どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「ハウスシャーク」。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
感想
悪ふざけのギャグや演技、おかしな言動が面白く楽しめました。ただ、登場するサメ含め全体的にチープな作品なので緊迫感は全くありません。点数は7/10としました。
フランクの家にハウスシャークが現れ次々と人を食べてしまう。彼は仲間を集め、ハウスシャークを退治することにする…というお話。
演技、演出、サメ(着ぐるみ)などあらゆるものがチープで、好き嫌いがはっきり分かれそうです。僕は序盤で悪ふざけとしか思えない演技をみたときには「上映時間が110分もあって全部観通せるだろうか」と不安になりましたが、そういう作風なんだとわかってからは楽しくなってきました。特にわざとらしく大げさな演技はニヤニヤしながら観ていました。あと、ストーリーとは関係ない小ネタを登場人物がたくさん放り込むのも楽しいあたり。不動産会社社長とエイブラハムが、エイブラハムの体が大きくなったのは筋肉かぜい肉かでもめるところは声を出して笑いました。あと、エイブラハムがハウスシャーク退治の仲間に加わるのに報酬として1万ドルを要求したのに逆に1万ドル払うことになるところも超馬鹿らしくてよかったですね。エイブラハムが人の顔を触る癖をやめられない小ネタも最高です。
ハウスシャークは安っぽい着ぐるみで怖くはありません。むしろ歩いている姿はかわいらしくすらあります。きっちりしたサメ映画を期待するとがっかりすることでしょう…。
あらすじ
フランクは自宅のトイレで息子の世話係の女性がサメに食べられてしまうのを目撃してしまう。
2か月後…。フランクはハウスシャークの潜む家には住めないと自宅の庭にテントを張り生活していた。彼の家は不動産会社に無理やり売りに出されようとしており、内覧に来た客などがハウスシャークに食べられてしまう。
続きを読むフランクはハウスシャークの専門家ザカリーと、不動産業者のエイブラハムとともにハウスシャークを退治することになった。
フランクたちは家に入り、ハウスシャークが現れるのを待った。しばらくしてハウスシャークが3人の前に姿を見せるもどこかへと消えてしまった。
再び現れたハウスシャークをエイブラハムがボウガンで撃とうとしたときザカリーはハウスシャークを生け捕りにしたいとつい口走ってしまった。問い詰められた彼は自分の本当の正体を明かした。彼は科学者で特殊なプルトニウムを扱っていたが、飼っていたサメが偶然被ばくしてしまい高い知能を持ったハウスシャークが誕生し、その後行方をくらませていたという。ハウスシャークは再生能力が優れており、並大抵のことでは死なない。ハウスシャークはすでに致死量の放射線を浴びておりもう一度被ばくさせれば連鎖的に爆発してそれ以上再生できなくなるかもしれないという。しかし、彼が持ち込んだプルトニウムはどこかへ無くなってしまっていた…。
ハウスシャークはサメのメスの着ぐるみを着たザカリーをキッチンのシンクの中へと連れていってしまう。その先で、ザカリーは温水器を破裂させ、家中を水浸しにする。水はフランクたちのもとにも迫っていた。フランクはザカリーと戦いながらなんとか排水溝の水を抜き、事なきを得た。しかし、ザカリーはどこかへと逃げてしまう。
ふたりのもとに再びハウスシャークがやってくる。フランクはザカリーのプルトニウムを発見した。ハウスシャークがリンカーンを飲み込もうとする間にフランクはプルトニウムをハウスシャークに注射した。しかし、ハウスシャークは爆発しなかった。そのかわりに酒好きのリンカーンを銃で撃つことで、アルコール濃度の高い血を流し引火させることで爆発させようと試みる。銃弾は、リンカーンの足に当たり無事ハウスシャークは爆発した。
雄たけびを上げるフランク。どこからかリンカーンの声が聞こえてくる。そこには生首のリンカーンがいた。フランクはあたりに飛び散ったリンカーンの体を拾い集め、縫合してもらうため病院へと向かった。
その10分前…。ザカリーは苦しそうにしながらフランクの家の外へ出てきた。彼の腹にはサメのようなものが浮き上がってきていた。
まとめ
いろいろとチープだけどそこが楽しい作品でした。好き嫌いはかなりはっきりと分かれると思います。予告編でどんな様子かを確認してから観るのがおすすめです。予告編(英語版)
作品情報
監督:ロン・ボンク
キャスト:
トレイ・ハリソン
ミッシェル・マーチャント
ウェス・レイド
ウェイン・W・ジョンソン
ネイサン・ボンク
原題:House Shark
製作年:2017年
製作国:アメリカ
参考サイト:映画.com
コメント