「女霊館」映画感想(ネタバレ/解説)女の姿の何かが襲いかかる屋敷モノホラー!

女霊館(字幕版)
女霊館(字幕版)

「女霊館」は2018年のアメリカ映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:マイケル・ウィニック

キャスト
ジョシュ・スチュワート
ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
メリッサ・ボローナ
イヴェット・イェイツ
ルーク・エドワーズ
デルロイ・リンドー

原題:MALICIOUS

製作年:2018年

製作国:アメリカ

配給:アットエンタテインメント

上映時間:90分

参考サイトallincinema

あらすじ

新居に引っ越してきた大学教授のアダムと妊娠中の妻リサ。引越祝いとして妹のベッキーが見つけてきたアンティークの小箱を貰ったリサだったが、箱を開けると中身はからっぽ。だが、その日からこの家で不気味なことが起き始める。家の中で次々と現れる霊は幼児から老婆まですべて女の姿をしていて、リサと妹のベッキーにだけ憑りつき始める。そんなリサを助けようとアダムは同じ大学の超心理学者クラークに怪奇現象の調査を依頼。クラークは、すぐにこの家に潜む霊的な存在を見つけ出そうと調査をするが、現れたのはクラークの手には負えない強力で邪悪な女の霊たちだった・・・。(Amazon)

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感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

そこまで怖くない・・・

夫の仕事の都合で田舎町の一軒家に引っ越してきた夫婦。ある日、妊娠していた妻が自宅で倒れ流産してしまう。それはどうやら「ある箱」を開け女の姿をした何かを解き放ってしまったことが原因だったようで…という話。田舎町の雰囲気や登場キャラの演技もしっかりしているので映画としての雰囲気は悪くない…。でも、正直言って怖さはそこまでではありません。一応バンバン幽霊は登場して驚かせてはくれますが、驚かせ方がこけおどし的でゾクッとする恐怖感はなし…。鏡を見ているとその鏡に映る自分が別の動きをするという描写はなかなか怖くてよかったと思います。ただ、悪魔の見た目は安っぽくなんだかなぁという感じでした。超心理学を大学で教える盲目の教授が出てくるあたりは嫌いではありません。というかむしろテンションが上がります。超心理学の講義とかすごく受けてみたいですね。その教授を主人公の自宅に招き、悪魔との交信をするシーン、個人的に電子機器を使って超常的な存在とコンタクトを取る場面って無条件で楽しくなってくるのでこの部分はかなり満足度高め。悪魔に苦しむ主人公夫婦でしたが、過去にある箱を開けたことで流産した女性がいて、のちにその女性が夫によって殺してしまったという話をその教授から聞き、現在は服役中のその夫に会い話を聞くという展開があります。その夫は悪魔から逃れる方法は妻を殺すしかないといい、結末は実際に主人公の夫が妻を殺して終わります。これ、正直ひねりも何もなく面白みがないです…。こういうバッドエンドでも別にいいんですが、殺す以外の方法が見つかったと期待させておいてやっぱり殺すしかなかった、みたいな“タメ”があってもよかったんじゃないかと思います。本作の場合、あるキャラの言った通りの展開のまま何のツイストもなく終わるので…。

総評

あまり楽しめた作品ではありませんが、映画の雰囲気は悪くないのでそこまでひどい映画という印象でもありません。というわけで評価は6/10としました。

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ストーリー紹介

登場人物

アダム:大学教授の男性。

リサ:アダムの妻。

ベッキー:リサの妹。

ロナルド:超心理学を教える盲目の大学教授。

片田舎に引っ越してきた夫婦

大学教授のアダムと妊娠中のその妻リサ。アダムがある田舎町の大学で教授として働くことになり、ふたりは社宅の一軒家に引っ越してきました。

リサが流産してしまう

リサは引っ越してきたばかりの家でベビーベッドに寝ている見知らぬ赤ちゃんを発見。その赤ん坊を抱きあげると顔が突然おぞましい表情に変わります。

仕事から帰ってきたアダムはベビーベッドの隣で倒れているリサを発見。病院に急いで連れていきますがリサは流産していました。アダムは医師からリサはもう赤ちゃんを産めない体になったと告げられました。

