「ブラッド・インフェルノ」映画感想(ネタバレ/結末)中だるみはあるが楽しいシーンは多い

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「ブラッド・インフェルノ」。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

感想

面白いシーンもありますがテンポが悪く退屈してしまう場面もあります。点数は7/10とします。

過去の洪水で町全体が廃墟となったエペクエン。この町で起こった洪水をテーマにドキュメンタリーを撮ろうと撮影クルーがやってきた。しかし、車が途中で止まり、立ち往生してしまう。そこへ動物の骨を被ったおかしな連中がやってきて…というお話。

序盤や終盤は結構楽しめましたが、中盤はかなりテンポが悪く退屈です。全体的にみるとこの中盤の退屈さに目をつぶればそこそこの楽しい映画という感想になりました。

序盤は楽しいシーンが多いです。立ち寄った先のガソリンスタンド店員の不穏な感じが出ていいです。「トイレをかりといて何も買わないってことはないよな?」といって虫の付いたパイを買わせたり、ガソリン代をぼったくられたり・・・。トイレの汚さも異常で便器にこびりついた汚れなど本当に目をそむけたくなるほど(笑)

この先は終盤まで特に何も起こらない退屈な展開が続きます。結構ダラダラしているので眠たくなってしまいました。このシーンいる?と疑問に感じる蛇足的なシーンも多くありました。

終盤は殺人鬼たちにつかまってしまいあらゆる酷いことをされ殺されてしまうという展開でなかなか楽しめます。小便をかけられたり、人肉料理を食べさせられたり、、、。あと、残酷描写もあるので満足度は高めです。

このように序盤と終盤は印象的なシーンも多くなかなか楽しめます。中盤の無駄なシーンを削り、もうひと展開が加わればもっと良い作品になったのではと思いました。

あらすじ

エペクエンは過去に起こった洪水によって町全体が廃墟となってしまっていている。

そのエペクエンにヴァスコが率いる撮影クルーたちが車でやってきた。彼らの目的はエペクエンで起こった洪水をテーマにしたドキュメンタリーを撮ること。実際に被災したカーラという女性も同行しおり、彼女から当時の話などを聞く構成の作品になる予定である。途中でトイレ休憩で寄ったガソリンスタンドの店員たちとちょっとしたもめごとになりつつも、無事にカーラが被災前に住んでいた自宅へ到着した。

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カーラの自宅で最初の撮影を終え車で移動していると、突然車が止まってしまう。降りて確認すると燃料ホースが何者かによって切られており、ガソリンが漏れ出ていた。クルーたちは、替えのホースを買いに行く者、歩いて撮影場所に向かう者、車のそばで待機する者に分かれた。

分かれた先々で動物の骨でできたマスクをかぶった殺人鬼に襲われ連れ去られるクルーたち。連れ去られた先はとある建物の中で、マスクの何者かとは実はガソリンスタンドの店員であった。そこでありとあらゆるひどい目にあわされ、中には殺されるクルーもいた。

殺人鬼たちに連れ去られなかったディエゴは仲間たちを助けにやってきた。しかし、殺人鬼に見つかり、つかまってしまう。食事を無理やり食べさせられているときに隙を見て逃げ出すディエゴ。ここで、カーラが殺人鬼の仲間であることが判明する。そして、ディエゴはカーラに刺し殺されてしまった。

ヒッチハイクする女性をみて車を止める男2人組。その女性はカーラであった。男たちにどこまで行くかと聞かれたカーラはエペクエンと答えた。

おわり

まとめ

中盤は退屈ながら、楽しめたシーンもあり、そこそこ楽しめたという感じです。このタイプの映画に見慣れた方は物足りないと感じるかもしれません。

作品情報

監督:ルチアーノ・オネッティ
キャスト:アグスティン・パデッラ、ビクトリア・モレッツ、ダミアン・ドレイジク、ビクトリオ・ダレッサンドロ
原題:Los olvidados
製作年:2017年
製作国:アルゼンチン・ニュージーランド合作
上映時間:93分
参考サイト:映画.com

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