「呪われた死霊館」映画感想(ネタバレ/結末)意外な展開でお得感あり

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「呪われた死霊館」。
ネットフリックスオリジナル映画です。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

感想

ショッキングな怖さは少なめながら、ツイストの効いた展開のおかげでそこそこ楽しめました。点数は7/10とします。

アンジェラは兄たちと霊能力者と偽り除霊をする商売をしていた。しかし、ある屋敷での除霊中に本当の幽霊を見てしまい、、、というお話。

僕はもともとは幽霊を信じていなかった人物が幽霊を見てしまい、その存在を確信するタイプのホラー映画が好きです。それは、幽霊を信じていない人物が実際に幽霊をみることで、幽霊の怖さが強調されるからです。この映画はまさにそのタイプで、今作の場合偽の霊能力者というある意味幽霊をなめた人たちの話のため余計にイイですね。とくにジャクソンという一番幽霊をなめている男が初めて幽霊を見てしまう場面は結構怖くてよかったと思います。

主要登場人物の描写が結構しっかりされていて見ごたえがある作品でもあります。自分の母が偽の霊能力者をしていて精神に異常をきたし自殺した過去があるアンジェラは除霊の仕事をやめたいと思っていました。しかし、借金のある兄ジャクソンを思い、いやいやながら続けている人物です。兄ジャクソンは借金をしていて現状を何とか変えたいと思い、金を稼ぐために除霊商売をしています。まぁ彼は結構なくそ野郎ですね(笑)。アンジェラに対しても無理やり商売につき合わせる男ですし、アンジェラが除霊中に気絶した時も、仕事を続行させたり、機材担当のエリオットが大けがをして、助けに向かう時も口笛を吹いていたり…。この口笛のシーンはエリオットがいる場所に到着する前に口笛をやめるのがくすっと笑えるポイントですね。くそ野郎であるジャクソンは自己啓発系のラジオかなんかの音声をいつも聞いていて彼なりに人生を何とか変えたいと思っているんだなと伝わってくるので、どこか憎めないキャラに感じました。このジャクソン絡みで面白かったのは依頼主に除霊の説明をする場面でジャクソンが神妙な表情で小声で囁くように説明するシーンです。機材担当のエリオットは何度も痛い目にあうというキャラ付けで最高です。床が抜けて地下に落ち足を大けがする、車の事故で体を打ち付ける、刃物で切りつけられるなど散々な目にあいます。彼の顔立ちも相まってかなりの面白キャラクターになっています。

ショッキングな恐怖描写は少なめであまり怖くはありません。一応3人の子供が幽霊として登場しますが、その登場の演出があまり凝っていなくてアッサリ気味です。

終盤のツイストの効いた展開は楽しいですね。幽霊モノだと思っていたら、そこに殺人鬼モノ要素が加わるという感じです。ただ、その殺人鬼たちもあまり怖くはないのは残念ではあります。

あらすじ

大学生のアンジェラとその兄ジャクソンたちは自分たちを霊能力者と偽り除霊をすることで金を稼いでいた。

ある日、グリーンという女性から子どもの叫び声が聞こえるから除霊してほしいとの依頼があった。アンジェラたちの母は彼女たちと同じ商売をしており、精神に異常をきたした末に自殺してしまっていた。そのこともあり、アンジェラはこの商売をやめたいと考えていた。しかし、借金を抱える兄ジャクソンに説得され、結局続けることになる。

続きを読む

グリーンの家に到着し彼女に話を聞いた。その家では3人の子供の死体が発見されたという。その犯人ヘルマンは依頼人グリーンの息子であった。

アンジェラたちは“除霊”の準備にとりかかった。そのときアンジェラは実際に女の子の幽霊を見てしまう…。

準備が整い、“除霊”を開始した。アンジェラが幽霊と話をし、家から出ていくように促すという体である。アンジェラは女の子の幽霊を見つけてしまう。その子についていくアンジェラ。後ろからカメラで撮影をしていたエリオットの足元で床が抜け、地下空間に落ちて足に大けがをしてしまう。アンジェラとジャクソンは、エリオットを助けるためはしごで地下へと降りる。そこで女の子が閉じこめられたことを示す痕跡を発見する。

ジャクソンはグリーンのもとへ戻り、除霊を再開すると告げた。しかし彼女はジャクソンたちが偽の霊能力者だと気づいており、家から去るように言う。ジャクソンは食い下がるが、彼女は息子のヘルマンをかばい、悪いのは子供たちだという発言を聞き、引き上げることを決意。

ジャクソンは機材が置いてある部屋で幽霊を見てしまう。アンジェラたちと合流し、急いで外へ出ようとする。しかし、ジャクソンの恋人ベスの姿がない。彼は一人でベスを探しに行く。無事彼女を発見したものの口が縫い合わされた状態でおびえていた。

4人は車で逃げる途中で人をひいたはずみで事故を起こす。ベスは車の外へ投げ出され死亡する。ヘルマンがやってきてジャクソンは気絶させられ家の中へ連れ戻されてしまう。目を覚ましたジャクソンはグリーンに口を縫われてしまう。アンジェラはジャクソンを助けるため家の中へと戻るがヘルマンにつかまり、ジャクソンの隣に連れてこられる。そして、ジャクソンはヘルマンにどこか別の場所へと連れていかれる。

エリオットがふたりを助けにやってくる。アンジェラは口を沼れている最中だった。彼はヘルマンともみあいになり、とがった棒を刺して殺した。逆上したグリーンが包丁でエリオットを切りつけ殺そうとする。アンジェラはその場にいた3人の子供の幽霊に助けを求める。すると子供たちは甲高い叫び声を上げ、グリーンは耳を抑えへたり込む。そのすきにアンジェラはグリーンの喉にピックを突き立て殺す。

アンジェラはけがをしているエリオットのために助けを呼びに家を出る。途中で、前を歩いているジャクソンを発見し、声をかけた。ジャクソンは振り向きベスを見たかと聞いてくる。無傷だったジャクソンを見てアンジェラはそれが幽霊で、彼が死んでいることを悟った。

アンジェラは祖父と電話をしていた。祖父は大変な目にあったアンジェラを心配し「ひとりでいてはいけない。今からそちらへ向かう」という。そこでアンジェラに何者かの影が覆いかぶさる。彼女は「ひとりではない」と答えた。

おわり

まとめ

ツイストの効いた展開は結構よくてお得感がありましたが、ショッキングなホラーではないため物足りない面もあり。キャラ描写は丁寧で見ごたえありです。

作品情報

監督:オーラフ・デ・フルール
キャスト:フローレンス・ピュー、ベン・ロイド=ヒューズ、セリア・イムリー、スコット・チャンバース、ジョージナ・ビーバン
原題:Malevolent
製作年:2018年
製作国:イギリス
上映時間:88分
参考サイト:映画.com

コメント