「怪怪怪怪物!」映画感想(ネタバレ)なかなか切ない台湾製青春ホラー!

怪怪怪怪物!(字幕版)
怪怪怪怪物!(字幕版)

「怪怪怪怪物!」は2017年の台湾映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ギデンズ・コー

キャスト
トン・ユィカイ
ケント・ツァイ
ユージェニー・リウ
チェン・ペイチー
ジェームズ・ライ

原題:報告老師!怪怪怪怪物! Mon Mon Mon Monsters

製作年:2017年

製作国:台湾

配給:ブラウニー

上映時間:112分

参考サイト映画.com

あらすじ

いつもクラスメイトにからかわれ、いじめられているリン・シューウェイはある日、問題を起こし、いじめっ子の3人とともに奉仕活動として独居老人の手伝いを命じられる。そして、手伝いのために訪れた老人宅でシューウェイたちは、夜中に2匹のモンスターと遭遇。モンスターを捕獲したシューウェイたちは、彼らなりの調査と実験をスタートさせ、友情を深めていく。しかし、次第にモンスターがシューウェイたちの手には負えない存在となり……。(映画.comより)

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感想

なかなか楽しい青春ホラー

あらすじを読んだ段階では学園内に突然狂暴な怪物が現れ、生徒たちを惨殺していく純モンスターパニック映画かと思いましたが全然違いましたね。

クラスメイトにいつもいじめられているシューウェイ(主人公)。レンハオ率いるいじめっ子たちと一緒にいたところ、怪物が現れ襲われそうに…。日光が弱点だと気づきなんとか捕らえ、廃墟のような場所で怪物を“飼う”ことになりました。学校が終わればその廃墟に向かい怪物をいたぶって遊ぶ日々を送るシューウェイといじめっ子たち…という青春映画です。自分はいじめっ子たちに仲間だと認めてもらえたのか?と悩むシューウェイの心の揺れ動きが本作の見どころとなっています。

怪物はどうやら元々人間で、とあることがきっかけで怪物になってしまったということが語られています。いじめっ子たちはそんな怪物を無邪気にいじめていきます。シューウェイは怪物に同情しながらもいじめっ子たちに同調するようにヒドイことをやっていきます。いじめっ子のノリに無理やり合わせている感じがありますが、シューウェイからするといじめられっ子の仲間になれた気がしてうれしかったのでしょう。しかし、いじめっ子と過ごすうち、どうやらいじめっ子側はシューウェイに対して友情を感じていないのではと気づきはじめ…。自分はいじめっ子の仲間になれたのか?それともいじめられっ子のままなのか?というシューウェイの苦悩がよく描かれています。個人的に学生時代にこういう心理状態になることはよくわかります。いじめられっ子と括らなくても、学生時代に『俺、今イケてる集団に溶け込めてるか…?』的なことをついつい気にしてしまいということを経験したひともいるのではないでしょうか。いじめっ子に気に入られようと一緒になり怪物をイジメるシューウェイ。それでも、結局シューウェイはいじめっ子を裏切り、怪物側に着きます。そもそも彼が怪物に対して同情的だったのも、怪物が痛めつけられる姿が自分自身と被って見えたからだと思います。

登場キャラもなかなか個性的でよかったです。いじめっ子のリーダーであるレンハオの人懐っこそうでありながら、どこか危ないヤツ感がビンビンに伝わってくる存在感は特によいですね。シューウェイからするとレンハオに対し『こいつ本当はいい奴っぽいけどやっぱりヤバそうだな…』と迷ってしまうのも無理がない、幅のあるキャラになっていました。

本作はとにかくシューウェイの暗い青春から目が離せない映画です。

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残虐描写はそこそこ?

捕らえた怪物にはもうひとりの怪物(姉)がいて妹を探すため片っ端から学生をぶっころしていきます。血のりが大量で学生の死体が転がる絵面はなかなかショッキングです。ただ、実際に手を下す場面はハッキリとは見せてくれないためもう少し刺激があれば・・・という感じです。残虐描写とは違いますが、お年寄りに対しあれこれひどいことをする場面はぶっ飛んでてよかったんですが…。

演技のトーンを抑えるべき

主人公含め登場人物は全編でおおげさでコメディらしい演技をしています。個の演技のおかげで笑える場面もあり基本的には好意的に観ていたのですが、終盤で自分たちが怪物に襲われそうという展開になってもその演技トーンのまま進んでいくので緊張感がなくなってしまっています。シリアスな場面ではシリアスなトーンに変えるなどもう少しメリハリのある演出をしたほうがいいと思いました。

総評

結構好みの青春ホラーでした。観る前に思っていたモノとは全然違いましたがこれはこれで!評価は7/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

リン・シューウェイ:クラスメイトにいじめられている男子学生。

ドアン・レンハオ:シューウェイをいじめているクラスメイト。

いじめられっ子のリン・シューウェイ

リン・シューウェイはドアン・レンハオ率いるいじめっ子たちにハメられ、クラス費を盗んだ犯人仕立てられてしまいます。

怪物に出会う

シューウェイは奉仕活動のため、とある老人の家の手伝いをするよう教師に命じられます。付き添いとしていじめっ子たちもついてくることに。その老人宅で子供の姿の怪物に遭遇します。日光が弱点だとわかり、何とか捕らえることに成功。怪物を鎖でつないでレンハオ主導で興味本位で痛めつけます。

もとは人間だった?

シューウェイは行方不明者を探せるサイトでその怪物に似た顔をの人物写真を発見。さらに調べていくとそのリン・シウジェンという少女の両親が惨殺される事件が発生したことが判明。スウジェンとその姉は行方不明になってしまっていたのでした。

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もう一人の怪物が現れる

怪物はもうひとりいました。それはシューウェイたちが捕らえた怪物の姉でした。姉はどうやら妹を探すべくあちこち探し回っていました。そんなある日、レンハオの彼女も乗っていたバスに姉が乗り込んできて高校生たちを皆殺しにしてしまいます。

もう一人の怪物を倒す計画

レンハオは恋人を殺され怒り狂っていました。恋人を殺した怪物の姉を倒すためおびき寄せることに。いじめっ子たちとシューウェイは何度も作戦を練り、予行演習を重ねていきます。

シューウェイがいじめっ子を裏切る

姉が妹を助けるためにやってきていじめっ子のひとりを襲いました。シューウェイは自分だけ建物の中に隠れレンハオたちが入ってこれないようにドアを閉じます。彼はレンハオたちが怖くいつか殺されてしまうかもしれないと考え、怪物にレンハオたちを殺させようとしたのでした。姉はいじめっ子たちを殺し、シューウェイを追って建物の中に入ってきました。シューウェイは窓をふさいでいた板を剥がし、鎖で動けないようにしていた妹に日光を当てます。姉は自分が日光に焼かれるのもいとわず鎖を引きちぎり始めます。やがて姉妹は発火し死んでしまいました。

クラスメイトに怪物の血を飲ませる

シューウェイはいつも自分を馬鹿にしていたクラスメイト達に報復することにしました。怪物の血を飲んだ人間は怪物同様日光に当たれば発火するようになることを彼は知っていました。そこで密かにクラスメイト達が食べる給食に怪物の血を入れます。クラスメイト達は日光に当たり発火します。シューウェイ自身も血を飲んでおり顔から発火し始めました。(おわり)


本作はU-NEXTの31日間無料トライアルに登録することで付与されるポイント(600ポイント)でタダで鑑賞が可能です。(2020年4月2日 23:59まで配信予定)※本ページの情報は2019年3月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。
作品サイト:怪怪怪怪物!

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