今回は「フロッグ」を鑑賞しました。
少年の失踪事件を担当することになった刑事の家で不可解な出来事が起こり始めるというスリラー映画。
どこに進むかわからないストーリーが面白い作品でした。
個人的な評価は8/10点です。
作品情報
監督:アダム・ランドール
出演:ヘレン・ハント、ジョン・テニー、ジュダ・ルイス、オーウェン・ティーグ
原題:I SEE YOU
製作年:2019年
製作国:アメリカ
リリース:2021-06-02
上映時間:98分
映画サイトでの評価:「IMDB」6.8/10点、「フィルマークス」3.7/5点。
ストーリー紹介
感想
・時系列ずらしが面白いスリラー
※途中で大きな仕掛けがある映画なので先に本編を鑑賞することをおすすめします。
少年の失踪事件を追っていた刑事の家で不可解な出来事が起き始めるが、その真相とは・・・というスリラー映画。
主人公グレッグ宅で起きた不可解な出来事の謎が、時間を過去に戻し別の人物の視点で再び語りなおされるというギミックが印象的な映画になっています。
不可解な出来事もオカルトめいたものから、生身の凶悪犯の仕業っぽいもの、はたまたその家の息子(コナー)によるものなのかと、いろんな可能性が考えられるようなっていてこの映画はどこに進んでいくんだろう?というワクワク感がたまりません!しかも、この不可解な出来事と少年の失踪事件とはどう繋がってくるんだという点も気になって仕方がないです。
不穏な音楽も恐怖感を駆り立ててきて、椅子を引きずるような?甲高いイビキのような?あの音がトラウマになりそうです。
ひととおり積み上げられた謎が、時系列をさかのぼって別の人物の視点を通して明らかになっていきます。別の人物とは、アレック、そしてミンディという二人の若者です。彼らは、グレッグ宅に勝手に侵入し空き部屋で生活を送ることに。主にアレックがグレッグ宅で不可解な出来事を起こした張本人で、あの時のあれは〇〇という理由でアレックがやっていましたという種明かしがされていきます。この辺りはギミックとしての面白さが十分に味わえます。
アレックの過激な行動が、「暇とエネルギーを持て余した若者の暴走」にもみえるバランスで描写されているのがうまいですね。彼の真意、真の目的がつかめないため話がどう転がっていくかが全くわからないという。
後半はさらに驚きの展開が続き、少年の失踪事件へとうまくつながっていきエンディングへ。最後の最後まで飽きさせない作りで、なかなか楽しめました。
強いて言うなら、不可解な出来事がアレックの仕業だったと明らかにされていく展開が長くダレてくるところが欠点ですかね。
まとめ
凝った構成が魅力のなかなか楽しめたスリラー映画という感じ。
二回目見るとさらに面白くなるタイプの映画だと思います。
興味がある方は見てみてください。
というわけで評価は8/10点としました。
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