「クンティラナック 鏡の中の幽霊」映画感想(ネタバレ/結末)テンポが悪く恐怖度も低め

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのはNETFLIXオリジナル映画の「クンティラナック 鏡の中の幽霊」。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

感想

全体的に恐怖感はそこそこで話のテンポが悪く退屈な場面もあります。点数は6/10とします。

ある孤児院に持ち込まれた古びた鏡。その向こう側にはクンティラナックという幽霊が潜んでおり、孤児院の子供たちをさらおうとするが…というお話。

クンティラナックという聞きなれない言葉ですが、これはインドネシアなどに伝わる神話に登場する幽霊のことのようです。本作ではこのクンティラナックが子供を襲い、鏡の向こう側に連れていく悪霊として登場しています。その見た目は「貞子プラス悪魔」という感じで結構怖いです。霊を撮るカメラワークなどもよくしっかり恐怖を味わうことができました。ただそれも序盤だけの話ですが…。というのもこの霊が「子どもを鏡に引きずり込む」までが結構長くテンポが悪いです。悪魔や幽霊が登場するホラー映画で憑りつくための前段階として人間の前に姿を現しビビらせ精神的に追い詰めていくという展開はよくありますが、本作はその部分が結構しつこく繰り返されるので、だんだんとこの霊に慣れてきて怖くなくなってきます。付け加えると、この霊が登場するたびに「イヒヒヒヒヒ!」みたいな古い笑い方をして登場するのでその点も若干恐怖度が下がっているポイントです。

5人の子供たちのキャラはそれぞれたっていて、彼らの気の抜けたやり取りなどは本作の大きな魅力だと思います。まぁ、本筋と関係ない部分もあり、その点を削ってくれたらなとは思いましたが。あと、誰かがとぼけたことを言ったときに流れるチープなSEは僕には合いませんでした。まぁ本作は「5人の子供たちによる珍道中」的な面もあるのでこういう軽めな感じでもいいのかなとは思いますが・・・。

本作で怖かったのはオチの部分。クンティラナックが連れ去った子供は計3人で、孤児院の5人の子供たちのうち2人は助かったものの、5人とは別の、最初にさらわれた子供は死体として発見されるという部分。割と軽めな作風なので全員助かるハッピーエンドかなと思っていたので、「そういう終わり方なんだ・・・」とゾワッとしました。

あらすじ

自宅で遊んでいたアンジャスは亡くなった母の姿をした“何か”に古びた鏡の中に引きずり込まれてしまう。

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同じ頃。
とある孤児院に子どもたち5人と、彼らの母親代わりの“ママ”が暮らしていた。“ママ”がしばらく海外へと行くことになり、当面の間リディアが子どもたちの母親代わりとして孤児院に住むことになった。

リディアは恋人のグレンに孤児院の割れた鏡の代わりを買ってきてほしいと頼む。グレンははその時ちょうどアンジャスが行方不明になった家を取材中だったため、その家にあった古びた鏡を孤児院に持って帰ってしまう。それ以来子供たちはクンティラナックの存在を感じるようになる。ミコは他の子供たちにクンティラナックについて書かれた本をみせる。クンティラナックは子供を連れ去り魂を奪う霊であるという。連れ去られた子供たちはどこか秘密の場所に隠されている…。

ある日、子供たちは「クンティラナックの写真を撮ると賞金がもらえる」という企画のためにアンジャスの家に侵入した。ディンダとパンジはそれぞれアンジャスを遭遇してしまう。そして、ディンダは釘の絵、パンジは杭の絵をアンジャスから見せられる。子どもたちは家から飛び出し、孤児院へと走って帰る。

その夜、アンバーは寝言で「ママに会いたい」とつぶやいていると、クンティラナックが鏡から現れる。クンティラナックはアンバーが起きた時には“ママ”の姿になっており、アンバーを抱きしめる。クンティラナックは“ママ”と一緒に来る?と聞くとアンバーは行くと答える。クンティラナックはアンバーを鏡の中に引きずり込んでしまう。ディンダが鏡を見るとそこにはアンバーが写っていて助けを求めていた。子どもたちは鏡の前でアンバーをさらうなら自分たちもさらえとクンティラナックに呼びかける。すると、クンティラナックは鏡から外へ出てくる。そして、ミコを鏡の中に連れ込んだうえ、ちょうど帰宅したリディアにとりつく。

ディンダは鏡にクンティラナックを倒すヒントがあるはずだという。クレスナは鏡のふちに古いジャワ語で書かれた“最強の者が主になる”という言葉を発見する。そしてその言葉を鏡に向かって叫ぶが何も起こらない。啓示を受けた者がその言葉を発する必要があるという。ディンダは自分に啓示があると気づき、その言葉を何度も叫ぶ。すると鏡の装飾から釘が飛び出しきた。それはアンジャスがディンダに伝えた釘の絵とよく似たものだった。ディンダは鏡から出てこようとしていたクンティラナックの頭にその釘を突き刺した。クンティラナックは叫び声を上げながら鏡の中に消えていった。

連れ去られたアンバーとミコはそれぞれ木の上、にわとり小屋の中で見つかった。アンジャスは森の中で遺体で発見された。

まとめ

正直微妙な出来の映画です。子供たちのやりとりは面白くよかったと思いますが、怖さはあまり感じません。テンポも若干悪いので退屈なところもありました。

作品情報

監督:リザル・マントファニ
キャスト:サンドリナ・ミシェル、オーレリー・ムーレマンス、フェロ・ワランドウ、アンドリアン・ビマ、キアラ・ナディン・ブロスナン、アリ・フィクリ、アドゥル・ファレジー、ネナ・ロジエ
原題:Kuntilanak
上映時間:105分
製作年:2018年
製作国:インドネシア
参考サイト:NETFLIX

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