「デッド・シティ」は2019年のベネズエラ・メキシコ合作のゾンビ映画。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:フラビオ・ペドタ
キャスト:
ルーベン・ゲバラ
レオニダス・ウービナ
マグディエル・ゴンサレス
ゲンナ・シャネル・ヘイズ
原題:Infection
製作年:2019年
製作国:ベネズエラ/メキシコ
上映時間:97分
感想
見せ場はそこそこあるけど・・・。
ベネズエラの首都・カラカスで原因不明のウイルスが蔓延し、人々が凶暴化する。医師のアダムは混沌とした街へひとり息子を捜しに向かうが…。
※【重要なネタバレなしの感想】とその後【重要なネタバレを含む感想】が続きます。
ベネズエラのある街にゾンビが現れ、あっという間に街中がゾンビだらけに!アダムは義父母に預けた息子と再会するためゾンビだらけの街を命懸けで進んでいく…的な内容。
オーソドックスなゾンビ映画で、そこそこの面白さです。街中が大パニックになり道路が車で埋まり人々が逃げ惑う場面や、乗り捨てられた車たちが大量にある長い道を進んでいく場面、真っ二つになった飛行機の間を進んでいく場面など、スペクタクルな画もありワクワク感があります。全速力で走るゾンビもちゃんと怖く、登場キャラが追われるとき。特に軍人が守るウイルスの研究所にたくさんのゾンビが一斉にやってくるところとかなかなかの恐怖感があります。ただ、本当にオーソドックスな作品で、本作ならではの特徴もないので、「だったらもっと金のかかった傑作ゾンビ映画を観ればいいんじゃね?」という感じもしてきますが。
欠点を言えば、主人公の行動が行き当たりばったりで話が分かりづらくなっていることでしょうか。最終的な目標は義父母の家にいる息子のもとにたどり着くことなのですが、その間にたまたま出会った人たちと共に行動しては別れ・・・を何度も繰り返していく展開が続き、結局この主人公の目的は何なんだというのが観ているうちにだんだんとわからなくなってきます。ぶっちゃけてしまうと、個人的には前述した息子のもとにたどり着くという最終目標も、終盤になってようやく理解しました。最終目標についてはおそらく映画の序盤あたりで示されているはずで、僕が理解してないのは単に見落としなわけですが、それにしても主人公が何の目的で行動してるのかわかりづらい…。これは観た方なら共感していただけるのではないでしょうか?
総評
オーソドックスなゾンビ映画としてそこそこ楽しめる出来。ただ、これといった特徴もないのですでに旧作になっている名作ゾンビ映画を借りるのがいいかも。
というわけで評価は7/10としました。
ストーリー紹介
アダムは妻を病気で亡くしてから息子のミゲルと二人で暮らしていましたが、しばらくの間ミゲルを遠く離れた義父母の家に預けることに。
そんななか、ある街に一体のゾンビが現れ、次々と感染者が増えていきます。
アダムの住む田舎の村にもゾンビがやってきて、村人たちも感染していきます。
アダムは隣人のジョニーとともに、村から脱出しミゲルのもとへ向かうことにします。
その間も、徘徊するゾンビに襲われそうになるなど、移動するにも命がけです。
道中、免疫学の専門家でもあるアダムはゾンビウィルスの研究を進めるWHOのルーシー博士の研究テントを訪れ、研究に協力することに。
しかしその場にもゾンビが現れ、そこから逃げなければならない状況に…。
ルーシー博士が研究の続けるためには環境の整った研究施設までたどり着く必要がありました。
アダムはジョニーに対し、ルーシー博士に同行するよう頼み、ひとりで息子のミゲルがいる義父母の家に向かいます。
家に着いたアダムはミゲルを発見しますが、彼はすでにゾンビにかまれていました。
アダムはミゲルを連れルーシー博士たちと合流しようとしますが、街で別の人間と揉め、アダムが銃で撃たれミゲルが連れ去られそうになります。
アダムが目が覚めるとそこはルーシー博士やジョニーがいる研究施設でした。アダムとミゲルは街中で襲われましたがその後無事保護されたのでした。
ゾンビにかまれたミゲルでしたが、10歳以下の人間には今回のゾンビウイルスに対して免疫があったため発症せず無事でした。
アダムはミゲルの血液から血清が作られそれが国中に配布されているとルーシー博士から聞かされました。
おわり
参考サイト:ゲオ宅配レンタル
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