「ファイナルフェーズ 破壊」映画感想(ネタバレ/結末)VFXはかなりいいけど…

どうもジャケ借りくんです!
今回レビューするのは「ファイナルフェーズ 破壊」。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

感想

VFXに力が入った作品でその部分は見ごたえがあります。しかし、話はハラハラするものがなく面白くありません。評価は7/10とします。

ある星から発生した放射線によって地球は滅亡の危機にあった。地球を救うため「支配者」はジョセフという男を高次元の存在に作り替える計画を実行する。ジョセフはある装置に入れられ高出力のエネルギーを浴びてしまう。その後、ジョセフの体に異変が起き始め…というお話。

本作を観終わった後の感想はVFXを多用した派手な見せ場はいいけどどうも話が面白くないな…という感じでした。じっくり考えてみるとその理由がいくつか思いつきました。一つ目は、星から飛来する光線が地球まで来ると実際にどういうことが起こってしまうのかということが具体的に描かれないことです。序盤で、一応光線が照射された地球のイメージ映像みたいなものはありましたが、照射の瞬間にぴかっと光るだけのもので非常にわかりづらいです。このせいで、光線が地球に向かっていることの恐怖感が薄れてしまっています。具体的に人間がどのように死んでいくのかをみせてくれたら恐怖度も増したと思います。二つ目は、ジョセフをを高次元の存在に仕立て上げようとする「支配者」に敵がおらず、ひたすら彼の長話に付き合っている気分になることです。「支配者」はジョセフのストレスレベルを上げるため無理難題を彼に課し、人死にを大量に出す中ジョセフはそれにひたすら応じるというシーンが延々と続きます。地球を救うために多くの人間の命を犠牲にする「支配者」のやり方が間違っているからと彼と対立する人物や組織が登場するとかもありません。ほかの映画だったら、「支配者」のような人物に歯向かうキャラを置いてハラハラする状況を作ったりするものだと思いますが…。どうもストーリーに起伏がなく淡々としている印象です。3つ目は、“変容計画”がどういうものか具体的に示されず理解しづらいことです。これは下の「あらすじ」を書く時に困ってしまった部分です(笑)“変容計画”とは一応、「人間の体に高出力のエネルギーを浴びせDNAを変化させることで、神のような高次元の存在を創りあげること」だと僕は受け取りましたが、あまりにも抽象的過ぎてよくわかりません・・・。この分かりにくい設定のせいで話全体がボケボケになってしまい、のめりこみづらくなっています。

ストーリーはあまり面白くない本作ですがVFXは結構しっかり作りこまれていて見ごたえがあります。特に終盤、主人公の体が変異し、スーパーヒーローのような力を得てからは楽しく観ることができました。主人公が空を飛ぶシーンや、飛行機が墜落しそうになる場面はかなりいいですね。この“スーパーヒーロー”になるのがさえない中年太りのおじさんというのも好感が持てるあたりです。

ストーリーも主人公の境遇を描写した序盤のシーンはよかったですね。彼は妻を亡くし、娘二人とも疎遠になってしまっていまして、娘のひとりゾーイを食事に誘うも断られてしまうシーンなんかはいたたまれない気持ちにさせられました。それがこの中年おじさんですから悲壮感がものすごいです。

あらすじ

ある星から発生したガンマ線バーストが地球へ向かってきていた。それが地球に到達すれば人類は滅亡してしまうという。ある一人の男「支配者」が地球の滅亡を阻止するため、一度は中止された“変容計画”を秘密裏に再始動させる。その計画とは、人間をガンマ線バーストを受け止めることができる高次元のエネルギー体に作り替えるというものである。そして、DNA解析の結果、被験者に選ばれたのはジョセフ・ステッドマンという45歳の男であった。

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「支配者」は監視カメラなどを駆使し、ジョセフの行動を完全に把握できる環境を整えていた。ジョセフは、妻を病気で亡くしたショックから2人の娘と距離をとっていた。ある日、長女のゾーイとの関係を修復をしようと食事に誘うが、ゾーイは嫌がり冷たい態度をとる。それでも、食い下がるジョセフだったが仲裁に入ったゾーイの恋人マイケルを殴ってしまう。

娘との関係が修復不能になったと感じたジョセフは車の中で自ら命を絶とうと大量の薬を飲む。そこに「支配者」の部下が現れ、気絶させられてしまう。そして、特殊な機械で視神経に装置を埋め込まれてしまった。それ以降、ジョセフの脳内には「支配者」から映像や音声が送られてくるようになる。「支配者」は娘のレアを殺されたくなければ自分の言う通りにしろとジョセフを脅した。ジョセフは、“変容計画”の責任者の指を切断し、その実験施設に侵入した。責任者の指を使いセキュリティーを突破し、巨大な装置を起動させる。そして、その装置に入らされ、高出力のエネルギーにさらされる。その後装置は爆発し、実験施設はおろか周りの建物や人に甚大な被害を出した。

ジョセフの体は青く光り、強力な力を手に入れていた。「支配者」はジョセフに「お前の力で家族をひとつにまとめ、娘たちを救え」と告げる。そのためには潜在能力を引き出しさらに強くならなければならないのだという。ジョセフは「支配者」の命令により、次女レアを薬漬けにしているニコという男のもとへと向かった。ジョセフはニコにレアが薬づけにされている様子を撮影した映像をみせられた。すると、ジョセフの体から強力なエネルギーが発生する。ジョセフのストレスレベルが上がるほど彼の力は大きくなるのだった。しかし、ガンマ線バーストを止めるために必要なエネルギーには足らなかった。「支配者」はジョセフに“課題”を出し、彼のストレスレベルを上げていく。ジョセフは次第に力を増していき彼の体はエネルギーの塊のようになっていく。「支配者」は“最終段階”として、ゾーイを人質に取り、ジョセフにその場所までやってくるよう伝えた。ジョセフは空を飛び、瞬時にゾーイの囚われている場所までやってきた。そして、「支配者」の部下たちを倒し、ゾーイを助け出す。ジョセフがゾーイとその場を去ろうとしたとき、ゾーイの恋人マイケルは「我々を救いたまえ」とつぶやく。彼は「支配者」に“変容計画”の再始動を持ち掛けた人物であった。マイケルは銃でゾーイを撃ち殺してしまう。追い打ちをかけるように「支配者」はジョセフにレアを殺す映像をみせる。ジョセフのストレスレベルは最高潮に達し、地球を覆い隠すほどの強大なエネルギーを発した。支配者は「君という神を創りあげた」と言い残しエネルギーに飲み込まれていく。ほどなくして、ガンマ線バーストが地球に到来する。ジョセフはそのすべてを受け止め人類の滅亡を阻止した。ゾーイとレアはジョセフの力によって息を吹き返し、ふたりは抱き合った。

おわり

まとめ

VFXはいいが話はイマイチという作品です。話も序盤はよかったんですが…。僕としてはそこそこの面白さがある作品だと感じました!

作品情報

監督マシュー・サントロ
キャスト:ロン・エルダード、コルム・フィオール、ジョーダン・ヒンソン、マリエル・ジャフィ、オースティン・ストウェル
原題:Higher Power
製作年:2018年
製作国:アメリカ
参考サイト:映画.com

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