「サスペクト 薄氷の狂気」映画感想(ネタバレ)犯人役の俳優の演技がスゴイ

「サスペクト 薄氷の狂気」は2018年のカナダ製サスペンス映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:デビッド・レイモンド

キャスト
ヘンリー・カビル
ベン・キングズレー
アレクサンドラ・ダダリオ
スタンリー・トゥッチ

原題:Night Hunter

製作年:2018年

製作国:カナダ

上映時間:98分

感想

出演者は豪華だがなんか物足りない映画。

若い女性の遺体が発見され、容疑者の男サイモンが警察に連行される。プロファイラーのレイチェルが尋問を開始するが、知的障害を持つと思われるサイモンは子どもっぽい振る舞いばかりを見せ、捜査は一向に進まない。そんな中、さらなる事件が起こる。

※【重要なネタバレなしの感想】とその後【重要なネタバレを含む感想】が続きます。

マンオブスティールのヘンリー・カヴィルとか他にもベン・キングズレーなど、俳優陣はやたらと豪華でそこそこ金をかけてキッチリと作られた映画なのかなとは思いますが、終わってみればなんか物足りなさが残りますね。

まずは良かったところを。ブレンダン・フレッチャーが演じる犯人役(サイモン)はめちゃくちゃ上手く彼の熱演のおかげで序盤から中盤はぐっと惹きつけられるものがあります。このサイモンという男は若い女性の監禁・殺害の容疑をかけられ警察から取り調べを受けるのですが、その間にもサイモンの自宅を調査中だった警察官が毒ガスにより死亡するなど事件は続きます。警察の監視下にありながらなぜサイモンは次々と事件を起こし続けられるのか?というのがキーポイントとなっています。次々と警察官が犠牲になる展開と、サイモン役の狂気をはらんだ演技のおかげで序盤から中盤までは胃がいたくなるような緊張感と恐怖感がありなかなか面白いです。

ただ、警察側の捜査がほぼ「警察がデータベースを参照」→「怪しい場所に向かう」というだけなのは淡白すぎるし、それが何回か繰り返されるのでメリハリがなく次第に退屈になっていきます。銃撃戦などのアクションシーンもほぼないのでなんだかなぁ~という気分です。


※ここから重要なネタバレを含みます


終盤には「サイモンには瓜二つの兄がいて、一度逃亡後に警察に捕まったのは兄の方だった」というサプライズ展開が用意されています。これもそこまで驚きはないかなという感じです。ただ、よくここまで演技分けができるなーとやはり演者のブレンダン・フレッチャーに感心するばかりです。彼ら兄弟の関係性や、兄弟と父の過去などふんわりと闇を感じさせる演出もなかなか良かったですね。

総評

豪華な俳優陣からある程度の出来を期待してしまうわけですがそこまでイイというわけではありません。むしろ、ここまでの俳優を揃えてこれかというちょっとした失望があります。ただ、ブレンダン・フレッチャーの演技は必見です!

というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

ある女性の遺体が発見され、“捜査官”(ヘンリー・カヴィル)は捜査を進めます。

その結果、ある男が逮捕されます。

その男、サイモンは自宅で大勢の若い女性を監禁していたことが判明。

プロファイラーのレイチェルによってサイモンの尋問が進められることになりました。

その最中、サイモンの自宅を調査していた複数の警察官が毒ガスによって死亡。

それはサイモンが仕掛けた罠だったのです。その後も、サイモンは自身は拘束されながらも外部の人間の力を借り車を爆発させるなど、警察を混乱に陥れます。

サイモンはさらに、ある一人の警察官を利用し、まんまと警察署から逃げ出すことに成功します。

警察はなんとかサイモンの居場所を突き止め彼を再び警察署へ連行。

サイモンは監禁した少女の場所を教えるからと言い、警察車両に乗せられその場所に向かいます。

しかし、その途中に車が襲撃にあい、サイモンは襲撃した人物に助けられます。その人物はなんとサイモンと全く同じ見た目をしていました。

彼らは兄弟で、一度逃げ出した後に捕まったのはサイモンの兄だったのです。

兄弟は、場所を変え監禁していた若い女性を氷の張った湖に連れ出し、火をつけて殺そうとしています。

そこへ“捜査官”他、警察が到着し、逃げる兄弟を追いかけます。

しかし、サイモンの兄にレイチェルが人質に取られてしまいます。“捜査官”は代わりにサイモンを人質に取り、レイチェルとの交換を申し出ます。

氷の張った湖の上で交換が行われ、レイチェルは無事助かります。“捜査官”はサイモンの兄に肩のあたりを銃で撃たれてしまいます。兄弟は氷に空いた穴から湖に落ちそのまま沈んで行ってしまいました。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon


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