。これは、主人公たちの背後の空にも落下中の隕石を描かないからそうみえるわけです。正直、この映画の描き方だと、明らかに何者かが意思を持って主人公たちを狙いうちしているようにしかみえない。いや、最初は本気でそう思っていました。これは、宇宙からエイリアンが襲ってくる話で、異変にいち早く気づいた主人公たちをエイリアンが隕石で殺そうとしているんだと。

あとはVR周りの描写ですね。「とりあえず今はやりのVR出しとけ」というテキトー感がまずひとつおもしろい。そして、VRゴーグルをつけたときに見える映像があまりにもダサい。特にVR内の架空のユーザーインターフェース(UI)と、現実のVRゴーグルの使用者の映像を重ねている「イメージ映像」のカットがもう、たまんねぇ・・・。

こういうあまりにも陳腐な描写のおかげでだんだんと観ていて楽しくなってきました。特に、隕石が主人公たちの周りにピンポイントで落ちてく来ているように見える描写は終盤までずっと繰り返されるので天丼的に面白さが増していき鑑賞中のニヤニヤがとまりません。

2020 世界終焉の日

地球に宇宙船が襲来!人類の運命はいかに?!

これは、奇しくも同じ月にリリースされた地球の終末映画「アルマゲドン2020」と続けて鑑賞してきたことで、本作の監督の情熱のようなものを感じられた映画です。本作は「撮りたいシーンはとにかく撮る、CGがしょぼいと観客に笑われたとしても…」という意気込みが伝わってきます。「アルマゲドン2020」は、しょぼいCGをできるだけ目立たないように工夫している、違う言い方をすれば、撮りたいシーンがあってもしょぼいCGが目立つなら撮らないように我慢している感じですが、「2020 世界終焉の日」は違います。とにかく、撮りたい画を撮る精神で出来上がったのは前衛アート的(?)というか、なんかぐしゃぐしゃしたよくわからないモノ。こういうシーンがずっと続くのでだんだん楽しくなってくる作品です。

サバイバル・フォレスト


キャンプをするため森の中にやってきた3人の男女がヤクの密造工場をたまたま発見し、その組織に追われることになる。

3人と書きましたが女はすぐに死ぬので、実質男二人がメインの話ですね。男二人は、音楽業界で一緒に組んで働いていて、しかも大学で出会った親友らしい。組織に追われるスリラーでありつつ、この男たちの友情の行方も描かれる、と。序盤にある、キャンプをしているときの彼らのしっとりとした大人な感じのシーンが面白い。言葉にするのは難しいですが、観客を置き去りで彼らだけの世界が出来上がっている感じと言うか、そういうシーンを見るとなぜか面白くなってきます。

あとなんといっても、組織側がどいつもこいつもポンコツすぎて全然怖くないのがたまらなく好きである。真面目に恐いヤツらとして描いてるのか?それとも、意識的にバカっぽく描いてるのか?微妙なラインでどちらか判別がつかない感じが面白い。でも、終盤では、この微妙なバランスも完全に崩れ、完全にコメディになる。組織のボスっぽい女と、その下の男が主人公二人を追いかけるシーンですが、ここがもうたまんねぇ。女の方の隠しきれてない根明な感じというか華やかな感じ、そして、走り方がポイントですね。

面白くなかった映画

ここからはただ単純に面白くなかった映画を紹介します。

ロボ A-112


災害用ロボとして作られたが欠陥のあったロボットと、親との関係がうまくいってなかった少年が出会う。少年はロボットとともに家出することになる。

CGのクオリティは結構よく、期待しつつ鑑賞しましたが、逃避行モノながら近所でうろちょろしてるだけでがっかり。これは普通に面白くなかった映画です。

まとめ

以上が、7月リリースの新作を観てのざっくりとした感想でした。このなかから一本オススメするとしたら、人間ドラマとして面白いナンシーですね。まぁナンシーは地味ではあるのでもっとハッチャケた感じがいいならアクアスラッシュですね。

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