今回は「リビング・ウィズ・ゴースト ある家族の物語」を鑑賞しました。
若者が訪れた屋敷で恐ろしい目にあってしまうというオカルトホラー映画。
よくある「訪問先で若者がひどい目に合う」系のホラーで目新しさもなく、退屈な作品でした。
個人的な評価は6/10点です。
作品情報
監督:ユージン・アブィゾフ
出演:ユーリ・チューシン、アンジェリーナ・ストゥレチーナ、ミハイル・メシチェリャコフ、アナスタシア・ウコロワ、マリア・リソヴァイア
原題:gosti
製作年:2019年
製作国:ロシア
リリース:2021-06-18
上映時間:87分
映画サイトでの評価:「IMDB」3.8/10点、「フィルマークス」2.8/5点。
ストーリー紹介
感想
・意外と普通のホラー映画
古びた屋敷を訪れた若者が得体のしれない何かに襲われるというオカルトホラー映画。
「リビング・ウィズ・ゴースト ある家族の物語」という邦題を見て「ホラー的手法を利用した人間ドラマ」がメインの話かと思ってましたが、思ったよりもがっつりとジャンル映画でした。若者たちが訪れた先でヒドイ目に合うというよくあるホラー。そんなよくあるホラーに「家族を亡くした男の末路」がプラスされ、うら寂しさ、物悲しさを感じさせるストーリーになっています。
後半では悪魔に命を狙われる怖い展開など、恐怖描写が多くなっていきます。人間の姿をした悪魔がものすごい形相で襲ってくるところなんかはびっくりしてしまいます。悪魔との火やショットガンを使った対決なんかも盛り上がっていいです。
このように悲しいストーリーや後半の盛り上がる展開など、いい点もあるのですが惜しいのは登場キャラに全然親しみを感じられないことですね。主人公キャティヤはまだいいとして、その他の若者たちがどうも好きになれない。勝手に家に侵入しといて家主が現れたらお前ホームレスだろ!とボコって地下室に監禁してしまうという描写でイライラ感がMAXになってしまいます。あと、彼らがシャレていてパーティ好きというのも陰キャな自分からしたら取っつきにくくてね…。最近見た「ゲームオーバー」みたいに突き抜けたクズキャラというわけでもないのでなんかどうも掴みどころのないキャラたちになっています。そんな彼らが悪魔に次々やられてていくのをみても「ほーん」としか思えず、ドキドキ感がありません。
まとめ
恐怖描写自体の量自体はそこそこあるものの突出した描写はなく、怖さに欠けるオカルトホラー映画という感じです。
「怖くて悲しい」ストーリーが気に入る人はいるかもしれません。
正直あまりお勧めできない作品ですが、まったく楽しくないわけではないので気になった方は見てみてください。
というわけで評価は6/10点としました。
コメント