「ポラロイド」映画感想(ネタバレ)呪われたポラロイドカメラの恐怖を描いたホラー映画

「ポラロイド」は2019年のアメリカ画製ホラー映画。監督は「チャイルド・プレイ(2019年)」のラース・クレブバーグ。主演のバードを演じたのは「インバージョン 転移」のキャスリン・プレスコット。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ラース・クレブバーグ

キャスト
キャスリン・プレスコット
タイラー・ヤング
サマンサ・ローガン
グレイス・ザブリスキー
ミッチ・ピレッジペンブローク

原題:Polaroid

製作年:2019年

製作国:アメリカ

配給:ギャガ

上映時間:88分

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

面白いと言えば面白い…けど欠点もそこそこある映画。

SNS世代のごく普通の女子高生バードはアルバイト先のアンティークショップで年代物のポラロイドカメラを手に入れる。バードは友人や密かに思いを寄せるコナーたちとの楽しい時間をカメラで撮り始める。しかし、ポラロイドカメラで撮影された友人が次々と悲惨な死を遂げていく。

霊がちゃんと怖いホラー

ポラロイドカメラに映ると死んでしまうというホラー映画です。本作は、霊的な「何か」がちゃんと怖いのがイイです。撮った写真にその「何か」の影が映っているところはめちゃくちゃゾッとしますし、「何か」が実際に姿を現し登場キャラに襲い掛かる場面も、一気にではなく遮蔽物などを利用しだんだんとその姿が明らかになるという周到な演出がされており恐怖感が倍増するようになっています。ホラー映画で霊的な「何か」が全然怖くない作品もわりと多いですが、本作はそのあたりちゃんと満足させてくれました。ポラロイドカメラで撮られた写真が現実世界とリンクしているという設定もなかなか良かったと思います。例えば、写真を握りつぶすとそこに映っていた人物の体もつぶれていきます。この設定は何カ所かで登場しますが、中盤あたりで写真を燃やすと登場キャラの手から発火するという修羅場シーンはかなり見ごたえがありますね。ほかにも、次に襲われる人物の後ろに人のような影が映っているという視覚的にわかりやすい設定もイイですね。さらに、もう一度ポラロイドで撮られると襲われる順番が早まるという凶悪な設定なんかもあります。ただこの設定は面白い修羅場になりそうなのにサラッと流されてしまいます。無関係の人間の写真を撮り、自分が襲われる順番を遅らせるとかあれば面白そうじゃないですかね?

欠点もある

良いところを挙げたので、次は気になった点について…。一番気になったのは、主人公がポラロイドカメラの呪いをとめようともともとの持ち主を探していくところ。そのポラロイドカメラが実は殺人事件を起こした男(ローランド)のものだとわかります。ここまでは良いのですが、問題はその後。ローランドが殺人に至った動機が曖昧なまま流されてしまうのです。主人公がローランドの妻に話を聞くと「娘をいじめられて自殺してしまい、ローランドはその仕返しとしていじめた高校生たちを拷問し殺した」と言います。しかし、その後、当時ローランド殺されずに済んだ保安官の男性にも話を聞くと「ローランドは娘に性的虐待をしており、娘の友人だった高校生たちは何とか助けようとしたがローランドに見つかり拷問され殺された」と言います。その保安官はこの話を語った後すぐに霊に殺されてしまい、主人公も襲われる展開になるので劇中でどちらの言い分が正しいか突き止めることはありません。一応、保安官の方の話が真実かもなと個人的には思っておりますが、映画上で重要な箇所をこんな曖昧にさせておく意味がよく分かりません。保安官の話が正しいとするとローランドの妻のシーンはいらなくないかな?

ラストの戦いは見ごたえあり

ラストはバードとローランドの霊の直接対決です。バードの機転を利かせた勝ち方はスカッとします。ポラロイドで撮られた写真とそこに映った人物が連動している設定を活かし、霊の写真を撮りぐしゃぐしゃにすると霊の体もボキボキになっていきます。しかし、ぐしゃぐしゃな状態の写真が元に戻ると再び例が襲い掛かってきます。そこでバードは写真を燃やし無事勝利となります。その写真にはバードの指も映っていたため彼女の指も燃えだしてしまいます。こういう「肉を切らせて骨を切る」的な勝ち方はめちゃくちゃテンションが上がります。

総評

ちゃんと怖いホラーですそこそこ楽しめました。ただ、欠点や雑な設定もありそのあたりが少し気になってしまいます。というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

バード:写真が趣味の女子高校生。過去に父親を事故で亡くしており、それが自分のせいだったと考えている。

ケイシー:バードの親友の女子高校生。

コナー:バードが思いを寄せる男子高校生。バードとはあるパーティで知り合う。

古びたポラロイドカメラ

高校生のバードは、アンティークショップでアルバイトをしていました。ある日、仕事場の同僚(タイラー)からガレージセールで見つけてきたというポラロイドカメラをプレゼントされます。試しにバードはそのポラロイドでタイラーの写真を撮ってみました。するとそこにはタイラーのほかに人の影のようなものが映っていました…。

不審な出来事

別のある日、バードは同じ年代のひとたちが集まる仮装パーティに参加します。そこで、バードが持ってきていたポラロイドを使って学校の同級生(ケイシー、デヴィン、ミーナ、コナー、エイヴリィ)の写真を撮ります。その後、タイラーやエイヴリィが不審な死を遂げたことをバードは知ります。バードはケイシーたちと集まり、ふたりもの同級生が同時期に死んだことについて話し合っていました。ふたりの死にポラロイドが関係しているかもしれないとバードがいうと、バカバカしいと言ってデヴィンがみんなの映った写真を燃やし始めます。するとそれに連動したかのようにミーナやケイシーの体が突然発火し始めます。バードが写真の火を消すと、ミーナたちの体の火も消えていきました。

ポラロイドの持ち主とは?

ポラロイドで撮られた人間が次々と悲惨な死を遂げるなか、バードは過去の新聞記事を調べ上げポラロイドの持ち主を特定します。その人物とは殺人鬼のローランド・ジョセフ・セイブルという男でした。昔、ローランドは4人の高校生を拷問し、その姿を例のポラロイドで撮影します。その後、4人のうち3人を殺したところで突入してきた警察官によって射殺されます。唯一の生き残りである保安官のペンブロークがローランドが3人の高校生たちを殺した動機を語ります。ローランドは密かに娘のレベッカに性的虐待をしており、ペンブロークを含む4人の高校生はなんとかレベッカを助けようとしていました。しかし、彼らはローランドに捕まりあの大惨事が起こってしまったのでした。

霊を倒すことに成功

手掛かりを探ろうと自分の高校に侵入していたバードもローランドの霊に追いかけられ、やがて捕まってしまいます。そこで彼女はポラロイドで霊の写真を撮り、その写真を燃やしてしまいます。すると、その霊も発火し苦しみながら消えていなくなりました。

ポラロイドを処分する

後日、バードは海に行きポラロイドを投げ捨てました。

参考サイト:映画.com

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