「ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊」映画感想(ネタバレ)アルバニアを舞台にした超オススメアクション映画!

ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊(字幕版)
ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊(字幕版)

「ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊」は2019年のアメリカ映画。監督は「ルール 無法都市」「デイライツ・エンド」のウィリアム・カウフマン。主演は「ルール 無法都市」、「ランボー5/ラスト・ブラッド」のルイス・マンディロア。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報


監督:ウィリアム・カウフマン

キャスト
アーマンド・アサンテ
ルイス・マンディロア
ユーリ・クッシェンコ
ラフシャナ・クルコバ
イゴール・ジジキン

原題:Lazarat

製作年:2019年

製作国:アメリカ

上映時間:103分

あらすじ

東ヨーロッパのアルバニア。この国の裏社会は、アルバニア・マフィアを率いるペデュラに支配されていた。アルバニア警察のアギム警部は政府のマフィア壊滅作戦の任を受け、少数精鋭の特殊部隊を編成する。部隊のリーダー・レイは、長年の潜入捜査が実りマフィアのメンバー・イリルの逮捕に成功する。その後、レイたちはマフィアが麻薬取引をするクラブを急襲し、売人も逮捕する。さらにイリルからイタリアマフィアとの新たな取引情報を得て、ペデュラ逮捕に突き進むレイとメンバー。しかし、その捜査は善と悪が互いにスパイを送り込み、誰が敵で誰が味方か分からない混沌とした世界だった。

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

銃撃戦は必見!

銃撃戦のシーンが大量でしかもその銃撃戦がめちゃくちゃかっこよくて楽しめた映画です。

アルバニア警察のレイ、エレナたちはアルバニアを裏で操る犯罪組織のボス「フランク」の逮捕するべく動き出す…という話です。

銃撃戦が大量に用意されており、どれも見ごたえがあるのでそういうアクション映画が好きな人は楽しめると思います。特にラストの村をまるごと使った長尺の銃撃戦は最高ですね。スナイパーライフル戦や中ボス(実質的に一番強い敵)が用意されていたりいろんなバリエーションの戦いが入っていて飽きないようになっています。特に中ボスのシーンは本当にカッコいいです。この中ボスがひとりでどんどん警察隊を倒していく姿は敵ながらすげぇと思わず興奮してしまいます。YoutubeでFPSゲーム(オンライン)がうまい人のプレイ動画を見ている感覚になりました。この人ひとりで何キルすんの?…と感動を覚えます。

命がけの仕事に就く警察官への尊敬を感じる映画でした。潜入捜査官たち主要キャラたちはもちろん特殊部隊所属の名もなき警察官が犯罪組織と命がけで戦う話です。本作は特にこの名もなき警察官がやられていくという描写がほかの映画と比べてもかなり多いです。映画でこういうシーンを見ると命を懸けてまで治安を守ろうとする人たちすげぇ…と毎回思うわけです。この映画はその部分をあえて強調して描いているような感じがします。まさに、あるキャラが命がけで悪党と戦う警察のむなしさを語る場面があります。その言葉を聞いた主人公たちはその後も粛々と作戦に取り組みます。製作陣は命を懸けて悪に立ち向かう人たちの姿を尊敬の念をもって描いていると感じました。特にラストで無事犯罪組織を壊滅させたあと、登場キャラたちのやり切った顔をアップで見せるあたりにグッと来てしまいました。そしてそのあとに映る、休む間もなく後片付けする名もなき警察官にさらに感動。良い映画を観たなとさわやかな気分になれるラストでした。(起こっている事態は悲惨なものですが)

総評

迫力のある銃撃戦がいくつもあり満足度高めな映画。監督のウィリアム・カウフマンはほかにもアクション系映画を撮っているので観たくなってきました。というわけで評価は9/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

レイ:アルバニア警察のベテラン捜査官

エレナ:アルバニア警察の巡査

イリル:マフィアのメンバーでヤク取引を行っている。

アギム:アルバニア警察の警部。

フランク:アルバニアを裏で操る巨大犯罪組織のボス。

犯罪組織の壊滅に向けて動き出す警察

アルバニア警察の捜査官レイは長年の潜入捜査の末、ヤク取引を仕切るイリルという男を逮捕。このイリルを足掛かりに裏社会のボスであるフランク・ペデュラを逮捕し、アルバニアから犯罪組織を一掃する作戦が開始。警部のアギムを指揮官として、捜査官のレイや巡査のエレナ、コロといったメンバーが集められ、精鋭チームが結成されました。

取引現場に向かうが

フランクの逮捕は困難を極めるからと、まずはその部下たちを逮捕していくことに。家族の保護と彼自身の免責を条件に、イリルは仲間のヤク取引の情報を警察に教えました。警察隊はイリルから聞いた取引現場の倉庫に踏み込みますが、そこで取引は行われておらず、事前に警察の情報を手に入れていたフランクがひとりで悠々と待っていました。フランクは警察署で取り調べを受けますが、証拠不十分で釈放されます。

ある男の逮捕に向かう

次の手としてフランクの側近であるベスニクという男を逮捕することになります。ベスニクのいるホテルに突入し隊列を組んで進んでいましたが、過去にベスニクと因縁のあるエレナがひとり別行動を始めます。彼女はベスニクの部屋に入ったことで見つかってしまいもみ合いになった結果、ベスニクを殺してしまいます。

移送中に襲われる

時を同じくして、イリルやほかの逮捕者を刑務所に移送しているところへフランクの部下が急襲…。銃撃戦の末に警察隊やアギムが殺されしまいます。さらに部下はイリルを殺しもうひとりの逮捕者を連れ去っていきました。移送の情報が相手にばれていたのは警察内部の情報をコロが相手側に売っていたためでした。

フランクのいる村へ

警察に出動命令がでたためフランクが拠点とする村にレイやエレナ、その他大勢の警察隊が向かいます。そこは村全体がフランクの支配下に置かれた場所でした。到着するなり激しい銃撃戦に発展。何人もの犠牲を出しながらフランクのいる建物までたどり着いたレイとエレナ。ふたりはフランクと撃ち合いになり、フランクは死亡。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

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