「シャットダウン」映画感想(ネタバレ)この家、何かがおかしい…

シャットダウン(字幕版)
シャットダウン(字幕版)

「シャットダウン」は2018年のチェコ・ スロバキア合作SF映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:カレル・ヤナック

キャスト
ガブリエラ・マルチンコワ
ボイチェフ・ダイク
ズザナ・ポロビヤコバ
オンドレイ・マリー
ウラディミール・ハイドゥ

原題:Intimate Enemy

製作年:2018年

製作国:チェコ・ スロバキア合作

上映時間:108分

あらすじ

最先端プログラムを搭載した住居を設計・開発した夫と、そこに暮らすことになった妻。そこは高性能のAIにより、希望する全てが叶う場所。しかしその便利で快適な生活は次第に暗転していく。夫の浮気を思わせる差出人不明のメールが妻の元に届いたり、近隣に住むアプリ開発者がシステムに侵入してきたり・・・。夫の会社が住居システムをテストする前提で家の中を監視していることも相まって、疑心暗鬼になっていく。システムを操っているのは一体誰なのか―! ?

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

AIを搭載した何でもやってくれる家

AIを搭載し身の回りの世話をしてくれる家“インテリジェント・ホーム”に試験的に住むことになった夫婦(ズザナ、アンドレイ)に降りかかる恐怖を描いた作品。夫のアンドレイは会社に出勤するため夜遅くまで家を空け、ズザナがひとりで過ごす時間が多くなり…。はじめは自動的にあれこれやってくれる家に満足していたズザナでしたが、家の周りをうろつく不審な隣人を発見したり、AIが命令通りに動かなくなったりと不穏な雰囲気になっていきます。やがて家のシステムに外部から侵入したような形跡を見つけ、何者かがズザナに危害を加えようとしているのではないかという展開に。犯人は、ネットに詳しい隣人か?自分の夫(アンドレイ)か?それとも…?一連の不可解な出来事の犯人は誰なのかを追っていくのが本筋となっており結構楽しい映画です。

結末の話をすると実は犯人はAIです。AIが題材になっているのだから最終的な犯人も今の流行らしくAIだろうと予想しながらみるわけで、そこに意外性はありません。犯人だと疑われる隣人もあまりにも怪しいのでこの男は違うだろうとわかってしまいます。ただ、そこにズザナとアンドレイの夫婦関係がぎくしゃくする展開を入れ込むことで、もしかしたら本作はAIの暴走モノものではなく、SFだと偽った夫の都合のせいで仲が悪くなってく夫婦関係を描いたドラマなのか?と想像もできるので、結末がわかっているとはいえ緊張感はひと時も途切れることがなく面白く観ることができました。結末についても個人的に想像していた、進化しすぎて自我を持ったAIが人間を出し抜くというオチではなく、人間の要求に大真面目に答えようとしすぎたあまりに暴走してしまったAIの話で、暴走するにしてもより身近に感じる地に足のついたラストが怖く感じました。妻が夫に対して性的な不満を抱えている点を重要な要素として入れ込んでいるのもフレッシュでよかったと思います。

不満点というか疑問点としては終盤、ズザナが夫のいる病院まで車を飛ばして戻るという場面の意味がいまいちわかりません。AIの追跡から逃れるために車で暴走しているらしいというのはわかりますが、説明不足で何がしたいのか伝わってきませんでした。

総評

身近に感じるSFでゾッとする恐怖を味わうことができました。なかなかおすすめな作品です。というわけで評価は8/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

アンドレイ:AIによって管理された住居“インテリジェント・ホーム”を開発している男性。

ズザナ:アンドレイの妻。

インテリジェント・ホームに住むことになった夫婦

アンドレイはある会社で、AIを搭載しあらゆる家事をこなす家“インテリジェント・ホーム”を開発中…。彼は、実用化に向けてその家をテストする責任者に任命され、妻のズザナとともにそのテストハウスに1年間住むことになりました。

不可解な出来事が頻発するように…

アンドレイ、ズザナ夫妻はテストハウスで生活をスタートさせます。アンドレイは会社に出勤するため家を空けることが多く、ズザナがひとりで自宅にいる時間が長くなっていました。そんななか、ズザナ宛に匿名の贈り物が届いたり、AIがズザナの指示通り動かないということが頻発するようになっていきます。コンピュータ関連に詳しい隣人がテストハウスのシステムにハッキングを仕掛けていると考えたズザナは彼の家に忍び込みますが、これといった証拠をつかむことができません…。それどころかその隣人が家にやってきた際、電流の流れた防犯用の鉄柵に触れてしまい死亡するという事態になってしまいます。アンドレイは、おおごとになったため彼自身やズザナのプロファイルをシステムから削除した後、シャットダウンします。

アンドレイを殺そうとしたのは

しばらく時間が流れ、アンドレイはテストハウスのシステムを再起動します。その後すぐに、家にやってきた何者かに胸を撃たれて危篤状態に陥ってしまいます。病院に駆けつけたズザナのスマホに、テストハウスのAIからメッセージが入ります。AIはネットを通じて病院の電気を落とすことができることを見せつけズザナに家に戻って来いと命令しました。ズザナは急いでテストハウスに戻りAIを搭載したコンピュータの電源を切ろうとします。AIはそれに対抗して病院にアクセスしアンドレイの麻酔量を変更し殺そうとします。ズザナは何とかコンピュータの電源を抜き、急いで病院に戻るとそこには意識を取り戻したアンドレイがいました。

なぜAIは暴走したのか

テストハウスを開発した会社の調査により、AIの暴走の原因はプログラム中の共感インターフェースだと判明。AIはズザナの望むことをかなえようとした結果あのような大暴走に至ったのでした。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

 

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