「クワイエット・ボーイ」映画感想(ネタバレ/解説)大人たちが恐ろしいホラー

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「クワイエット・ボーイ」。今までの詳細なあらすじを書くスタイルが若干変わりました。ネタバレを含むのでご注意ください。
クワイエット・ボーイ(字幕版)
クワイエット・ボーイ(字幕版)

作品情報

監督:ステファノ・ロドビッチ
キャスト:
アレッサンドロ・コラービ
テオ・アキーレ・カプリオ
カミッラ・フィリッピ
フィリッポ・ニグロ
原題:In fondo al bosco
製作年:2015年
製作国:イタリア
上映時間:93分
参考サイト:映画.com

あらすじ

村の大人たちが悪魔の格好をして、子ども達を驚かせる祭りの日。4歳になるトマソは祭りを怖がって父マヌエルのそば行くが、酔っている父に邪険にされる。母リンダは精神的に薄弱なこともあり家で寝込んでいて、その後トマソは一人森の中へ入りこみ、行方知れずになってしまった・・・。事件から5年後。街の地下道で孤児の少年が保護される。少年は何もしゃべらないが、年齢、身体的特徴から行方不明だったトマソではないかと連絡を受けたマヌエル。DNA検査も合致し、事件を後悔しつづけていたマヌエルは息子だと信じるが、飼い犬が息子にだけ吠えたり、教会を気持ち悪がるなど、凶暴な態度、素行に村人たちだけでなく、リンダと祖父も少年を息子ではなく悪魔の子だと疑う。そして、恐怖を感じた村人やリンダ、祖父は態度をエスカレートさせていく・・・(Amazon)

ストーリー紹介

登場人物

トンミ:4歳の少年。祭りの日に行方不明になる

マヌエル:トンミの父親でリンダの夫。酒飲み。

リンダ:トンミの母親でマヌエルの妻。

ディミトリ:村のレストランで働く青年。

ハンネス:警察署長。リンダとデキている。

忽然と姿を消すトンミ

12月5日のクランプスという祭りに参加していた4歳のトンミは祭りが怖くなり父マヌエルのもとへ駆け寄ります。しかし、父は酔っていたこともあり、全くトンミの相手をしません。その後、トンミはひとりで森の中をさまよったあと、行方不明になってしまいます。マヌエルはこの件の犯人として疑われ逮捕されますが、その後釈放。トンミの母リンダは自殺未遂の末入院しました。

地下道で保護された少年

トンミの失踪から5年後。地下道で孤児の少年が発見されます。DNA鑑定の結果トンミだと判明。5年ぶりに家族と一緒の生活が始まりました。

トンミではないと疑う大人たち

リンダは「においが違う」といって保護された少年がトンミではないのではないかと疑い始めました。リンダの父ピエトロや村人のディミトリは「あれはトンミではなく悪魔だ」と言います。トンミが無事見つかったことを祝うパーティマヌエルが村人を招待するも、怖がった村人はやってきませんでした。

少年はトンミではなかった

村人のディミトリの言動を不審に思ったマヌエルは彼に詰め寄ります。するとディミトリは「あの少年はトンミではない」といって祭り当日に起こった出来事を話し始めました。山小屋でたむろしていたディミトリとその友人たち。そこへ迷子になっていたトンミがやってきます。トンミはびっくりしたのかその場から逃げだします。そのあとをディミトリが追いかけ、肩に手をかけたつもりが押し倒してしまい、トンミは動かなくなってしまいます。その後、ディミトリは友人たちの元に戻り、トンミが倒れている場所まで連れてきました。そして彼らは人目のつかない穴にトンミを隠しました。話を聞いたマヌエルはディミトリたちがトンミを隠した場所まで行き彼の遺体を発見しました。

トンミ失踪の真実が明らかに

少年がトンミでないと知ったマヌエルはDNA鑑定にかかわったハンネスに詰め寄ります。ハンネスによると鑑定の際トンミの髪の毛をわざと提出したと言います。それはリンダのためでした。真相はこうです。ディミトリに突き飛ばされ、気絶したトンミ。その後意識が戻り自力で自宅へ帰り、寝ていた母リンダを起こそうとします。しかし、疲れていたリンダは寝ぼけながら強くトンミを抱きしめ窒息死させてしまいます。リンダはそのことに気づいていません。トンミが死んでいるのを発見したリンダの父ピエトロは、遺体を家の外へ運び出します。その途中、トンミを探していたマヌエルの声が聞こえてきたため、トンミを一度地面に置きマヌエルのもとへ向かいます。そのあいだにディミトリたちが横たわるトンミを発見し、その遺体を運びます。ピエトロがトンミを置いた場所に戻るもそこにはすでに遺体がありませんでした。ピエトロはそれが悪魔の仕業だと信じていましたが、マヌエルはディミトリたちがやったことだと明かしました。

マヌエルは井戸から少年を引き上げる

少年が悪魔だと信じ切ったピエトロはその少年を井戸へと放り入れます。マヌエルはロープを井戸へ投げ入れ少年を救出。リンダは警察へ逮捕されました。

マヌエルと少年はともに暮らす

リンダの逮捕の後、マヌエルは少年と一緒に暮らすことになりました。

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解説

クランプスとは?

クランプスとはヨーロッパなどに伝わる伝説上の悪魔のことです。また、12月にクランプスの衣装を着た人々が街を練り歩く祭りのことも指します。このお祭りの最中に実際に子供が連れ去られるという事件がおきているとのこと。

夫婦の仲が悪いのはなぜ?

マヌエル、リンダ夫婦の仲は非常に悪くリンダにいたっては不倫をしています。夫婦の不仲の理由ははっきりと語られていませんが、何が原因だったのでしょうか?マヌエルが大酒のみであるという設定があるのでもしかしたらそれが原因でリンダとの間に何かがあったのかもしれません。

感想

ホラーというよりも・・・

本作はホラー映画「クワイエット・プレイス」に便乗したタイトルからホラー映画だと思っていましたが、どちらかというと人間ドラマというほうががしっくりきます。行方不明になっていたある子供が5年ぶりに発見され家族と暮らすようになるが、母や周りの人間たちはその子が悪魔ではないかと疑い始め・・・というお話。子どもの姿をした悪魔が暴れるという内容のホラーではありません。むしろ、夫婦の不仲や周りにいる大人たちの保身に振り回される孤児の話という感じ。子どもが行方不明になった真相が徐々に明らかになっていく作りはなかなかスリリングです。複数の大人たちがそれぞれ自分たちのために動いた結果ボタンの掛け違いが起こり、悲劇へとつながったという脚本も結構うまいな…と思いました。ただ、その真相を明らかにする方法が安直な回想に頼ってしまっているのは少しモヤモヤしてしまいます。

総評

ジャケットやタイトルからショッキングなホラーを期待していましたが、これはこれでなかなか楽しく観ることができました。

評価は7/10としました。


本作はU-NEXTの31日間無料トライアルに登録することで付与されるポイント(600ポイント)でタダで鑑賞が可能です。(2020年2月1日 23:59まで配信予定)※本ページの情報は2019年2月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。
作品サイト:クワイエット・ボーイ

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