リサが怪現象を体験

リサは自宅で複数の少女の霊を目撃するなど、怪現象を体験してしまいます。そこで彼女は、アダムの勤める大学に在籍する超常現象の研究者ロナルドを自宅に招き怪現象について相談しました。ロナルドは家にある木の箱が原因だと言いました。その箱はリサの妹ベッキーがバザーで見つけ、リサが妊娠した記念にプレゼントしたものでした。ロナルドはリサがその箱を開けてしまったことが流産の原因だと告げました。その話を聞いたリサが取り乱したためアダムはロナルドを家から追い出してしまいます。

ふたたびロナルドを頼る

自宅でアダムも老女や若い女性の姿の何かを目撃してしまい、ふたたびロナルドに助けを求めることに…。ロナルドによるとリサが開けてしまったその箱は「アステカ族の繁栄の箱」で、妊婦のみが開けることができるとのこと。そして、箱には怨念が詰まっており、中身を箱の中に戻す必要がある、と続けました。ロナルドは、ある記事をリサたちに見せました。そこには箱のせいで自分の妻が流産してしまった男性の話が載っていました。その男性は妻を殺し、現在は刑務所にいるといいます。

ロナルドが悪魔を見る

一通り怪現象の話をした後、ロナルドはリサたちが目撃した何かの正体を探るべく家中にマイクを置き録音を開始しました。すると突然部屋の電気が消え、ロナルドは老女や若い女性、少女の姿をした悪魔を幻視してしまいます。幻視したことでその悪魔がリサたちの赤ん坊を殺し、その魂を所有していると知りました。そして、悪魔はすでにリサと切り離すことができない関係になってしまっていたのです。ロナルドは、悪魔を箱に戻す方法はわからないとさじを投げてしまいました。

服役中の男性に会う

リサとアダムは、箱を開けてしまったことで妻が流産したうえ、その妻を殺したというジェームズに話を聞くべく刑務所を訪れました。ジェームズは箱に悪魔を戻すためには、その悪魔とつながっているリサが死ぬしかないと言います。

車が事故を起こす

ジェームズと面会したあと、アダムの運転で自宅で戻っている最中に悪魔が突然現れ、そのせいでハンドルを取られ事故を起こしてしまいます。気絶していたアダムが目を覚ますとその場にリサの姿はありませんでした。

アダムがリサを殺す

アダムは徒歩で自宅に戻ってリサを探します。ありとあらゆる怪現象が起こる中、ある部屋で佇むリサを発見。リサの様子は明らかにおかしく、子供(を乗っ取った悪魔)を守ると言い出します。そして、アダムの腹をナイフで刺しその場から走り去りました。アダムが机の上に置いてあった箱を見つけたところで彼は悪魔に襲われてしまいます。アダムはとっさに鉄の棒を悪魔に突き刺します。しかし、我に返りよくみると悪魔だと思っていたものはリサでした。息も絶え絶えのリサはアダムにナイフを握らせ、子供のために自分を殺してと頼みます。アダムはリサの体にナイフを突き刺しました。すると悪魔は箱の中に吸い込まれていきました。

妻殺しで服役中のアダム

それから時間は流れ、アダムは妻を殺した罪で服役中していました。そこへロナルドが面会にやってきます。箱をどこにやったかと聞かれたアダムは元の場所に戻したと答えました。

リサの妹のもとにプレゼントが届く

リサの妹で妊娠中のベッキーにあるプレゼントが届きます。包みを開けるとそこには例の箱が入っていました。(おわり)

解説

登場する悪魔の設定

本作に登場する悪魔は、赤ん坊、5歳ぐらいの少女、20代ぐらいの女性、そして老女と幅広い年齢の女性が登場しています。劇中での説明によるとこの悪魔たちは年齢が上がるごとに力が増していく、ということのようです。つまり、老女が一番強大な力を持っているということですね。

リサの妹の謎シーン

リサの妹ベッキーが家に泊まりに来ており、鏡に映る自分が突然危害を加えてくるというシーンで疑問があります。鏡に映る悪魔に後ベッキーがいそいそとアダムたちの家から去っていくというシーン、これは実際のベッキーなの?それとも鏡に映った悪魔なの?と一瞬分からなくなってしまいます。後から考えるとここはベッキーが、「邪魔をするな」と悪魔に家を追い出されたと考えるのが妥当ではないでしょうか。

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