「ハロウィン(2018)」は2018年のアメリカ映画。1978年の『ハロウィン』の40年後の出来事を描いています。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:デビッド・ゴードン・グリーン
キャスト:
ジェイミー・リー・カーティス
ジュディ・グリア
アンディ・マティチャック
ウィル・パットン
バージニア・ガードナー
原題:Halloween
製作年:2018年
製作国:アメリカ
配給:パルコ
上映時間:106分
参考サイト:映画.com
あらすじ
ジャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺人事件の真相を調べていた。犯人の「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズは事件後ひと言も話さず、動機や感情は一切不明。事件の唯一の生き残りであるローリー・ストロードに話を聞いても収穫はなかった。しかしローリーは再びマイケルが自分の前に現れることを予感し、その時のためにひとり備えていた。そしてハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが再び街に解き放たれる。(映画.comより引用)
感想
40年ぶりの戦い
1987年のマイケル・マイヤーズによる殺人事件から40年後…。マイケルを刑務所まで移送中だったバスが事故をおこし彼はその場から姿を消してしまいます。そして、ハロウィンの夜、マイケルはハドンフィールドで殺人を繰り返します。1978年の『ハロウィン』でマイケルに襲われるもなんとか生き延びることができたローリー・ストロードはその事件以降、マイケルを倒すことに心血を注ぐ一方で家族関係など多くのことを犠牲にしてきました。そんなローリーとマイケルの戦いが大きな見どころになっています。
ローリーはあの事件以来、自宅を改造したり子供に戦闘スキルを身につけさせたりとマイケルの襲撃に備え準備を続けてきました。その一方で離婚を2度経験し、子供との関係もうまくいっておらずあの事件が残した影響は非常に大きかったのです。ローリーの40年間の苦悩が直接的に描かれないだけにあれこれと想像して切なくなってしまいます。本作のジェイミー・リー・カーティス演じるローリーは激渋で超カッコいいですね。かなり魅力的なキャラになっています。
ハロウィンの夜、バスから逃げ出したマイケル・マイヤーズは次々とハドンフィールドの住人を殺していきます。前のシーンでマイケルやローリーに接触していたアーロンとデイナがまずガソリンスタンドでやられるわけですが、アーロンがトイレの壁に何度も頭を叩きつけられるところがめちゃくちゃ痛そうです…。彼らはマイケルたちを焚きつけた感があるので自業自得とも言えますが…。チラッと映るガソリンスタンド店員のあごが割れた死体含め、この映画は期待できるぞ!と思わせてくれる序盤です。その後もマイケルは次々と住人たちを殺していきます。後ろから喉に包丁を突き刺したりとなかなかエグイ殺し方をしてくれます。ラストシーンでいよいよローリーの住む家に乗り込んできます。やっぱりこのシーンはテンションが上がります。ローリーは銃をかまえ家に入り込んだマイケルを探して回りますが、マイケルの神出鬼没っぷりを終盤まででたっぷり見せつけていたのが効いていますね。どこから現れるかわからないので観ていてビクビクしてしまいました。緊張感がずっと続く素晴らしいシーンになっていました。その後のローリーと娘の共闘シーンも最高にテンションが上がります。地下室に逃げていたローリーの娘カレンとその子供のもとにマイケルがやってきます。銃を構えながらもビビっているカレンでしたが実はそれは演技で、マイケルの体に銃弾を命中させます。カレン役、ジュディ・グリアの声が若い感じから油断していましたがそういえばローリーから訓練を受けたという説明がありましたね…。影から現れ銃弾を受け怯んだマイケルに襲い掛かるローリー!このシーンは涙が出るほどカッコいいです。地下室にマイケルが落ちてきたところでカレンと娘は1階にあがり、ローリーお手製の焼却装置でマイケルを家ごと焼いてしまいます。40年ぶりの因縁の戦いが超熱い作品でした!
総評
マイケルとローリーの40年ぶりの戦いを描いた熱い映画でした。というわけで評価は10/10としました。
ストーリー紹介
登場人物
ローリー:1978年にマイケル・マイヤーズが起こした殺人事件の生き残り。
マイケル・マイヤーズ:1978年にハドンフィールドで殺人事件を起こす。
カレン:ローリーの娘。
アリソン:ローリーの孫。
あの事件から40年後
1978年のハドンフィールドでマイケル・マイヤーズが起こした惨殺事件から40年後。マイケルは精神病棟に収容されていました。ジャーナリストのアーロンとデイナはその施設を訪れ、例の事件についてマイケルに話を聞くべくインタビューを試みます。マイケルの担当医であるサーティン付き添いの元、事件当時のマスクを見せつつマイケルに話しかけますが全く反応がありません。
事件の生き残り「ローリー」
マイケルと接触するも何の収穫も得られなかったアーロンとデイナは今度は、マイケルの起こした事件の生き残りであるローリーに話を聞くことに。ハドンフィールドにある自宅に一度は彼らを招き入れたローリーでしたが、すぐに家から追い出してしまいます。あの事件が彼女に残したトラウマは大きく、その後の人生に様々な悪影響を及ぼしていました。
マイケルを乗せたバスが事故を起こす
刑務所へ移送のためマイケルを乗せたバスが途中で事故をおこし、マイケルの消息が分からなくなってしまいます。
再び殺人を繰り返すマイケル
ハロウィンの日、マイケルはアーロンとダナをはじめとして、次々とハドンフィールドに住む人々を殺していきます。
マイケルを発見するローリー
辺りの見回りをしていたローリーは民家の2階にマイケルを発見し、銃を撃ちますがそれはマイケルの姿が鏡に反射しているものでした。そのあいだに彼はどこかへと消えてしまいました。
ローリーの家族が襲われる
外出中だったローリーの孫、アリソンはパーティが終わり友人のオスカーと家に帰っていていました。2人が分かれたところでオスカーはマイケルに襲われ殺されてしまいます。アリソンはマイケルに見つかってしまうものの保安官のホーキンズとサーティンに車で拾われ無事でした。
マイケルを車でひいたが…
ホーキンズは車を走らせていましたが途中でマイケルを発見しそのまま車を突っ込ませます。ホーキンズとサーティンは車外に出てマイケルの様子を伺っています。すると、突然サーティンが凶器を取り出しホーキンズを殺してしまいます。
サーティンはマイケルを車に乗せ走り出す
サーティンは意識を失った状態のマイケルをアリソンの隣に乗せ車を走らせます。しかし、その途中でマイケルが目を覚まし、サーティンを殺してしまいます。アリソンはその隙に逃げ出しローリーの家に向かいました。
マイケルがローリーの家にやってくる
アリソンの父レイ、母カレンはローリーの家にやってきていました。そこへマイケルがやってきます。レイは家の外へ出たところでマイケルによって殺されてしまいます。ローリーはマイケルが来たことに気づき、カレンを地下室へ避難させます。そして、ローリーは銃を携えマイケルと戦います。そのあいだにアリソンが家にやってきてカレンのいる地下室へと逃げ込みました。マイケルは地下室へ入ってこようとします。カレンはマイケルの姿が見えたところで銃を撃ち首のあたりに命中。その隙にローリーが後ろから包丁でマイケルを刺します。ローリーとの格闘の末、マイケルは地下室へ転がり落ちていきます。その間にカレンとアリソンは1階にあがります。ローリーはあらかじめ設置していた仕掛けを作動させ家ごとマイケルを燃やします。3人は燃え盛る家を後にし、通りかかった車に助けを求めました。(おわり)
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