「パンデミック・ハウス」映画感想(ネタバレ)コロナ騒動によるロックダウン中にある家で起きた悲劇

今回は2020年12月4日にリリースされた「パンデミック・ハウス」を鑑賞しました。

コロナウィルス騒動による暴動・略奪によって強権的な外出禁止令が発令されたアメリカ。そのころある民家で映画撮影中のスタッフたちは家から一歩も出られなくなり、コロナ感染者も現れ始め…というスリラー映画。

閉鎖空間で争いが起こるという題材は悪くないけど、世界観が嘘くさいし、演者の演技も下手なのであまり乗れない映画でした。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「ストーリー紹介」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

郊外の一軒家で映画の撮影をしていた9人のスタッフ。しかし、コロナウイルスの蔓延と政府が発令したロックダウンによって街はパニックとなり、至るところで暴動が起き始める。

スタッフ・作品情報

監督:ミテシュ・クマール・パテル

原題:House of Quarantine

製作年:2020年

製作国:アメリカ

上映時間:81分

キャスト

ドリュー・リーサム
フィリップ・P・カーライル
ゾーイ・ウォーカー
ディラン・ガルシア、ケルシー・ウェザー

映画サイトでの評価

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中2.6点(2件の評価)。

ストーリー紹介

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

・舞台はアメリカのとある民家。

・その民家で映画監督の男性・パーカー率いる映画製作チームが撮影を行っていた。

・そのころ世間ではコロナウィルス騒動にともなう暴動・略奪が起こりはじめていた。しかも外出した者は警察官によって容赦なく射殺されてしまうような状況。


ここから重要なネタバレあり


一行はその建物の中でしばらく生活することになるが、その中から感染者が現れ仲間割れも起きはじめやがて死者が多数出てしまう。

最終的に生き残ったのは3人のみ。彼らは恐る恐る民家から出ていくが…。

ここでエンディング。

感想

※今回は重要なネタバレなしで行きます。

ジャケットに映るのは防護服を着た人物と、その後ろに舞台となる家の中から悲痛な表情を見せる人々。フチには赤色のコロナウィルスそのものが配置され禍々しさがなかなかいい。ちなみに防護服を着た人々というのはどこにも登場しません…。

コロナウィルス騒動のせいで民家に缶詰状態になってしまった映画撮影班の一行が極限状態の中殺し合いを始める、という今世間を大混乱に陥れているコロナ禍を題材にしたスリラー映画。

まぁ一言でいうと面白くないです。一応面白くない映画はレビューしない方針の当ブログですが、本作はじめコロナウィルス騒動に関連している映画はこの大変な時代を生きた記録として積極的にレビューしていく方向で…。

世界観が嘘くさい

映画の題材自体は一見すると面白そうではあります。閉鎖空間に閉じ込められた人々が極限状態の中争いはじめる、なんて定番ながらきちんと演出すればそこそこの映画になりそうです。

しかし、決定的に僕が乗れなかったのは、閉鎖空間を作りだすための方法。不自然というかウソっぽいんですよ。「家から出たら警官によって即射殺」という描写を入れることで映画撮影班が民家から一歩も外に出られない状況を作り出しているわけですが…。そんなことありますかね?いや、アメリカの状況はわからないので何とも言えませんが、即射殺はないでしょう。武器も持ってないのに。なんかディストピア社会を描いた映画を見ている気分になってきます。ちなみにこの時の警官二人がどちらもマスクすらしていないのも気になりましたがそれは置いとくとしましょう。

まぁフィクションなので現実に即した内容にしろとは言いませんが、独自の世界を描くならもう少しその点で説明が欲しかったところです。例えば冒頭の字幕でコロナウィルスのせいで外出したら即射殺される世界であることを明示するとか。本作は、コロナ騒動という現実の問題を扱いながら、映画独自のルールを何の説明もなしに入れ込んでいるのでどういう世界観なのかがぼやけてリアリティが薄れていると感じました。だから、劇中で何が起きようと正直どうでもいい感が付きまとい真剣に見る気が起きません。

主導権争いは面白い

ボロクソ言ってしまいましたが、ちゃんと面白かった点もありました。それは民家内で起こる主導権争い。仲間割れが起きてから暴力でその場を支配するものが次々と入れ替わるスピーディでハラハラする展開に突入します。特にトランスという巨体の男が寝ているうちに手に持つ銃を奪おうとするシーンは普通にドキドキしてしまいました。争いを繰り広げるキャラも(一部活かしきれてないけど)なかにはいいキャラもいました。とくにブレンナという発言にいちいちトゲがある嫌味な女キャラがよかったですね。彼女が登場するたびに何かよからぬことが起こりそうで、見ていてテンションが上がります。ただ、全体的に役者の演技スキルが低くてその点も面白い題材なのにどこか乗れない原因になっています。そんな役者として低スキルの彼らが序盤で“映画内映画”の演技をしていますが、そんな高度な芝居をやらせんなよ!と思いましたね。

 

総評

まぁ、一ミリも楽しめないとは言いませんが、ほかに予定があるならそちらを優先した方がいいに決まっています。どうしても暇ですることがない、しかも、コロナウィルスについての映画を見たくなった時に見るのが良いでしょう。

ということで、評価は4/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル

 

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